大学時代にやってほしいこと!

同志社大学 日本経済史2

同志社大学 2018年度クリスマス・イルミネーション
同志社大学 2018年度クリスマス・イルミネーション via 同志社大学

この講義は西村先生と私(岩本真一)の2人が分担して進めていきます。

このページでは私の担当分だけ書いています。この講義は後期に行ないます。前期は「1」です

出町柳駅から出勤した際には必ず鴨川デルタを写すようにしています。息抜きにインスタグラムの「週刊鴨川」をぜひご覧ください♪

出町柳駅から出勤する時は必ず写している週刊鴨川

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講義内容

繊維産業・アパレル産業(生産面)、ファッション文化(消費面)の観点から日本史を振り返ります。そして、今後の日本経済を見通す多様で幅広い視野を得ます。後期は幕末開港期から1970年代頃までを扱います。主なテーマは3点です。

  1. 19世紀中期以降に日本がミシンを調達していった動向を輸入・国産・輸出からたどります。
  2. ミシン会社にとってミシンを使うメリットは女性像の構築と女性美の形成と女性衣装の形態に影響を与えた点にあったことを理解します。
  3. アパレル産業が戦前期から戦時期を経て高度成長期にいたってどのように変化したかを理解します。

到達目標

物事の時間的位置づけを踏まえ、近視眼的にならず鳥瞰的に物事を理解できるようになってください。材料調達、製造、販売、消費に至る過程の流れをグローバルに理解し、自分に間接的に関わる仕事にまで想像力をもってください。他方で消費者として楽しく視野の広い消費生活を送る判断力を身につてください。

授業計画

第15回は2クラスとも「授業内評価」を行ないます。どちらかのクラスを私が第1回から第7回まで担当し、もう一つのクラスを第8回から第14回まで担当します。

第1回講義概要講義の進め方、参考文献、成績評価の方法。講義を進める上で知っておくべき基本事項。
第2回近代日本のミシン普及(1)18世紀イギリス産業革命によって糸と布(織物・編物)の大量生産が実現したが、衣服生産は手縫いのままであった。19世紀中期にアメリカで縫製機(ミシン)が実用化されて以降、世界の衣服生産の在り方は大きく変わった。アメリカ・ドイツの動向を踏まえながら、日本の縫製工場におけるミシンの利用を概説。
第3回近代日本のミシン普及(2)アメリカ・ドイツからのミシン輸入によって、日本では縫製工場だけでなく、家にもミシンが普及していった。家に焦点を当てて、女性のミシン活用について家事労働と家内労働の両面から解説。また、1930年代のミシン国産化にいたる顛末を説明。
第4回近代日本のアパレル産業(1)19世紀中期に日本でアパレル産業が勃興した。当初は内戦を起点として軍服生産が活発だったが、同時期に民間でスーツの製造販売も始まっていた。軍服もスーツも毛織物を材料生地に使った衣料品である。この授業では生地と衣料品との関係に注意して、19世紀中期から1930年代までのアパレル産業を概説する。
第5回近代日本のアパレル産業(2)日中戦争の勃発から太平洋戦争の終結にいたる時期にアパレル産業は軍服・軍靴などの軍需衣料品生産によって飛躍した。貧困を土台にした戦争期にどのような形で飛躍させたのか。戦時経済統制にも触れながら詳説。
第6回戦時・戦後のアパレル産業とファッション文化19世紀中期からの洋服普及と和服普及は、戦時期から1970年代にかけてアパレル産業の破竹の勢いとして結実した。ファッション文化もまた、裁縫教育の普及とともに活発になった。アメリカとフランスへの憧憬に触れながら、この展開を観察。
第7回現代のアパレル産業とファッション文化1990年代、アパレル産業は中国への工場移転を行なった。製造販売される衣服はコスト削減による軽量化が図られ、低賃金労働によって運転されている。現代アパレル企業の抱える問題と、貧しくなる衣服について解説する。

成績評価基準

授業内評価:100%(授業内容に対する理解)

参考文献

  • 岩本真一『ミシンと衣服の経済史』思文閣出版、2014年)
  • 大丸弘・高橋春子『日本人のすがたと暮らし-明治・大正・昭和前期の身装-』三元社、2016年
ミシンと衣服の経済史:著書紹介
このページでは私が著した『ミシンと衣服の経済史』の刊行経緯や詳しい目次を紹介しています。ミシンは服だけでなく本や袋も作ります。ミシンと衣服は関係が有るような無いような。曖昧な関係の中、ミシンとアパレルが結ばれて突き進んだ点を本書は述べます。
日本人のすがたと暮らし 明治・大正・昭和前期の「身装」
日本人のすがたと暮らし 明治・大正・昭和前期の「身装」 : 近代化における日本人のすがたと暮らしの実態をテーマ別に再現した本です。1項目が約2頁で収められているので読みやすい。著者2名は衣服史を最も深く理解した研究者で、本書の刊行計画を知ってから私は1年以上、待ち望みました。

参考URL

講義資料・関連資料の配布ページ

前期と後期の違いに御留意下さい。前期には後期分が(その逆も)、時期によってはファイルを置いていない場合もあります。

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時間の都合で授業当日の会話が難しい大学は、2019年度では園田学園女子大学と龍谷大学です。授業前後に時間があっても直接に話ができないこともあります。大阪市立大学や同志社大学の学生方々も上記のフォーラムを積極的にご活用ください。

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