時代を先取りするスタイルの秘密:「ハーパース・バザー」日本版、2006年5月号(通算68号)
このマドンナ特集は日本語版で17ページ分ですので、お得感いっぱい。
さらに53頁には村上新子の「マダム新子のファッション審談」シリーズに「マドンナ47歳のターンアップ」と題した1頁分のエッセイあり。このエッセイに対するコメントはこの記事下部で。

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
ドレス : ダナ・キャラン
ベルト : イヴ・サンローラン・ヴィンテージ
イヤリング : ショパール
指輪 : ネイル・レイン・ジュエリー

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
ドレス : Alessandro Dell’Acqua(三喜商事)
ネックレス : M+J Savitts
ブーツ : Jimmy Choo(ブルーベル・ファッション)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
ベスト付きタキシード・ジャケット : Yves Saint Laurent(グッチ グループジャパン イヴ・サンローラン ディビジョン)
パンツ : Yves Saint Laurent(グッチ グループジャパン イヴ・サンローラン ディビジョン)
イヤリング : Chopard(一新時計)
チョーカー : Dior(クリスチャン・ディオール)
指輪 : マドンナ本人私物
ブーツ : Rochas(ブルーベル・ファッション)Beauty Bazaar

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
プリーツが施されたトップ : Velonique Branquinho(PR ジャパン)
ヴィンテージのレオタード : The Way We Wore, L.A.
網タイツ : Capezio (capeziodance.com)
イヤリング、バングル : Issac Manevitz for Ben-Amun
ラッカード・ジャケット : Rick Owens (Pred.P.R.)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
ドレス : アレキサンダー・マックイーン(Alexander McQueen)(リステア東京)
タイツ : Wolford(ウォルフォードブティック大阪)
ブーツ : Gina Couture <ginashoes.com>

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
ベルト付きシルクのドレス : Gucci(グッチジャパン)
パンプス : Christian Louboutin(クリスチャン・ルブタン) for Roland Mouret

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
ドレス : アレッサンドロ・デラクア(三喜商事)
ネックレス : M+J Savitts
ブーツ : ジミー・チュウ(ブルーベル・ファッション)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)

『ハーパース・バザー』日本版、2006年5月号(通算68号)
スモーキング・ジャケット : Ennio Capasa for Costume National(シー・エヌ・ジェイ)
パンツ : Ennio Capasa for Costume National(シー・エヌ・ジェイ)
ハット : トレーシー・ワッツ <tracywatts.com>
イヤリング : ショパール(一新時計)
ベルト : フェンディ(フェンディ・ジャパン)
スタッフ
- 写真:ソルヴァ・スンツボ(Solve Sundsbo)
- モデル:マドンナ(Madonna)
- 衣装:アリアンヌ・フィリップス(Arianne Phillips)
- ヘアスタイル:アンディ・レコムプテ・サロン(Andy LeCompte) for ケラスターゼ・パリス(Kerastase Paris)
- メークアップ:ジーナ・ブルック(Gina Brooke) for シュウ・ウエムラ(Shu Uemura)
- ヘアプロダクト:レッドケン(Redken)
- ボディクリーム:ニベア・ボディ・エイジ・ディファイング・モイスチャー(Nivea Body Age Defying Moisturizer)
- 舞台デザイン:ジェラード・サントス(Gerard Santos)
- ジェイクフィップス協力イシス・フォールディング・チェア(Isis folding chair courtesy of Jake Phipps):Jakephipps.com
インタビューの名言
原点に戻った感じ。以前はヨガに夢中だったけど、肩の関節と腕の動きを取り戻すためにピラティスとダンスを本格的に始めて、筋肉質じゃ無くなった。(同書94頁)
個人的にはマドンナの筋肉に萌えさせて頂いてきたので少し残念ですが。
いつも評価がいいとダメになる気がする。逆風が吹くから頑張れるし、自分の信念を貫く意志と勇気が生まれてくる。反抗心が強いから、燃え続けるための燃料が必要。(同書103頁)
評価が無さ過ぎるのも逆風が吹き続けるのも辛いけど、まぁ、仰る通り。
マドンナ47歳のターンアップ(村上新子の「マダム新子のファッション審談」シリーズ)
このエッセイは、2006年1月ジャンポール・ゴルチエのオート・クチュール・コレクションの参加記録。
ドヌーヴとマドンナ
カトリーヌ・ドヌーヴを1時間待たせたマドンナという前置きから、ドヌーヴとマドンナの美貌の比較。これは年齢差あるのでドヌーヴ可哀そう。ファッション誌のゴシップによくある、大御所のAが別の大御所のBを待たせたからAの方が格上という論理はたいがい飽きます…。
セレブとしてのマドンナが1990年代からどのように人前に登場してきたのかをエレガンスという言葉を使って簡単に振り返っているのが分かりやすいです。かつてのドヌーヴが今のマドンナに近いですよというニュアンスですね。
ヘプバーンとマドンナ
また、オードリー・ヘプバーンと比較して、ヘプバーンのエレガンスは生まれつき、マドンナのエレガンスは磨き上げと区別化。
このエッセイの隣のページがランバンの広告で、白色の膝丈ドレスを着た女性が振り向いた画像で、これがCG加工されて目が大きく描かれ、21世紀アニメ風ヘプバーンに仕上がっています。ページ構成としてエッセイが広告を狙った感じになっています。
オチ
マドンナとドヌーヴとの比較は妥当、マドンナとヘプバーンとの比較ははずれな気がします。同時代のマリリン・モンローとヘプバーンを比較した上じゃないとマドンナを持ってくるのは無理があるかと…。
ヤフー・オークションで「Harper’s Bazaar」を購入
最近ますます≪英語版か仏語版は持っておきたい病≫が進行し、ヤフオクでこの英語版を買いました。2018年4月16日到着。この記事に掲げた2枚目の写真(青色トーンの写真)だけが英語版にはありません。

Madonna, “Harper’s Bazaar”, Hearst magazines, March, 2006.
このマドンナの特集では日本版は英語版から翻訳されたものと考えてOKです。
英語版で気づいたのですがマドンナ特集の次の頁(376頁)から別の特集「… And God Created Woman」が始まります(385頁まで)。
このモデル(ジェマ・ワード)が可愛いので調べようと思ったら撮影はカール・ラガーフェルドだと…。萎えました…。
日本語版では「私はバルドーな女」と題され180頁から187頁まで割かれています。
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