モード史を学ぶマストブック10冊

ミシンと衣服の経済史:著書紹介

岩本真一 ミシンと衣服の経済史 地球規模経済と家内生産
この記事は約6分で読めます。

このページでは私が著した刊行物のうち、単独の著書『ミシンと衣服の経済史』を紹介しています。

著書の内容は姉妹サイト「ミシンの世紀」の各記事で断片的にご紹介しています。ぜひご参照ください。

オンデマンド版

初版は品切れて、2017年6月にオンデマンド版が出ました。次のページをご参照ください。

追記1(2017年6月3日)

『ミシンと衣服の経済史』オンデマンド版が今月に刊行されます(思文閣出版の該当ページへ)。

内容には一切手を入れないことにしました。装丁は出版社側でオンデマンド版用のシリーズ風で統一的なものになるため、初版とは異なります。

追記2(2017年6月30日) : ミシンと衣服の経済史 オンデマンド版

ミシンと衣服の経済史 オンデマンド版が刊行されました(思文閣出版の該当ページへ)。ISBNは「978-4-7842-7033-0」です。

近年、学術書・専門書は売れない代名詞となっていますが、このような形で出版していただいたことに、思文閣出版に感謝しております。

オンデマンド版とは受注生産による出版です。ご注文から納品まで2週間ほど時間がかかります。また、返品・キャンセルなどは不可になります。近年の出版事情を考慮して頂ければ幸いです。

受注生産ですので、アマゾンなど一部のオンライン書店では「この本は現在お取り扱いできません。」と記されていますが、出版社へ直接にお申し込みして頂くと購入できます

出版社のページへはこちらからお立ち寄りください。⇒「ミシンと衣服の経済史【オンデマンド版】|出版|思文閣 美術品・古書古典籍の販売・買取、学術出版」(外部リンク)

著者・編者略歴(2017年6月現在)

いわもと・しんいち…1970年奈良県生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了、博士(経済学)。専門は日本経済史。

同研究科特任助教などを経て、現在、同志社大学経済学部嘱託講師ほか。

共著に日本経済史研究所編『東アジア経済史研究〈第1集〉―中国・韓国・日本・琉球の交流―』(思文閣出版、2010年)。

論文に「ミシン国産化の遅延要因―特許出願の方向性に関連して―」『大阪経大論集』第67巻2号、2016年7月。「戦時期縫製業と経営体転換―兵庫県姫路市藤本仕立店の動向から―」『大阪経大論集』第66巻6号、2016年3月。「近現代旗袍の変貌―設計理念と機能性にみる民族衣装の方向―」『大阪経大論集』第66巻3号、2015年9月(簡約版)、ほか。

書評に「鄭鴻生著『台湾少女、洋裁に出会う―母とミシンの60年―』」『週刊読書人』2016年12月9日号、6面。「塩谷昌史著『ロシア綿業発展の契機―ロシア更紗とアジア商人―』」『経済史研究』第19号、大阪経済大学日本経済史研究所、2016年1月、ほか。

初版 ミシンと衣服の経済史

A5判 328頁 ISBN:9784784217199、日本図書館協会選定図書

著者・編者略歴(2014年7月現在)

いわもと・しんいち・・・1970年奈良県生まれ.大阪市立大学大学院経済学研究科後期博士課程修了、博士(経済学)。同研究科特任助教などを経て、現在、大阪経済大学日本経済史研究所研究員、同大学・大阪産業大学非常勤講師.専門は日本経済史.共著に日本経済史研究所編『東アジア経済史研究〈第1集〉―中国・韓国・日本・琉球の交流―』(思文閣出版、2010年)。

初版出版時の日記

2014年7月に著書『ミシンと衣服の経済史』を刊行しました。装丁は妻がしてくれました。

ミシンは服だけでなく本や袋も作ります。ミシンと衣服は関係が有るような無いような…。そんな曖昧な関係の中、ミシンとアパレル産業が結ばれて突き進んだ点を本書は述べており、装丁のイラストは両者の関係を糸で繋いだイメージにしています。

出版社は文化史や産業史を数多く手がける京都の思文閣出版です。私の硬すぎる文章や分かりにくい文章に色々とアドバイスや提案をしてくださいました。感謝、感謝です。納品当日は出版社まで著書を受け取りに行きました。

大学院修士課程から10年間に調べてきたミシンとアパレル産業(衣服産業)を述べています。シンガー社を中心として米国製のミシンが世界中に広まるなか、近代東アジア、とくに日本に焦点を当ててミシンの影響とアパレル産業の実態を書きました。家では家事や内職のために、縫製工場では大量生産のために、世界中の男女から愛されたミシンと、アパレル産業の多様性に迫っています。また、衣服の消費にも目を配り、近代女性史や文化史の研究も取り込んで、洋服と伝統衣装とのかかわりにも言及しました。

よく衣服産業(アパレル産業)はつかみ所がないと言われます。本書では語義説明を丁寧に心がけています。

  • ミシンって?
  • ミシンはどれだけ普及したの?
  • ミシンが広まって衣服づくりはどうなったの?
  • 人々の服装はどう変わったの?
  • 縫製業ってよくわからない!
  • 最近の服はほとんど外国製だけど。

こういった疑問にすべてお答えいたします。ぜひ御一読ください。

なお、「あとがきと謝辞」では研究生活の苦労に触れつつも、学術書で許される限りのユーモアを入れています。そちらもご堪能ください。

書評

  • 佐々木淳『社会経済史学』81巻4号、2016年2月~書評
  • 阿部武司・谷本雅之『経済史研究』第19号、2016年1月~書評
  • 廣田義人『経営史学』第50巻2号(2015年9月)~書評
  • 井上雅人『日本歴史』808号(2015年9月)~書評と紹介
  • 富澤修身「週刊読書人」(2014年9月12日)~紹介

索引例

アヘン戦争、家概念、家衣庄、委託生産(者)、家、イノベーション(製品化される革新)、衣服改良(運動)、衣服産業の多様化、衣服商品化、衣服生産、(衣服の)簡素化、(衣服の)軽装化、衣服文化、移民労働力、衣料品統制、衣料品部門の産業化、印刷広告、欧州諸国と諸植民地、欧米留学者、織物の徴税対象化(商品化)、織るという作業、海外委託、解纏足運動( 天足運動)、家事科教育、家事裁縫、家事労働、家族経営、学校教育、家庭教育、家内工業、家内裁縫、家内生産、家内労働、貨幣経済、関税自主権の回復、関東大震災、間島問題、冠服制度、機械化、既製服化、既製服購入行動、既製服配給統制、ギャルソンヌ・ルック、教科書、共時性、競争基盤、居留地外貿易(取引)、居留地貿易、キリスト教伝道師、近代衣服史、近代化、禁纏足宣言、軍服工場、ほか。

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