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スタイル用語集 : 1日1個 平日配信
新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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パターン : pattern – 意味・略史・アパレル産業のパターン

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パターン

パターン pattern とは、型・原型、模型、様式、見本のことです。中国語で紙様、裁剪様板。

ファッション用語としてのパターンは以下の2つに大別されます。

  1. 生地に用いられる柄(模様、図案)、詳しくはテキスタイル・デザイン(織物図案)における繰り返し模様の一つの造形単位。
  2. 衣服製作のための型紙、詳しくは裁断用型紙(特に市販の既製パターン)で、立体裁断用と平面裁断用がある。

特に2点目、型紙としてのパターンは、アパレル産業や裁縫作業において用いられる意味です。

パターン : 一例。ブート・ストラップ・ドレスの形式:プレップ・ファブリック、カッティング、マーキング

「ブート・ストラップ・ドレスの形式:プレップ・ファブリック、カッティング、マーキング」via Bootstrap Dress Form: Prepping Fabric, Cutting, & Marking | Flickr

たとえデザイナーが妄想に近い服飾デザインを行なっても、それを実際に裁縫可能な段階に移行させる作業がパターンで、この作業はとても大切な工程です。この意味のパターンは、既製服製造の工業用パターン、オーダー(注文)やホームソーイング(家庭裁縫)用パターン、セルフ・メイド用パターンなど、用途別に分かれます。

アパレル産業のパターン

アパレル産業においてパターン段階に従事する作業者をパターン・メーカー(pattern maker)、またはパタナー(patterner)といい、パターンを作る作業はパターン・メイキング(pattern making)。米国の既製服業界を発端に普及した大量生産用(工業用)パターン(工業用型紙)の原型(マスター・パターンやベーシック・パターン)は特にスローパー(sloper)といい、近年ではCADシステムを導入する場合が多いです。

市販の型紙ですと着用者の体型に完全にはフィットしないので調整する必要があります。自分で作る型紙には調整は不要ですが。取扱店舗は少ないものの、旗袍のパターンも市販されています。

1970年代頃までは、消費者が気に入ったファッション写真を雑誌から選んで伝えると、そのパターン(型紙)が送られるサービスが欧米では多かったです(だいたい年間4回の刊行)。この雑誌は特にパターン・ブックとよばれ、当時の日本では欧米圏のファッションを真似るときの大きな役割を果たしました。

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