新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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ロベール・ピゲ : パリらしいクチェリエ

ロベール・ピゲ

ロベール・ピゲ : Robert Piguet は、1901年に銀行家の息子としてスイスのイヴェルドンに生まれたファッション・デザイナー。パリ・モードの香りとセンスを謳いあげた、もっともパリらしいクチェリエといわれる。

ロベール・ピゲ : Robert Piguet

ロベール・ピゲ : Robert Piguet via Robert Piguet – Wikipedia

17歳でパリに出て、チャールズ・ポインター・レドファン、ポール・ポワレなどの店で、10年間ほど修行した。

1933年、パリ・シルク通り(シャンゼリゼ通り)にメゾンを開いて独立。この店で働いたクリスチャン・ディオール(1938年入店)は「シンプルさの価値、どうすればデザインをおさえられるか」をピゲに学んだと回想している。ディオールの他にも、ユベール・ド・ジバンシーマルク・ボアンジェームス・ガラノス、カスティヨらが指導を受けた。1940年代末に健康を害し、1951年に閉店し、1953年に病没した。

作風

ジャン・コクトー、ジャン・マレー、クリスチャン・ベラールらと親交が深く、貴族的で孤独を愛し、感受性の豊かだったロベール・ピゲ。とくに、イタリアの美術や建築を愛し、イタリアの宮殿風な装飾を取り入れたサロンは有名。

作品では、「エレガントな服はシンプルであるべきだ」という持論のもとで、シンプリシティを追求した繊細なエレガンス感覚をもっており、「もっともパリ的なクチュリエ」と呼ばれた。

洗練しつくされたシンプルな白黒のドレス、アフタヌーン・ドレス、ベストを組み合わせたスーツ、毛皮でトリミングしたルダンゴトなどが有名で、特に小柄な女性のためのデザインで知られている。

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プロフィール
この記事を書いた人
しんいち

岩本真一(いわもと・しんいち)1970年奈良県生まれ。近畿圏の大学で経済史や社会史を教えています。アパレル産業史を研究する傍ら、ファッションに関する文化史・哲学的なサイト「モードの世紀」を運営してきました。姉妹サイトに「ミシンの世紀」、著書に『ミシンと衣服の経済史』。

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