新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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レイントップコート テイジンテトロン 1967年

モード写真集
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レイントップコート テイジンテトロン

レイントップコート テイジンテトロン : 「週刊朝日」1967年10月27日号

レイントップコート テイジンテトロン : 「週刊朝日」1967年10月27日号、14頁。

レイントップコート テイジンテトロン : 「週刊朝日」1967年10月27日号、14頁。

このコートが好きだから球場にも銀座にも来てゆく。

みんなは私をダンディだという。

ダンディーのコートなら、これです。軽くて、しかも、機能的なデザイン。これがコートの主流派レイントップです。あの、重っ苦しいオーバーコートをオフィス街から追放しました。

連続登板―あなた以上にタフです。素材はテイジンテトロン・ウール混。通勤から出張まで、連続登板しても着じわにならず、型くずれもしません。エリートから選ばれているのはこのため。

本格派のスリーシーズンコートです。ライナーを取り変えるだけで、裏地のおしゃれが楽しめます。”暖かさ”を自由に変えられるのも魅力の一つ。もちろん、スコットガード加工ですから雨など問題じゃない。あなたが颯爽としたいとき、いつでも着て下さい。(「週刊朝日」1967年10月27日号、14頁)

広告分析

リード文批評

商品はサンヨーレインコート。サンヨーは三陽商会と思われます。

広告最下部に「テイジンテトロン・ウール混織物」とあり、これはテイジンテトロンとウールとの混紡によって作られた混織物を材料生地にしていることがわかります。

テイジンテトロンとはテイジンの開発したテトロンのことで、ポリエステル系の合成繊維。帝人以外に東洋レーヨン、倉敷レーヨン、東洋紡、日本レイヨンでも作られており、イギリスではテリレン、アメリカではテークロンといわれる繊維と同じものです。防水性と防汚性能に優れています。

写真分析

被写体は帽子に手を当てて挨拶をする直前の姿勢をしています。帽子は鍔広の中折帽子のトップを上に出しています。「重っ苦しいオーバーコート」と中を折った中折帽子の組み合わせに対し、「軽くて、しかも、機能的なデザイン」のコートにトップを出した中折帽子を重ねたように思われます。広告は≪新しいダンディズム≫を出そうとしています。

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