新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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同志社大学 日本経済史2

同志社大学 2018年度クリスマス・イルミネーション
同志社大学 2018年度クリスマス・イルミネーション via 同志社大学
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同志社大学 日本経済史2

同志社大学 日本経済史2 : この講義では繊維産業・アパレル産業およびファッション文化の観点から日本史を振り返ります。この講義は後期に行ないます。前期は「1」です

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出町柳駅から出勤する時は必ず写している週刊鴨川

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講義内容

繊維産業・アパレル産業、ファッション文化の観点から日本史を振り返ります。後期は幕末開港期から現代までを扱います。最近の日本経済は産業全体が停滞していると言われます。ファッションに関わる諸産業も同様ですが、おしゃれの基本であるファッション関連産業は私たちの生活から無縁にはなりません。この授業では生産面(繊維・アパレル産業)と消費面(ファッション文化)の歴史を振り返ることによって、今後の日本経済を見通す多様で幅広い視野を学びます。

同志社大学 2018年度クリスマス・イルミネーション

同志社大学 2018年度クリスマス・イルミネーション via 同志社大学

学習上の注意点

【準備学習について】前回のプリントを見直します。

【到達目標について】社会人になる・なった上での自分の所属する組織や産業について、歴史的位置づけを踏まえ、近視眼的にならず鳥瞰的に理解できるようになりましょう。具体的には、アルバイトや就職後に何をどれだけ販売すれば良いのかという身近な戦略だけでなく、材料調達、製造、販売、消費に至る過程の流れをグローバルに理解し、自分に間接的に関わる仕事にまで想像力を持ちましょう。他方、消費者として楽しく視野の広い消費生活を送る判断力を身につけましょう。

【受講に際して】発想を柔軟にして下さい。視野を広めつつ関心を深める切っ掛けを見つけて下さい。関連する展覧会などに積極的に参加して下さい。歴史を学ぶのに大切なツールは地理です(年表よりも地図が大切です)。

テキスト

使用しません。

参考文献

ミシンと衣服の経済史 : 著書紹介
このページでは私の著書のうち単著「ミシンと衣服の経済史」の刊行経緯や詳しい目次を紹介しています。

参考URL

学生への要望

復習が大切です。授業内容で面白かった点を友人、ご家族、教職員などに話して、説明の限界を押えて下さい。歴史の勉強には年表よりも地図が大切です。色んな時代の色んな場所の地図に慣れて下さい。

オフィスアワー

講義終了後。

授業計画

  1. 講義概要、近代の洋服の普及と民族服の確立(1) : 近代になると欧米からの文化が押し寄せ、日本の文化・伝統が破壊されていったと言われます。果たして、そうなのでしょうか。和服が急速に衰退していったことは確かですが、衣服形態に変化が見られました。この点を概説します。
  2. 近代の洋服の普及と民族服の確立(2) : 日本の和服をはじめ、近代のさまざまな民族服は洋服との関係において変容・確立をしました。日本の着物、中国のチーパオ(旗袍)や朝鮮のチマ・チョゴリの実例から、その経緯を解説します。
  3. 近代におけるミシンの普及とその意義(1) : 18世紀イギリス産業革命によって糸と布(織物・編物)の大量生産が実現しましたが、衣服生産は手縫いのままでした。19世紀中期にアメリカで縫製機(ミシン)が実用化されて以降、世界の衣服生産の在り方は大きく変わりました。アメリカ・ドイツの動向を踏まえながら、日本の縫製工場におけるミシンの利用を概説します。
  4. 近代におけるミシンの普及とその意義(2) : アメリカ・ドイツからのミシン輸入によって、日本では縫製工場だけでなく、家にもミシンが普及しました。家に焦点を当てて、女性のミシン活用について家事労働と家内労働の両面から解説します。
  5. 近代の繊維産業の変貌 : 繊維産業は殖産興業政策に組み込まれ、20世紀初頭には輸出化を遂げましたが、その前後において繊維原料の変更を行ない、農業と工業を連動させた経済発展を放棄しました。この点を紡績業の発展と戦時経済の実情に絡めて解説します。
  6. 戦時・戦後のアパレル産業とファッション文化 : 戦前から戦後にかけて、洋服の普及と既製服の普及は戦時期および1970年代アパレル産業の破竹の勢いに結実します。ファッション文化もまた、裁縫教育の普及とともに活発になりました。フランスへの憧れに触れながら、この展開を観察します。
  7. 現代のアパレル産業とファッション文化 : 1990年代以降、アパレル産業は中国への工場移転を行なうとともに、グローバル企業が登場しました。また、製造販売される衣服はコスト削減による軽量化が図られています。現代のアパレル企業の抱える問題と、貧しくなる衣服について解説します。

講義資料・関連資料の配布ページ

関連リンク

履修生を中心とした同志社大学生へのメッセージ : 2019年1月19日追記

以下は、成績に関係ございませんし、全くの雑談ですので、無視されてもOKです。もちろん読んで頂くと嬉しいです。

同志社ラブ

本年度で同志社大学を3年間教えたことになります。初年度は「有名だけど、どんな雰囲気で、どんだけ賢いのかなぁ」というくらいで臨みました。初日から良い意味で、従来教えてきた数多くの大学とは違う「違和感」を感じました。人の話が聞けるのです、態度において・表情において・理解において。それが先日の今年度最終授業まで続いていることが、私には驚きと喜びです。

多忙な一年の支え

今年度は他大学の授業が多くなり、本学での授業数は相対的に比率が激減しました(今期は9分の1)。しかし「頭は他大学、心は同志社」と確認しながら、木曜日3限を支え・目標・遣り甲斐にしてきました。あなた方の授業中の表情や反応や授業前後の会話に満たされ、遣り甲斐に応えて頂いたと喜んでいます。

同志社学生の仕事人生のポジショニングやライフスタイル

昨今の日本経済の停滞と世界経済の停滞は延々と続きますが、あなた方は「人生何とかなる」「努力が報われる」状況にあるんだということを肝に銘じて自分のやりたいことと社会的に役立つこととを、あなた自身の中で適当に混ぜて、あなた自身の展望をさらに開いていって下さい。

そういう意味で、私は、あなた方、同志社大学の学生たちが就職後にどんな生活を送るのかにとても興味があります。ブラック労働にどう付き合うのか、余暇はどんな時間配分やテーマを設定するのか、会社との付き合いや大学までの知人たちとの付き合いの頻度や行き先(レストランとか、有給取った数泊の旅行とか、その他何でも)。

ですから、ご卒業されてもメールアドレスや「モードの世紀」やSNSなどをつうじて、ぜひ近況を教えてほしいと願います。私が今まで教えてきた大学の学生たちは春先早々に退職という話ばかり聞いてきましたので…(苦笑)。

飲食会話する時にネタの自信がない場合の対策

参照URLの2点目に記した「担当者のエッセイなど」(Yahoo!ボックス内)には、好きなものリスト、大学院時代の苦労、恋愛と読書案内を混ぜたようなエッセイなど、5点のファイル置いております。テストが全部終了した後や、テスト期間中の息抜きなどにお読み頂ければ幸いです。

しつこく授業でお伝えした「お好み焼き+カフェ」、「スペイン料理+カフェ」について

各グループ(個人でも可ですが回数の効率性を考えて2人以上がベター)で既に(1)を終えているグループは(2)でも構いません。どうしても(2)だけに行きたいと仰る方はその旨お伝え下さい。

(1)または(2)に参加をご希望される方は、次の連絡先のいずれかから、知人・友人をお誘い合わせのうえ、ぜひご連絡下さいませ。

これまでの同志社生と行ったお好み焼き+カフェの日記は2017年のまとめ日記2018年8月のまとめ日記、スペイン料理+カフェの日記は2018年2月9日 : 同志社の学生たちとカンバッシーをご参照ください。

唯一の後悔

今年度のミスは2点。

  • 一つ目は夏休みにお好み焼きに行った学生たちと後期にバッタリ学内で合った時、その学生の名前を呼んで挨拶しようとしたら隣からもう一人の学生が現われて、どちらの学生の名前を呼ぶべきか迷ってしまったことです。「おー、おー!」と「ヨッ友」のような反応をしてしまいました。今度合った時はちゃんと名前を呼びますね。
  • 二つ目はさらに悔しいことですが、後期の授業後に学生が早歩きの私を追いかけてきて「前期に視野を海外にと仰ったことに触発されて、短期ですが夏にイギリスへ留学に行ってきました」と、わざわざお礼を言いに来てくれた学生に対して、2分程度の話で切り上げてしまったことです。あれはミスでした。寧静館ナンパや学内歓談の形で話の続きを聞くべきでした。言い訳になりますが、2017年度まで教えていた大学では、人前で質問や歓談の出来ない学生たちが授業後の廊下や階段で私が一人になる状況をちょくちょく伺っていた(つまり背後を走って追いかけ回していた)ので、つい初動を誤りました。「ここは同志社なんだ安心しろ」という風に、状況と大学が違うことを一瞬で気づくべきでした…。少々の申し訳ない気持ちと多大な感謝の気持ちです。
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