新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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さわやかウール : カバーモデルは岩下志麻

「マダム」1978年4月号(通算164号)表紙 モード写真集
「マダム」1978年4月号(通算164号)表紙
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さわやかウール : 自然素材を着る2

さわやかウール : この特集は岩下志麻さんの洋装を4点紹介しています。臨時増刊「マダム」1978年4月号(通算164号)に掲載されました。

さわやかウール : 「マダム」1978年4月号(通算164号)表紙。カバーモデルは岩下志麻。

「マダム」1978年4月号(通算164号)表紙。カバーモデルは岩下志麻。

当時、志麻ちゃんは37歳なので今号の特集「40代からのスタイル集」には少しだけ早い感じ。志麻ちゃんの特集は「自然素材を着る2」に収められ、今号のテーマは「さわやかウール」、44頁に記された次の引用のとおり春らしいウールです。

年齢を重ねるとともに、気負った所のない、さりげないおしゃれに心魅かれるものです。春の街着に着ごこちがよく、品格のあるウールをお召しになりませんか。ちょっとグレイッシュな甘い色調が今年の主流。粋な小物使いで春を演出しましょう。

「マダム」1978年4月号(通算164号)44頁

「マダム」1978年4月号(通算164号)44頁

上の衣装は身体の動きと春風を意識した流線的で軽快なシルエット。デザインは小林一行、服地提供はクローン、帽子デザインは平田暁夫、イヤリングとリングはベスト・インターナショナル、ブローチはヴァンドーム青山。

衿元が開いていて、メイクと帽子の組み合わせがかなりインパクトのある仕上がり。志麻ちゃんの顔は濃いので、これほど厚化粧するとニューハーフ風になります。

「マダム」1978年4月号(通算164号)45頁

「マダム」1978年4月号(通算164号)45頁

上の衣装はジャケットとパンツを平坦でシャープにし、柔らかめのブラウスはマイルド。対照性の強いものになっています。デザインは小林一行、服地提供は会田貿易、コサージュは平田暁夫、アクセサリーはヴァンドーム青山。

1点目とは違ってブラウスの襟元をハイネックにしているので、かなり引き締まって見えます。ニューハーフからキャリアウーマンになった感じ。ジャケット⇒ブラウス⇒顔が濃い⇒薄い⇒濃いというコントラストに並ぶので、これはナイス。

「マダム」1978年4月号(通算164号)46頁

「マダム」1978年4月号(通算164号)46頁

チュニック丈のジャケットというのは臀部までを覆うジャケットということでしょう。午後からの集まりに使えるとのことなのでアフタヌーン・ドレス。色が華やかですが薄めなので、同色コサージュと黒髪の広がりに包まれて顔に凛々しさを与えています。デザインは小林一行、服地提供はダイヤ、コサージュは平田暁夫、アクセサリーはヴァンドーム青山。

「マダム」1978年4月号(通算164号)47頁

「マダム」1978年4月号(通算164号)47頁

トレンチコート風のブルゾン。パンツはキュロット。絶対に似合うのですが、上半身の組み合わせがダメ。黒色スカーフは顔を引き立てて良いのですが、白のシャツ衿は邪魔。色白の志麻ちゃんの顔やメイクを台無しにしています。ブルゾンとスカーフだけで良いと思います。キャップで頭を小さくすると都会的だと書いていますが、志麻ちゃんの濃いけど色白の顔つきからすると、都会的を意識しなくても十分に都会的。

デザインは小林一行、服地提供は会田貿易、帽子デザインは平田暁夫、アクセサリーはヴァンドーム青山。

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