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スリットの意味・種類・歴史をわやりやすく解説

スリット入りのミニスカートファッション用語集
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スリット(slit)とは、切り込み、裂け目、割れ目、切り口、隙間などの意。英語「slit」から。

スリットの意味

身体に余裕を持たせたり(動きやすくさせる)、衣服を装飾するために用いられます。

2か所の切れ端を別個に縫い、開き部分で重ならないことが多いです。この開きをスリット開き(スリット明き)ともいいます。

スリットの種類

概説

  • スカート、ネックライン、ポケット、アームホールなどに使われます。
  • それぞれ、スリット・スカート、スリット・ネックライン、スリット・ポケット、スリット・アームホール。
  • スリット・スカート…スリットの入ったスカート。切り込みの入ったスカートです。
  • スリット・ネックライン…前中央がカットされた衿ぐり。
  • スリット・ポケット…布を切り込んで作ったポケット。箱ポケットやウェルトポケットともいわれます。

参考 スリットポケットの作り方を解説。101: Single Welt Pockets – poppykettle

詳細

  • スリット・アームホールは、文字どおり、スリットのあるアームホールのこと。日本の着物の袖付の下の部分にある身八つ口のように開いていて、そこから腕を出して着ます。これは、ソニア・リキエルが1977年春夏のコレクションに発表したディテールが有名。
  • スリット・スカートは、スリットの入ったスカートの総称で、裾にスリットの入ったものが多いですが、スリットの長さは色々で、スリット位置も、前、後、脇など様々。おもに、スリム・スカート、タイト・スカートなど、裾口が狭く運動量の少ないスカートに用いられます。
  • スリット・ネックラインは、首繰りから前後中心などの縫い目に沿い、深く切り開かれたネックラインのこと。オープン・フロント・ネックラインとも呼びます。
  • スリット・ポケットは、切りポケットの一種で、ごく細い揉み玉縁式のポケット。似たものとして、ポケット口が箱形に作られた切りポケットに、箱ポケット、ウェルト・ポケット、ウェルテッド・ポケットなどがあります。箱ポケットでは背広の胸ポケットが代表的。また、スリット・ヤーンは、ポリエチレンやポリプロピレンのフィルムを細く切断し、熱延伸した糸のこと。全てが大きく堅いので衣料には用いられず、包装材料として使われます。

スリットの深いスカート:旗袍に多用されるスリット

スリットが施される場所は主に袖口、襟元ですが、ジャケットやコートの脇や裾、スカートズボンの裾などにも施されます。

スリットの深いスカートの一つの代表は旗袍です。

現代旗袍のように細いシルエットの場合はとくに、動作に余裕をもたせるためにスリットが深く入ってます。

次の参考画像はウォン・カーウァイ監督映画「花様年華」から。主演女優マギー・チャンの着る旗袍(ナルト柄)には、膝がしらから太腿中ほどまでスリットが入っていることが確認できます。

 王家衛『花様年華』 (c) 2000 by Block 2 Pictures Inc.

王家衛『花様年華』 (c) 2000 by Block 2 Pictures Inc.

よくある衣服史の本では、スリットが最初に使われたのは1910年頃に流行したホブル・スカートで、歩行を助ける目的だったといわれます。

しかし、満州族の旗袍はその3世紀以上前からスリットが入っていました。

清代滿族的旗袍 via 旗袍百年變奏 展現中國古典美 - 太陽報

清代満州族の旗袍 清代滿族的旗袍 via 旗袍百年變奏 展現中國古典美 – 太陽報

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