新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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大丸弘

モードの基礎知識

シノワズリー : chinoiserie

シノワズリー chinoiserie とはヨーロッパで繰返し流行してきた中国趣味や中国品のこと。17世紀後半から18世紀中頃のヨーロッパ貴族たちの異国趣味の代表格です。
2018.12.30
モードの日記

十二単に唐服の影響 : 後藤守一『衣服の歴史』

昨日は妻と一緒に梅田へ行きました。久しぶりに阪急古書の街(阪急古書のまち)に寄りました。そこで偶然見つけた本が河出新書からかつて出ていた後藤守一という服飾史家の書いた本『衣服の歴史』です。この本は新書で、アジア特に日本を中心に書いた衣装の歴史です。
2018.12.30
モードの日記

ラウ・イーチョン 劉以鬯 氏のご冥福を祈ります

私が大学院入学以来、ずっと目標にしてきた作家、ラウ・イーチョン (劉以鬯, Liu Yichang ) が昨晩、99歳でなくなりました。劉以鬯は香港の小説家。特に短編を軸に、 ウォンカーウァイ(王家衛 )監督映画の『花様年華』『2046』の原作にもなるなど、中華圏や東南アジアで人気を誇りました。
2018.12.30
モードの歴史

貫頭衣 : 研究はカオス 洋服・漢服・和服の源流か

貫頭衣 (かんとうい)の研究状況は混乱しています。この3週間ほど、貫頭衣と呼ばれる古代日本の衣服について思いを巡らしてきました。1970年代頃までの研究では1枚の布のど真ん中を繰り抜いて被るという説(1幅説)でしたが、最近は、左右別個に作って真ん中で縫い合わせているという2幅説が有力(角山光洋と武田佐知子)。
2018.12.30
モードの日記

モードの世紀が勧める10冊 : ファッション史・モード論…

モードの世紀が勧める10冊 : ファッション史・モード論をはじめ経済史・都市論も1冊ずつ含めてこの10冊。古書も一部にありますが入手しやすいです。向かって左から。(≪外部リンク≫はアマゾンのページへ。サイト内の書評ページには記事に付けています。)
2018.12.30
モードの日記

2018年1月22日 – 2018年1月28日の人気記事

2018年1月22日 - 2018年1月28日の人気記事です。この1週間は大阪産業大学と同志社大学の試験日を含みますので、授業関係の記事が多く読まれました。
2018.12.30
モード理論

ファッション史研究の問題 : ダメな研究と良い研究

ファッション史研究の問題 : なぜ衣服史研究はダメなのかを説明しています。服は着る物であって作る物ではないかのような扱いを受けてきました。それは日本が欧米より遅れた近代化を土台として、衣服を輸入物として出発したからです。また、従来の裸体や着用衣服が軽視されるようになったからです。
2019.01.14
モードの歴史

貫頭衣からテーラリングへ : 大丸弘「西欧型服装の形成」を読む

大丸弘「西欧型服装の形成」の印象を部分的に要約。先週と今週で一番衝撃だったのは、貫頭衣の説。貫頭衣は原始的な衣服で、布を縦長(多分)に使って、真ん中を頭部程度にくり抜いてザックリ被った上体衣です。貫頭衣の普及からTailoring技術の形成まで、ヨーロッパの裁縫の発生を丁寧に読み説いています。
2018.12.30
モードの歴史

中森明菜 Desire : ニュー・キモノの例

中森明菜は Desire の曲だけ、テレビでもシングル・レコードのジャケットでもニュー・キモノを着ていました。しかし、中森明菜を例に出してニュー・キモノがブームになったとか、今後も着物・浴衣の復活可能性はあるとか言われても、薄幸・明菜のファンだった私としては…
2019.01.14
ファッション用語批判

ニュー・キモノ : 衣服的根拠と経済的根拠

ニュー・キモノ : 新たな発想で制作された現代和服の総称です。20世紀を通じて極端にフォーマル化された着物とは異なる商品戦略の上にニュー・キモノは成立しています。
2019.01.14
モードの歴史

和装の洋装化 : 羽織と下着の登場

和装の洋装化 : このページでは、羽織、20世紀前半の下着、現代の下着の登場から和装の洋装化を考えています。20世紀になると、19世紀和服(着物)の持っていた綿入の習慣が消滅し、着物は薄着になりました。それに伴い、羽織やコートを着る習慣、および下着を付ける習慣が形成されました。
2019.01.14
モードの歴史

和服の洋服化 2 : 綿入の消滅とテーラリング化

和服はチョゴリ、旗袍、アオザイ等と同様に、洋裁の導入で変化した民族衣装の一つです。ここでは特に和服の洋服化を簡単にまとめ、その内、変化要素の一つである綿入の消滅を中心にスリム化&ボディ・コンシャス化の点からまとめています。
2018.12.30
モードの歴史

和服の洋服化 1 : 衿元・胸元と端折り

19世紀和服と20世紀和服にみられる 衿元・胸元と端折りの関係 を検証します。19世紀和服に比べ20世紀和服は様々な緩みや弛みを排除しましたが、衿元・胸元がピンと張って、他方で端折りもほぼ平坦にさせるというのは、布が平坦である以上、不可能です。
2019.01.14
モード写真集

着物の写真 : 1933年の写真をみて思うこと…

ペネロピ・フランクスの論文で取り上げられた1933年の着物の写真を紹介し、その論文を批判しています。着物の写真を見せたところで、着物着用の根強さを述べたことにはなりません。
2019.01.14
モードの歴史

近代日本の導入した洋裁 : 大丸弘「西欧型服装の形成」

近代日本の導入した洋裁 : 1900年頃、近代日本は洋裁の色んな側面から、どの技術や物・部分を導入したか?このページでは、大丸弘『西欧型服装の形成―和服論の観点から―』をテキストに、近代日本が導入した洋裁の技術や物が何であったのかをまとめています。1900年というのは、和服の形が洋服に近づき始め、また、日本人が洋服に慣れ始めた大転換の時期です。
2018.12.30
書籍評論

民族の暮らし 着る・飾る : 民族衣装と装身具のすべて

民族衣装の本はいくつか持っているので不要かと思いながら確認すると、責任編集者に大丸弘と記されているので迷わず購入。出版された1982年当時、国立民族学博物館の新進気鋭を集めた図鑑であり、硬質な論文集でもあります。
2018.12.30
モードの歴史

ファッション・ステージとしての銀座 : 今和次郎の目線

今和次郎が1920年代に見た銀座に思いを馳せています。先日、妻が鎌倉に行ってきました。次の写真は2017年1月24日に七里ケ浜辺りの海岸から江の島に向けて写したものです。この海岸線と江の島の位置に、面食らいました。実際に見直すと随分と角度が違いますが、どこかで見た写真でした。
2018.12.30
モードの歴史

東アジア民族衣装の展開 : 袖と衣裳から

このページでは中国のモードと西洋のモードが20世紀東アジアの民族衣装に大きな影響を与えた点を袖の在り方と上下の組み合わせ(衣裳)から説明しています。また、古代中国の服飾体系(服装体系)をもとに、最後の補説では西洋の黄金比も交えた近現代の民俗衣装(民族衣装)への影響を簡単にまとめています。
2018.12.30
ファッション用語批判

キモノ・スリーブ : 日本での誤用とその背景

キモノ・スリーブ kimono sleeve は分かりにくいファッション用語の一つです。日本の服飾文化が西洋を基準に形成されてきたことは広く知られる通りですが、それが用語上の大きな問題を誘発しています。そもそも袖は日本のファッション用語・服飾用語で最も混乱している一つです。 ここではキモノ・スリーブの日本での誤用をはじめ、キモノ・スリーブを取り巻くファッション用語を整理します。
2019.01.01
モード理論

旗袍の変容 : 近代化に関する諸説とその限界

民国期の旗袍は洋服や洋裁技術から影響を受けました。清朝期の旗袍から民国期の旗袍へ変容した点を述べた諸研究の傾向をまとめ、そこから分かる「 旗袍変容の諸説と限界 」を指摘しています。その上で、閉塞的な研究状況を打開する観点を述べています。
2018.12.30
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