ギ・ラロッシュ : Guy Laroche

ギ・ラロッシュ Guy Laroche は、1921年にフランスのボルドー近郊のラ・ロシェルの牧畜業の家に生まれたファッション・デザイナー。父はホテル経営者。

ギ・ラロッシュ の略歴

1949年から、パリでジャン・デッセに師事。その後、ピエール・カルダンイヴ・サンローランと並び「3プリンス」と呼ばれたクリスチャン・ディオール勤務を経て、1954年に渡米。ニューヨークの7番街で3年間、既製服の研究をしつつ、フリーランスとして活躍した。

ギ・ラロッシュ 、スーツ、1970年、毛
ギ・ラロッシュ、スーツ、1970年、毛。 via Guy Laroche | Suit | French | The Met

ギ・ラロッシュ は1957年に帰国し、初のコレクションを発表。同時に、フランクリン・ルーズベルト街で、オート・クチュールのメゾンを開いた。この頃のコレクションは、最初は、クリストバル・バレンシアガの影響を受けた作品が中心だったが、、やがて、落ちついた若々しい服で人気を博した。スポーティなテーラード・スーツや、コートを中心にした作品が多い。1961年、モンテーニュ通りに店舗を移転し、ブティック内にプレタ・ポルテのラインを発足。1966年には紳士服部門にも進出し、1967年、香水、美容部門を創設。72年、メンズ・スポーツウェア部門でオスカー賞を受賞。

ギ・ラロッシュ本人の最後のコレクションは1989年で、このとき、1985年に続く2度目のデ・ドール賞を受賞。氏の没後も、ブランドは継続され、アンジェロ・タルラッチなどを経て、1994年からは、ミッシェル・クランがデザインを担当している。ギ・ラロッシュは、クリストバル・バレンシアガの影響もあり、シンプルなカットを得意にし、スポーティで都会的なエレガンスの旗手として知られた。「よい趣味は伝染するもので、その結果、その製品が高くなることはない」とは彼の言葉。創造性の豊かなデザイナーであり、抜け目のないビジネスマンでもあった。著名な顧客に、ポンピドゥ大統領夫人がいる。


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[投稿日]2017/02/18
[更新日]2017/05/28