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ピエール・ブーラ:脚足の曲線美とエッフェル塔の曲線美

モード歴史と女性美基準の転換
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この記事ではピエール・ブーラという写真家の略歴や作品を紹介しています。

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「パリのエッフェル塔とハイヒールレッグズ」との出会い

先日、大阪市住吉区我孫子の家庭的なフランス料理店「マ ブラッスリー プレフェレ」に行ってきました。

ほんわか家庭料理風のフレンチだったので、のんびり楽しく過ごせました。

トイレへ行くとエッフェル塔や凱旋門をテーマにしたポストカードがいくつも貼ってあってオシャレ。
その一つに一目惚れ。

ピエール・ブーラ撮影「パリのエッフェル塔とハイヒールレッグズ」

ピエール・ブーラ撮影「パリのエッフェル塔とハイヒールレッグズ」 via Eiffel tower postcard @Paris with high heels | Paris in its … | Flickr

この作品は、エッフェル塔を模したハイヒールシューズ(ピンヒールシューズ)を履いた女性が上半身を前方に屈めて、股下にエッフェル塔が来るように配置した写真です。1993年の作品です。

脚・足の曲線美とエッフェル塔の曲線美がパラレルに写されて見事です。

この写真に惚れたので、帰宅してからカメラマンが誰なのかを調べたところ、ピエール・ブーラでした。

どこかで聞いたことがあると思って、このモードの世紀を調べたら、アンドレ・クレージュがアメリカの雑誌「ライフ」に載った、私が一番好きなファッション写真「黄色のストラップ・ガール」の写真家でした。

何気なく一目ぼれした2つの作品の作者が共通していることに驚きました。いずれ写真集かポストカードを集めたいなぁと思います。

このような経緯で、ピエール・ブーラについて略歴が日本語訳にないので、ここにまとめておきます。

ピエール・ブーラの経歴

ピエール・ブーラ(Pierre Boulat)は、1924年にフランスのコンデ・サント・リビエールに生まれました。

写真を撮りはじめたのは1938年です。

1940年にパリでのフランス国立写真学校に入学し、トップクラスの成績で卒業しました。

ドイツの強制労働から逃れるため、1943年に彼はフランスのフリーゾーンに逃亡します。そこでフランス政府の写真サービス機関SCPのために、オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏ヴィシーで働きました。

解放後に彼はフランスのマスコミで働きます。そこでは有名人、犯罪、時事問題を取りあげました。その間、4か月間にわたり米国へ初旅行をし、その後に中東の魅力にとりつかれました。

1948年、彼はカイロに移り、エジプトの写真集を刊行しました。

同1948年にパリへ戻り、彼はファッション・スタジオを開設しました。スタジオではパリとアメリカの出版社と提携して、フリーランサーとして働きます。ブリタニカ百科事典賞を受賞した雑誌「L’Enfance Perdue」をふくめ、「Look Magazine」社で特集記事をたくさん撮影しています。

1957年以降ピエール・ブーラは、有名な「ライフ」誌と初めて独占契約を結びました。「ライフ」誌と彼のコラボレーションは、1972年12月にまで続きました。ニュース、政治、ファッション、人物など、彼の写真の物語のいくつかはスクープになりました。

イエロー・ストラップ・ガール。アンドレ・クレージュ作、ピエール・ブーラ撮影。「ライフ」誌、1965年5月21日、49頁。Yellow Strap Girl, © André Courrèges, photographed by Pierre Boulat, “Life”, May 21, 1965, p. 49

1972年、彼はナミビア共和国で、スタンリーキューブリックの映画「2001年宇宙の旅」の冒頭部分の背景画像を撮影しました。

「ライフ」誌との提携解除後、彼はフリーランスに戻りました。そして、フランスや外国の雑誌で働いてきました。 1982年、彼はフランスの雑誌「パリマッチ」(Paris Match)とコラボレーションをスタート。「パリ・マッチ」は10年続き、カラー写真での国際的報道のスキルを磨きました。

1994年、芸術勲章のナイトに選出。彼の作品は、パリ以外のさまざまなギャラリーでも展示されました。パリの国立現代美術財団は彼の写真をいくつか取得しました。

モード歴史と女性美基準の転換
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いろんなファッション歴史の本を読んで何も学べなかった残念なファッション歴史家。パンチのあるファッションの世界史をまとめようと思いながら早20年。2018年問題で仕事が激減したいま、どなたでもモチベーションや頑張るきっかけをください。

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