ジョン・ワイツ : John Weitz

もっとも卓越したアメリカのスポーツウェア・デザイナー。ベストセラー小説“The Value of Nothing”、“Man in Charge”の著者でもある異色な才能の持主としても名がある。1923年、ベルリン生まれ。オックスフォード大学に学び、パリのエドワード・モリヌー店で修業後、渡米し、メンズ感覚の女性用スポーツウェアにとりくんだ。第2次世界大戦中、陸軍大尉として兵役に服した。戦後、作品はロード・アンド・テーラー(Lord & Taylor)に認められ、ここを拠点に実用的なスポーツ・ウェア、現代生活にマッチした機能的な婦人服の製作にたずさわった。この分野での仕事は非常に先駆的で、ピー・ジャケットと白のパンタロンの組合せ、ストラップレス・ドレス、プラ、ショーツの組合せなどがファッション界に衝撃を与えた。

1960年、高級既製服に進出し、デザイン画と素材見本から顧客が服を自由に選べるように企画されたセールスプランは画期的であった。また、ガソリンスタンド従業員のユニフォーム、リーバイ・ストラウス社と組んだジーンズのデザイン、カウボーイ・ジャケット、ジャンプスーツ、カバーオールズの作業服を手がけ、70年以降はもっぱらメンズウェアとアクセサリー製作に力を注いだ。78年、男性化粧品、家具にも進出した。多芸なスポーツマンで、スポーツカー・レースで、世界選手権を獲得し、乗馬、ヨットにも堪能である。74年、コティ・アメリカ・ファッション批評家賞を受けた。


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[投稿日]2017/02/18
[更新日]2017/05/10