タイツでおしゃれを タイツはやっぱりアツギ
このページでは「婦人画報」1967年1月号、92頁・93頁に掲載された「タイツでおしゃれを タイツはやっぱりアツギ」をご紹介しています。
リード文
おしゃれをぬいぐるみのようにすっぽりつつんでくれるタイツは、この季節にはたいへんありがないもの。近頃は、色、種類、サイズも豊富になりましたので、あそび着、家庭着、オフィスウェアなど用途に応じた使い方で、暖かい冬をおすごしください。アツギのタイツはマチが実用新案、マタのところがしわになりませんし、ウエストにオペロンテープを使用しているので老化しません。
出典 「婦人画報」1967年1月号、93頁
リード文批評
以下に紹介する4点は、いずれもパンティ・タイツかパンティ・ストッキングかと思います。少なくとも1枚目の右と2枚目の左の2点で、それを確認できます。
シームレスタイツ

出典 「婦人画報」1967年1月号、92頁
リード文
シームレスタイツ(600円〜750円)は、スキーパンツの下に最適。また寒い日のちょっとしたおでかけにもお召しになれます。
出典 「婦人画報」1967年1月号、93頁
リード文批評
シームレス・タイツとは縫い目のない丸編の女性用タイツです。シームが縫目のことで、それがレス(less)つまり無いということです。類義語にシームレス・ストッキングがありますが、タイツの方が分厚いのでスキーなどにはタイツが薦められます。
ストッキングとタイツの違いはこちら。
カジュアルタイツとイージーストッキング

出典 「婦人画報」1967年1月号、93頁
リード文
右/カジュアルタイツ(850円〜900円)は、レジャーはもちろん、ホームウエアにも。
左/イージーストッキング(600円〜750円)は、タイツにストッキングの美しさをプラスしたもの。他に和装用タイツ、妊婦用タイツもあります。
出典 「婦人画報」1967年1月号、93頁
リード文批評
カジュアル・タイツとは用途の意味を含んだタイツで、とくにカジュアルな状況に穿くタイツのことです。ここではレジャーや部屋着の一種と考えられています。
1960年代はさりげない脚を演出するストッキングの方が重視され、質感のあるタイツは、おおむね、どれもカジュアルだと思われていました。
イージー・ストッキングは不詳ですが、カジュアル・タイツと同じようにレジャーや部屋着での着用を想定しているでしょう。タイツよりも薄めですが、写真を見るかぎりストッキングのなかでは濃い方でしょう。
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