ファッション用語で「~スタイル」「~ルック」「~ファッション」「~調」「~風」と称される衣装や流行について簡潔に説明しています。あなたお気に入りの衣装の特徴や流行のパターンを見つけて下さい。見出しに言語指定がない場合は英語・米語です。
- アイスクリーム・コーン・スタイル : ice-cream cone style
- アイビー・ルック : IVY look
- アウターウェア : outerwear
- アクティヴ・スポーツウェア : active sportswear
- アクティヴ・ストリート・ルック : active street look
- アセクシャル・ルック : asexual look
- アティテュールディナル・ルック : attitudinal look
- アシッド・ファッション : acid fashion
- アスリート・ルック : athlete look
- アナトミカル・ファッション : anatomical fashion
- アーバン : urban
- アバンギャルド : avant-garde(フランス語)
- アバンギャルド・トラディショナル : avant-garde traditional
- アブストラクト・アート : abstract art
- アフター・エイト : after eight
- アフリカン・ルック : african look
- アミッシュ・スタイル : amish style
- アーミー・ルック : army look
- アメニティ : amenity
- アメリカン・カジュアル : american casual
- アメリカン・トラディショナル : american traditional
- アーリー・アメリカン・ルック : early amarican look
- アルカイック : archaic
- アル・カポネ・スタイル : Al Capone style
- アール・デコ : art deco(フランス語)
- アール・ヌーヴォー : art nouveau(フランス語)
- アングラ : underground
- アンクル・コンシャス : ankle conscious
- アングロイタリアーノ : Anglo-Italiano
- アンコンストラクテッド : unconstructed
- アンコンベンショナル・ウェア : unconventional wear
- アンダーウェア・テクニック : underwear technic
- アンチ・ファッション : anti fashion
- アンチフォルム : anti-forme(フランス語)
- アンティーク : antique
- アンデス・ルック : Andes look
- アンドロジナス・ルック : androgynous look
- アン・ボタン : unbutton
- アンマッチド・マッチング : unmatched matching
- お気に入りアイテムを探す
アイスクリーム・コーン・スタイル : ice-cream cone style
アイスクリームのコーンのようなシルエットに仕上がった衣装や着方。全体は細長い逆円錐形(Aライン)。細いタイト・スカートに身体にピッタリフィットしたカットソーやセーターを組み合わせたアンサンブルが典型。
アイビー・ルック : IVY look
米国東部学生たちの衣装。ナチュラル・ショルダーで衿の狭い寸胴型のシルエットに細身のパンツを合わせる。
アウターウェア : outerwear
外側に着る衣服の総称で、日本漢字では外衣。コート、ジャケット、ドレスなどが代表で、中衣・肌着に来ていたものが外側になれば、これもアウターウェア。たとえばアウター・セーター、アウター・シャツなど。

アクティヴ・スポーツウェア : active sportswear
実際にスポーツをする時に着るスポーツウェア(運動着)のことで、ドゥ・スポーツウェア(do sportswear)ともアクティヴ・ウェアとも。スポーツの種類によって機能性や実用性に重点。普段着にスポーツウェアを着ることも増えているので、わざわざアクティブという言葉を付けるようになった。

アクティヴ・ストリート・ルック : active street look
アクティヴ・スポーツウェアをストリート・ファッションにしたもの。アクティヴ・スポーツウェア(アクティヴ・ウェア)に対して、スポーツ・ジムからそのまま出てきたような外出着。ランニング・シャツにトランクス、ウォームアップ・スーツにスニーカーなどが代表的。
アセクシャル・ルック : asexual look
男女別の着方にとらわれない(性別のない)ルックス。たとえば、男性のカーナビー・ルックや女性のパンタロン・スーツなど。1966年に出現した言葉。
アティテュールディナル・ルック : attitudinal look
アティテュード(態度)を重視し、お仕着せではない自分の着用態度を重視した衣装。デザイナーの提案や雑誌の情報に左右されないというニュアンスをもつが、売られた衣服を買っている以上は自分のアティテュードがそがれている点に要注意。
アシッド・ファッション : acid fashion
1960年代のドラッグ・カルチャーを代表するファッション用語で、これにイメージされる1960年代調のファッションのこと。サイケデリック・ファッションとも。リバイバルで有名なのはニュー・ヒッピー。アシッドは幻覚体験や超感覚体験のことで、LSDなどの厳格剤を服用することで得られる。
- アシッド・クチュールは1990年代に入ってヨーロッパのデザイナーたちが提唱した厳格剤から得られるような現実離れした衣服の制作志向。
- アシッド・ハウス・ルックはアシッド・ファッションが1990年代に入ってリバイバルしたもの。ここにディスコ流行も重なってハウスの言葉が付いている。
アスリート・ルック : athlete look
競技用ユニフォームの感覚を取り入れたスポーツ・ウェアやタウン・ウェアのこと。タンクトップ、ランニング・シャツ、ジム・ショーツなどの総称。
アナトミカル・ファッション : anatomical fashion
解剖風(アナトミカル)に筋肉や骨格などを強調するファッション。ボディコンシャスや下着ルック以上に、筋肉や骨格などを造形モチーフにしたもの。ジャンポール・ゴルチエやティエリー・ミュグレーらの作品が有名。最近では靴にも応用され、足に完全にフィットしたものをアナトミカルとよぶことも。とくにスポーツ・シューズでは大きな特徴。一番肉の少なく骨に近いため。
アーバン : urban
都会風のことで、洗練されたという意味ももつ。対語にルーラル(rural)。ローカル(local)はアーバンの対語よりもセントラル(central)のそれか。
アバンギャルド : avant-garde(フランス語)
第1次大戦後にフランスで生じたダダイズムやシュルレアリスムの芸術運動にみられた自由発想をモチーフにしたファッション。そこから転じて意表を突いた奇抜な衣装デザインや遊び心の強い衣装デザインをいう。

女性用ディナー・ドレス フィラデルフィア・ミュージアム・オブ・アート エルザ・スキャパレリ寄贈 1969年。”Woman’s Dinner Dress. Philadelphia Museum of Art, Gift of Mme Elsa Schiaparelli, 1969-232-52.” via The Dali Museum introduces first-ever retrospective exhibition of designer Elsa Schiaparelli and artist Salvador Dali – Alain.R.Truong
アバンギャルド・トラディショナル : avant-garde traditional
アバンギャルドな要素を加えたトラディショナルな衣装。携帯は基本的で正統派でも、色・柄・素材・シルエットなどに前衛的な要素を取り入れている。ロンドンのデザイナー、ポール・スミスがその典型的なファッション・デザイナー。
アブストラクト・アート : abstract art
抽象美術のことで、1910年頃に生じ1920年代に流行した芸術表現。外の世界を形・印象・想像で捉え、色・線で立体に表現する方法。カンディンスキーの絵画、モンドリアンの絵画、ブランクーシの彫刻などが代表例。

通称「モンドリアン・ドレス」mondorian coat。イヴ・サンローランはカトリーヌ・ドヌーヴのお抱えデザイナーでした。アンドレ・クレージュの方がカトリーヌ・ドヌーヴに合う気がします。クレージュはシンプルな衣服設計でドヌーヴを際立たせます。この写真のようにサンローランにも簡潔な設計がありますが、中心ではありません。 Yves Saint-Laurent, Mini Dress, 1965 (via The Met)

アフター・エイト : after eight
夜間用フォーマル・ウェア。もともとアフター・ファイブやアフター・シックスと呼ばれてきたが、終業時間が遅れる現代社会を反映しえて今は8時になっている。デイタイム(昼間)の衣装とは異なるソーシャル・ウェアで、イヴニング・ドレス、カクテル・ドレス、ディナー・ドレスなどが代表的。
アフリカン・ルック : african look
アフリカの民族衣装にヒントを得たスタイル。アフリカ原住民、エジプト、モロッコ、チュニジア、スーダン、アルジェリアのイスラム教徒たちの着る衣装などが原型。アフリカの蠟纈染や草木染でデザインされた生地、布を身体に巻き付けた着方、ゆったりしたカフタンなどが代表。
アミッシュ・スタイル : amish style
米国東部に住むメノト派教徒(アミッシュ)の衣装に似たスタイル。アミッシュは今も18世紀の生活を営むといわれ、全身を黒っぽい質素な宗教服を着ている。男性は鍔広のフェルト帽(冬のみ)、ボタンの内ホック留のジャケット、着脱しやすい分解式ズボン。女性はボンネット、首の詰まったブラウス、エプロン・スタイル。
アーミー・ルック : army look
カーキ色や迷彩柄の陸軍衣装およびそれを模した衣装で、フライト・ジャケット、カーゴ・パンツ、ワーク・ブーツ、アーミー・ウォッチなどが代表的。同じ軍服でもミリタリー・ルックは正装、アーミー・ルックは平時服や戦闘服のこと。
アメニティ : amenity
快適な衣装。1980年代後半から消費者が心地よさや快適さを衣装に要求し、これを受けてアパレル業界が応じたもの。アメニティ・ファッションやアメニティ・ライフとして使われる。
アメリカン・カジュアル : american casual
明るい色を使ったスポーティな衣装。もとはアメリカで普段着られるカジュアル衣装のこと。アメリカ発の衣服であるシーンズとTシャツの組み合わせは世界的な現象となった。GAPやJ・CREWなどの廉価な商品を主体にしたアメリカン・ベーシックの商品には、ジーンズ以外にもトレーナー、スニーカー、ダウンジャケット、パーカーなども普及。略称はアメカジ。
アメリカン・トラディショナル : american traditional
アメリカの正統的なファッションの総称。とくにアメリカ東部で養われた伝統的な服装を総称。略称はアメトラ。対語にコンチネンタル・スタイルやブリティッシュ・トラデショナル。
アーリー・アメリカン・ルック : early amarican look
独立直後から19世紀前半の初期アメリカ時代にみられた衣装。男性ではカウボーイ・ジャケット、ファーマーズ・シャツ、オーバーオールなど(ウェスタン・ルック)、女性ではフリル付エプロン・ドレス、小花プリントのドレス、ペザント・スカートにショールなど。
アルカイック : archaic
古めかしいなかの輝き(味気や生命力)を意味する。古代ギリシャの彫刻品や東アジアの観音像のような古い素朴なものにも、仄かな笑みを口元に漂わせるアルカイック・スマイルが典型。

キプロス(サラミス島)にあるチュニックを着た女性像
アル・カポネ・スタイル : Al Capone style
別名シカゴ・ギャング・ルック、ギャング・スタイル。1920年代のシカゴ・ギャングの帝王といわれたアル・カポネの衣装のことで、ボールド・ストライプやチョーク・ストライプの柄が入ったスーツが着本。上のジャケットはウェストが絞られ6個のボタンが付けられ、上下でダブル・ブレステッド・スーツとなっている。黒いサテンのシャツに白色ネクタイも多く使われた。
アール・デコ : art deco(フランス語)
第1次世界大戦後の1920~1930年代に、フランスから欧米諸国に広がった生活デザインの様式。美術・建築・工芸・デザインなど幅広い分野にみられた。
アブストラクト・アートよりも幾何学的な要素が強く、合理性を直線や図柄で表現する。そのため、衣装よりも建築様式やインテリア家具によく使われる。バウハウスのアール・デコはアール・デコラティフ(art decoratif)の略語。1900年代に流行したアール・ヌーヴォーは複雑で官能的な特徴をもっていたのでアール・デコの対照例。
ファッション用語では、①服地のパターン(模様)・デザインの様式名に使われたり、②1920年代調のスタイルを意味することもある。②の例にはストレートな円筒形シルエット、膝丈のスカート、プレーンな全面を美しいビーズ刺繍で覆ったドレス、ショートヘア、総じてギャルソンヌ・ルック。
アール・ヌーヴォー : art nouveau(フランス語)
当時においては新芸術のこと。1890年代・1900年代にヨーロッパで流行した美術工芸運動が志向した美術様式で、ドイツ語でユーゲントシュティール(Jugendstil)。題材は植物や女体で、作風は有機的・官能的な曲線や複雑で手工芸的な装飾などが特徴。代表的なアーティストにイギリスの工芸家ウィリアム・モリスや画家のビアズリー、アロフォンス・ミュシャら。直線・幾何学を主としたアール・デコと対照的。
アングラ : underground
地下の意味から、体制的や大衆的な芸術と区別化を図る姿勢。前衛的、非商業的、実験的、個人的の要素をもつ。アングラ映画、アングラ劇などが有名。
アンクル・コンシャス : ankle conscious
足首・踝にアンクレットを付けたり、派手な色柄の靴下を穿いたりして、足首・踝を強調するファッション。
アングロイタリアーノ : Anglo-Italiano
メンズ・ファッションに出現したスタイルの一つで、イギリスの伝統的なスタイルをイタリア風にアレンジしたもの。ソフトな素材感や仕立感、微妙な色合い、自由なアイテムの組み合わせなどが特徴。イギリスのように堅苦しい訳ではなくアメリカのようにラフな訳でも無いというカジュアル・ウェアの1ジャンル。
アンコンストラクテッド : unconstructed
コンストラクト(構成的)を否定するファッションのことで、従来の衣服パーツを外す方向にあります。たとえばテーラード・ジャケットから肩パッド・芯地・裏地などを使わずにカジュアル・ジャケット。1970年代から普及してきました。
アンコンベンショナル・ウェア : unconventional wear
コンベンショナル(習慣的・伝統的な)を否定するファッションのことで、伝統的でないとか、在り来たりでないとかをめざした衣服。アンコンストラクテッドもこれに含まれる。
アンダーウェア・テクニック : underwear technic
もともと女性の下着(アンダーウェア)であるアイテムをアウターウェアとして着ること。ブラジャー、コルセット、ビスチェ、スリップなど。また、これらに付された縫製をアウターウェアに用いたものも含む。たとえばランジェリー風のレースやフリル、柔らかく透けるような素材を使う。流れるようなAラインになるのが特徴。下着の雰囲気を楽しむ点からエスプリ・ランジェリー(esprit lingerie)とも。
アンチ・ファッション : anti fashion
典型はヒッピー。企業が販売する画一的なファッションに反対する態度と衣装。個性的なファッション、自由化したファッションなどを目標にします。広くいえば、流行としてのファッションからドロップアウト(逸脱・脱却)し、自立的と自称する美的センスをさします。
アンチファッションは、規格化されたファッションに対するアンチテーゼとして機能するため、ターゲットとなる規格化ファッションが多様化すると存在根拠を失ってきた。例えばガブリエル・シャネルは女性のコルセットを解放したが、解放され自由となった時点で女性の腰は規範を失う。
シャネルがブランドとなるにつれ、彼女のデザインはアンチファッションというカテゴリーには入らなくなった。商品経済はアンチファッションも画一化したファッションの一つとして飲み込む。ヒッピーもまた、ファッションスタイルとして確立してしまってからは画一化されたファッションとして機能した。

アンチフォルム : anti-forme(フランス語)
フォルム(形式)を否定する姿勢のこと。伝統的な衣服の形を壊して創造性をみせたファッションをさすが、どこまで創造的かは微妙なところ。一応ファッション史では1990年代初頭のイギリスのワールズ・エンドや日本のコムデ・ギャルソンにみられた破壊ファッションを指すが、これらが量産されて世界中の店頭に並ぶともはや創造性とは離れる。
アンティーク : antique
古着や骨董品のこと。古い人形が着た衣装を模した今の衣装はアンティーク風という。細かい手細工を思わせるフリルやレース、燻したような金属、使い古した感じの生地などが使われているとアンティークまたはアンティーク風ということが多い。似た言葉にヴィンテージがあるが、区別の一例としてアメリカ関税法をみると制作されて100年以上経過したものがアンティーク。
アンデス・ルック : Andes look
南米アンデス山脈のペルーやボリビアに住むインディオの衣装にヒントを得たファッション。男性はポンチョとチュユ(三角形の毛糸帽子)、女性は三つ編みヘア、ショール、大きく膨らんだギャザー・スカート、山高帽子に似た鍔広の帽子などが代表的。色彩がカラフルで、動物模様や幾何学模様の生地が多い。
アンドロジナス・ルック : androgynous look
男性用衣装を女性が着たり、女性用衣装を男性が着たりすること。類義語にユニセックスやトランスセクシャルがあり、これらで内面性も含むのがアンドロジナス。アンドロジナスには男女両性や両性具有の意味があるので、冒頭に述べた語義、つまり単に着用者の性別と着用想定性別が逆転する語義は、男性服と女性身体が結ばれたものや、逆に女性服と男性身体が結ばれたものと解すべき。

アン・ボタン : unbutton
ボタンを意図的に外して無雑作に着こなす方法。ボタン・フロント式スカートのボタンを1・2個はずして、スリットと同じような効果を出したり、ダブル・ブレストのジャケットのボタンを故意にはずしてラフに着たり、カフスのブタンをはずして袖をまくり上げて着たり。袖も通さずボタンもはめないで着ることはアンスリーブ。
アンマッチド・マッチング : unmatched matching
アンバランスにみえる組み合わせに魅力を出そうとする着方。ソフトな感じとハードな感じ、スポーティな感じとドレッシーな感じ、これらの組み合わせによって新しい要素を引き出すこと。
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