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モードの世紀が勧める10冊 : ファッション史・モード論…

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モードの世紀が勧める10冊

モードの世紀が勧める10冊 : ファッション史・モード論をはじめ経済史・都市論も1冊ずつ含めてこの10冊。古書も一部にありますが入手しやすいです。

モードの世紀が勧める10冊 : ファッション史・モード論をはじめ経済史・都市論も1冊ずつ含めてこの10冊。ファッションやモードを勉強するのに他は要りません。
モードの世紀が勧める10冊 : ファッション史・モード論をはじめ経済史・都市論も1冊ずつ含めてこの10冊。ファッションやモードを勉強するのに他は要りません。

モードの世紀が勧める10冊 : ファッション史・モード論をはじめ経済史・都市論も1冊ずつ含めてこの10冊。ファッションやモードを勉強するのに他は要りません。

向かって左から。(≪外部リンク≫はアマゾンのページへ。写真付きのリンクはサイト内の書評ページへ)

大丸弘・高橋晴子『日本人のすがたと暮らし』

≪外部リンク≫大丸弘・高橋晴子『日本人のすがたと暮らし―明治・大正・昭和前期の「身装」―』三元社、2016年 : 衣服を描く時は、画像資料の形か文字の形かに限定されます。しかし、衣服には現物の衣服という第3の次元があります。といってもこの第3次元を本で描くことは難しいので、この本のように画像と文字とを行ったり来たりする描写方法が現在最も分かりやすく、かつ本質を理解できる方法です。

日本人のすがたと暮らし 明治・大正・昭和前期の「身装」
日本人のすがたと暮らし 明治・大正・昭和前期の「身装」 : 近代化における日本人のすがたと暮らしの実態をテーマ別に再現した本です。1項目が約2頁で収められているので読みやすい。著者2名は衣服史を最も深く理解した研究者で、本書の刊行計画を知ってから私は1年以上、待ち望みました。

岩本真一『ミシンと衣服の経済史』

≪外部リンク≫岩本真一『ミシンと衣服の経済史―地球規模経済と家内生産―』オンデマンド版、思文閣出版 2017年6月 : 私の本です。ミシンが世界的に普及していった19世紀末頃から20世紀前半に焦点を当てて、アメリカのミシンが日本や中国のアパレル産業に与えた状況を詳しく調べています。文化史との関係も述べたかったので、洋服からの民族衣装への影響についても言及しています。

ミシンと衣服の経済史 - 自著紹介 | モードの世紀
ミシンと衣服の経済史 : このページでは私が著した刊行物のうち、単著『ミシンと衣服の経済史』の刊行経緯や詳しい目次を紹介しています。ミシンは服だけでなく本や袋も作ります。ミシンと衣服は関係が有るような無いような。曖昧な関係の中、ミシンとアパレルが結ばれて突き進んだ点を本書は述べます。

田中千代『服飾事典』

≪外部リンク≫田中千代『服飾事典』同文書院、1969年 : 戦後に刊行されたファッション辞典の中でかなり初期の1冊本だと思います。言葉の説明と言葉の歴史を丁寧に踏まえています。また単純な二分法ではありますが、洋服・洋裁と和服・和裁を分けて叙述しているので、後代の西洋一辺倒よりも幅広くファッションを知ることができます。書評はまだ書けていません。

ブリュノ・デュ・ロゼル『20世紀モード史』

≪外部リンク≫ブリュノ・デュ・ロゼル『20世紀モード史』西村愛子訳、平凡社、1995年 : 本書はファッションの歴史やモードの歴史を扱い、19世紀以降の民衆の服装に立ち入った類書の中で最も詳細な本です。また、時代論もさることながら、ブティック経営や時代経済史にも言及しているので、文化と経済を統合して理解することができます。類書を思い出して下さい、印象論で終わるようなええ加減なものが多いでしょう。

20世紀モード史 : ブリュノ・デュ・ロゼル著
20世紀モード史 : 20世紀民衆衣装の変遷を網羅的に辿った図書。20世紀初頭から1970年代までを扱い、広範囲の地域を取り上げて近代化に洋服が普及した経緯を述べています。冒頭から民俗衣装と既製服に注意し、一般民衆の衣装に多くのページを割いている点が特徴です。焦点は20世紀ですが、19世紀までの概略についても一般民衆が取り上げられるため、安定した読みやすい叙述がなされています。

ロラン・バルト『モードの体系』

≪外部リンク≫ ロラン・バルト『モードの体系―その言語表現による記号学的分析―』佐藤信夫訳、みすず書房、1972年 : ロラン・バルトの大著。ファッション雑誌に見られるフレーズに注目し、その区分や意味を考察しています。またモード写真や現物衣服にも言及されていて、フレーズ、写真、現物の関係が明確に分かります。かなり論理的な大著なので書評はまだ書けていません。

デヴィッド ハーヴェイ『パリ』

≪外部リンク≫デヴィッド ハーヴェイ『パリ―モダニティの首都―』大城直樹・遠城明雄訳、青土社、2006年 : アメリカの地理学者ハーヴェイの19世紀資本主義論。グローバリズムを捉えた本とも読めますが、それをモダニティの首都パリに代表させた形。角度は19世紀の首都パリの都市生活が気絶レベルで悲惨だった点を盛り盛り書いています。ハーヴェイらしく調べたことをブチ込んでいるだけの本ですが、パリという点を抑えるには読んでおきたい本です。書評はまだ書けていません。

ミシェル・リー『ファッション中毒』

≪外部リンク≫ミシェル・リー『ファッション中毒―スタイルに溺れ、ブランドに操られるあなた―』和波雅子訳、日本放送出版協会、2004年 : ジャーナリスト出身の著者らしく、詳しい業界エピソードの数々。ファッション業界のグローバリズムと合理的経営が与えた労働者への悪影響、モデル稼業・デザイナー稼業の内幕といったダークな面を掘り起こします。その半面でファッションを楽しむゆとりも入れてくれているため、読者の私たちを犯罪者として位置づけるだけでなく一部に被害者風に扱っています。その分、やや気を楽にして読めます。

ファッション中毒 : スタイルに溺れ、ブランドに操られるあなた
ファッション中毒 : 有名ファッション誌の編集者、ファッション・ジャーナリストとして活躍する著者が業界内部から行なった問題提起の著書です。とはいえ業界の悪い側面がいくつも明らかにされる一方で、ファッション中毒から抜けられない消費者たちの肩を持つ観点もあり、読者は悲惨な現状を理解しながらも少し余裕を持って読み進めることができます。

アン・ホランダー『性とスーツ』

≪外部リンク≫アン・ホランダー『性とスーツ―現代衣服が形づくられるまで』中野香織訳、白水社、1997年 : 著者・訳者とも男性ファッション史の専門。本書の良い点は19世紀までの男性ファッションが後代の女性ファッションに影響を与えた点を明記し、その影響を丁寧に説明している点です。訳者の本では男性ファッションがやたら詳しく書かれますが、私にとって男性ファッションは興味ナッシングなので、ホランダー本人の本書を勧めます。

性とスーツ : 現代衣服が形づくられるまで
性とスーツ : モダンな男性のテイラード・スーツを主に取り扱い、スーツを帰結とする近現代の男性衣装の展開を概観しています。また、それに呼応した女性衣装も20世紀を中心に取り上げられています。男性服の歴史を見ると女性服の歴史が意外に分かりやすいと知りました。

ウィリアム・A・ロッシ『エロチックな足』

≪外部リンク≫ウィリアム・A・ロッシ『エロチックな足―足と靴の文化誌―』山内昶・山内彰・西川隆訳、筑摩書房、1999年 : 本書は脚よりも足に注目し、また靴との関係を詳しく述べた文化史です。足か靴の片方に偏りがちなフェティシズム。そういう本が多い中、本書は足フェチが靴フェチと出会える珍しいもので、想像を絶するエピソードも満載。これ読まずして足も靴も語れません。

エロチックな足 足と靴の文化誌 : 足と脚のもつ威力と魅力
エロチックな足 足と靴の文化誌 : 数々の性欲を刺激する特徴を作りだした器官として足を捉え、靴を人間に奉仕する以上のものとして捉え、足と靴のもつエロティック(性的)な側面を数々の逸話で満たしたものです。古今東西の資料から次節を実証しようとする踏査力には凄いものがあります。

ピエトラ・リボリ『あなたのTシャツはどこから来たのか?』

≪外部リンク≫ピエトラ・リボリ『あなたのTシャツはどこから来たのか?―誰も書かなかったグローバリゼーションの真実』雨宮寛・今井章子訳、東洋経済新報社、2006年 : 著者が大学生との会話をきっかけに、ティー・シャツのルーツを探った本。グローバル社会を経済から見た類書の中で分かりやすい方です。パクリ産業(パクリ国家)の代表格とよく見なされる中国にも言及されていますが、本書の鋭い点はそれが中国だけの問題では無く世界の問題だと捉え直している点です。日本もアメリカも昔はパクリ国家だったのですから。書評はまだ書けていません。