ミシンと衣服の経済史 第5章 質疑応答

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ミシンと衣服の経済史 第5章 質疑応答

これまで授業を通じて寄せられてきた学生方々からのご質問に章単位でお答えしていきます。著書のご案内はこちらをご参照ください。⇒「著書 – ミシンと衣服の経済史

岩本真一 ミシンと衣服の経済史 地球規模経済と家内生産

岩本真一『ミシンと衣服の経済史―地球規模経済と家内生産―』思文閣出版 2014年7月

番号 質問 回答or指示
1 P158で国産ミシンについて取り上げてますが、軽くしか書かれてないのでこれまでの輸入品との違いなどを詳しく聞きたいです。 抜き刷り参照。簡単には「USAの真似してミシン作りたい」が、Iudustrial Proparty に関するパリ条約が引っ掛かって模造品の製造販売不可。そのProparty2種 の有効期限が切れた1930年頃に、ようやく国産化開始。もちろん、違いは無い(品質はUSA>JP)
2 p136  ᒪ8
「裁断」が男性作業と書いてありますが、当時男性がミシン技術を学ぶ機関があったのでしょうか。それとも工場で付け焼き刃で覚えたのでしょうか。
当時の男性がミシンを学ぶ機関は、徴兵されて陸軍被服廠に配属されるか、Tailorに丁稚奉公・通勤するか、それくらい。
3 p138でドイツ製の方がシンガー社製よりも安いのはなぜですか? あまり知りませんが、138頁下から5行目、ドイツ製の国際競争力低下。米国製が売れていく中で価格は高め。
4 ドイツ製ミシンはアメリカ製ミシンよりも安価であったにもかかわらず、アメリカ製ミシンに移行したのは何故ですか。(p138) 140頁下から2段落目。ドイツ製ミシンは重く、重量課税を日本が導入して価格上昇。そして、シンガー社ミシンの故障に対応できる修理業が日本で進展。シンガー社のミシンは故障しやすいが縫製速度はドイツ製よりも速かった。
5 ロシアとイギリスの注文が1915年に増加した要因はあるのか(152頁) イギリスからの対日注文増加はWW1。ロシアは不詳ですが、多分、今までヨーロッパから輸入していたのがWW1で輸入不可となったので、日本に依存かな。