ファッション用語のうちハ行のドレスについて簡潔に説明しています。ドレスの下位に区分されるアイテムを説明しています。お気に入りのアイテムを見つけて下さい。
- バック・ポイント・ドレス : back point dress
- パーティ・ドレス : party dress
- パネル・ドレス : panel dress
- パラシュート・ドレス : parachute dress
- バレエ・ドレス : ballet dress
- ハンカチーフ・ドレス : handkerchief dress
- ピーエム・ドレス : PM dress
- ビジネス・ドレス : business dress
- ビスチェ・ドレス : bustier dress
- ピーター・トムソン・ドレス : Petter Thomoson dress
- ビーチ・ドレス : beach dress
- ヒップハング・ドレス : hip-hang dress
- ファンシー・ドレス : fancy dress
- フィギュア・ドレス : figure dress
- フェザー・ドレス : feather dress
- フォーマル・ドレス : formal dress
- フラウンスド・ドレス : flounced dress
- ブラ・ドレス : bra dress
- プルオーバー・ドレス : pullover dress
- フローラル・ドレス : floral dress
- ベアバック・ドレス : bareback dress
- ペザント・ドレス : peasant dress
- ベーシック・ドレス : basic dress
- ベスト・ドレス : vest dress
- ベスト・ワンピース : vest one-piece
- ペティコート・ドレス : petticoat dress
- ペーパー・ドレス : paper dress
- ベビー・ドール・ドレス : baby doll dress
- ホット・ドレス : hot dress
- ボディ・ソワレ : body soiree
- ホールター・ドレス : halter dress
- お気に入りアイテムを探す
バック・ポイント・ドレス : back point dress
背面を強調したドレス。臀部につけた大きなリボン、腰部に流したフリル、露出した背中などで強調する。バック・アクセント・ドレスとも。
パーティ・ドレス : party dress
パーティに着るドレス。目的や時間帯で分けられる。ティー・パーティはアフタヌーン・ドレス、カクテル・パーティはカクテル・ドレス、ディナー・パーティはディナー・ドレス、イヴニング・パーティはイヴニング・ドレス。
パネル・ドレス : panel dress
身頃やスカートに同じ布や違う布の断片をはめ込み合わせたドレス。また、肩・ウエスト・裾などから布を垂らしたドレスも含む。
作品例
ベージュに近い枯葉色。共色で荒いチェックが織出されているところに、面白味のあるきれ地。若い人のためのおしゃれなドレスで、小さな帽子がこのドレスに新しいムードを与えていると思います。肩あげのような肩と脇縫目のないスカートのパネル線が、プレーンな中のアクセントです。(生地・レナウン)
伊東茂平デザインのシンプルなドレス。「私のきもの」1960年7月(第59輯)、5頁。
パラシュート・ドレス : parachute dress
スカート部分がパラシュート形態のドレス。衿元や旨の切替線から下にプリーツやフレアを入れて裾を広げる。パラプリュイ・ドレス(paraplluie dress)とも。
バレエ・ドレス : ballet dress
バレエをする時に着るドレス。薄地だが張りのあるチュール生地やオーガンジー生地を用いたチュチュというスカートと、肩紐で吊るスキニーな上衣で構成される。短いスカートはクラシック・チュチュ、長いスカートはロマンティック・チュチュ。
ハンカチーフ・ドレス : handkerchief dress
スカート部分に布をダイヤ状に何枚も重ねたドレス。裾がギザギザになることが多い(ハンカチーフ・ヘムライン)。歩くと裾の動きが目立つ。イヴニング・ドレスやカクテル・ドレスによく着られる。
ピーエム・ドレス : PM dress
午後のドレス。1987年頃からニューヨークの女性サラリーマンから人気が出た。フォーマル・ドレスの一種だが、従来のアフタヌーン・ドレスやカクテル・ドレスやイヴニング・ドレスよりもカジュアル性が強く、ビジネスウェアやスポーツウェアから着替えやすい。丈が短いものが多い。
ビジネス・ドレス : business dress
通勤時に着るドレスと勤務中に着るドレスの総称。シンプルなデザインが多い。
ビスチェ・ドレス : bustier dress
ビスチェとスカートから構成されるドレス。ビスチェは胸部と腰部を覆う肩紐なしのブラジャーのこと。かつてイヴニング・ドレスの下着に使われたドレスがアウターウェア化したドレス。
ピーター・トムソン・ドレス : Petter Thomoson dress
米国海軍にテーラーとして従事し後にデザイナーとして独立したピーター・トムソンがデザインしたことに由来するドレス。米国の私立学校の制服に多用された。カラーはセーラーで肩から胸に広いヨークがある。そのヨークからウエストを通過して裾までプリーツが入っている。ウエスト・ラインがなく上からベルトで締める。
辞書批判
バンタン[2003]105頁は「ピーター・トムソンがデザインしたドレス」と断言するが、それをモチーフにしたドレスとの関係に言及しない。ファッション・デザイナーを一人一人挙げるとキリがない。説明を工夫すべき。
ビーチ・ドレス : beach dress
ビーチで着るドレス。水着の上に羽織るカバーアップも含む。プリント柄が多く、肌を大きく露出させる。
ヒップハング・ドレス : hip-hang dress
1920年代によくみられた、衿元が広く開いていて細身Hラインになったドレス。肩で着るよりもヒップで着る形になるので、スカート部分の動揺が大きい。
ファンシー・ドレス : fancy dress
仮装舞踏会に着られるドレス。コスチューム・プレイ(コスプレ)なので、過去の衣装や民族衣装が多い。コスチューム・ドレスとも。
フィギュア・ドレス : figure dress
身体にしなやかにフィットしたドレス。ボディフィギュア・ドレスとも。さらにフィット性を増すとボディコンシャス・ドレスに。
フェザー・ドレス : feather dress
フェザー(羽)のような軽い印象を特徴にしたドレス。生地にオーガーンジー、ポリエステル、サテン、かなり薄地のウールなどを使い、身体を包むようなドレスが多い。
フォーマル・ドレス : formal dress
公式の場面に着るドレス。
辞書批判
バンタン[2003]106頁に着装のルールありとの説。しかし、他のドレス類の項目にはしばしば現代ではルールが緩んでいるとも。フォーマルの項目でフォーマルを語ろうとするのが時代錯誤。また、《昼間のアフタヌーン・ドレス、夜間のイブニング・ドレス、ディナー・ドレスなどが代表的》とするが、昼間に着るフォーマル・ドレスはイブニング・ドレスと言わないし、逆も然り。同義反復。
フラウンスド・ドレス : flounced dress
襞飾りの付いたドレス。
ブラ・ドレス : bra dress
ブラジャー・ドレスの略語。ブラジャーをくっ付けたように胸部をダイヤ型などに装飾して強調したドレス。胸部と腰部以下とは同じ布を用いることが多い。
プルオーバー・ドレス : pullover dress
頭から被るドレス、つまり貫頭衣。
フローラル・ドレス : floral dress
生地に花柄を用いたドレス。花柄の形成にはプリント、アップリケ、刺繍、コサージュなどがある。
ベアバック・ドレス : bareback dress
バック(背中)が露出したドレス。かつてはイヴニング・ドレスに多くみられた。
ペザント・ドレス : peasant dress
ペザント(農民)風ドレス。「ダーンドル・ドレス : dirndl dress」を参照。
辞書批判
ヨーロッパの田舎を取り上げる辞書が多く、非常に西洋中心的。当然ながら農民は西洋だけでなく世界中に存在してきた。
ベーシック・ドレス : basic dress
シンプルなドレス。
辞書批判
バンタン[2003]107頁に《原型に近い》とあるが意味不明。
ベスト・ドレス : vest dress
上着に着るコートやジャケットを臀部より下まで延ばしたドレス。下衣にスカートを着けることも多い。
辞書批判
バンタン[2003]107頁の説明は《ここでいうベストはフランス語で「上着」の意味》と突然に始まる。ここでいわないベストの知識を過剰に要求するもので、説明としてダメ。辞書がベストを一定に理解していないことを示している。おそらく次のベスト・ワンピースでのベストと対比させたいのだろうが、的確な説明が一つ欲しいところ。
ベスト・ワンピース : vest one-piece
男性のベストを臀部以下にまで伸ばしたもの。したがってノースリーブで、ジッパーや後ボタンではなく前ボタンで着脱する。
辞書批判
バンタン[2003]107頁に《リゾート・ドレスやフォーマル・ドレスの一種としても用いられる》と説明。逆に捉えればタウン・ドレスや部屋着としては用いられないとなるが、その区分の説明がほしい。ただし説明は不可能であろう。したがって削除すべき。
ペティコート・ドレス : petticoat dress
裾がフリルやレースなどで装飾されたペティコートが内側に付いているドレス。
辞書批判
バンタン[2003]107頁は《nを、裾からのぞかせたドレス》と説明。この説明はドレスの裾を二重のものとして捉えている。しかし、最近のペティコート・ドレスは必ずしも二重になっておらず、ペティコート風に裾が広がった一重のドレスも含んでいる。
ペーパー・ドレス : paper dress
紙を生地に使ったドレス。
辞書批判
バンタン[2003]107頁は《紙、不織布、和紙などでつくられたドレス》と説明するが、紙と和紙の違いを説明していない。和紙が紙の一種だとすれば「、和紙」は削除すべき。
ベビー・ドール・ドレス : baby doll dress
赤ちゃん人形が着るかのように小さいドレス。そこから派生した意味は「ベビー・ドール・ルック」を参照。ベビー・ドレスとも。
辞書批判
バンタン[2003]107頁はベビー・ドールに《若くて可愛らしい》や《幼稚だけれど無邪気な魅力をもっている》という意味を与えている。この意味から、フリルの付いた幼稚に見えるベビー・ドール・ドレスは確かに多い。しかし、そこまで雰囲気を意味付けしてしまうと「ベビー・ドール・ロング・ドレス」のように「ベビー・ドール」の意味を持たない商品名まで許してしまう。赤ちゃん人形風に小さいという語義と大人向けネグリジェ(セクシー・ランジェリーの一環)として着る文化とを混同している。
ホット・ドレス : hot dress
新しいドレス。ホットなニュースと同じ意味。
辞書批判
バンタン[2003]108頁は《ニューヨーク生まれの新語》と述べるが、他方で《ミニ丈とストラップレス(肩の吊り紐がない)のデザインを特徴としたカクテル・ドレスをいう新しいアイテムを指す場合などに用いられる》と形態を説明。この形態が定着するとホットではなくなるので、間違い。
ボディ・ソワレ : body soiree
ボディ・ドレスとも。ボディの線を強調したドレス。光沢の強い糸を使って身体に注視させたり、伸縮性に富んだ生地を使ってボディ・ラインを強調したりしている。
辞書批判
バンタン[2003]108頁は《もともとミニマリズムを代表するシンプルなドレスとして登場したものだが、’80年代中頃のボディ・コンシャス・ファッションの流行と共に一般化した》と説明。「一般化」の理解に苦しむうえ、1980年代以前のミニマリズムと同年代中期以降のボディコンシャス化との転換を説明していない。衣服のミニマリズムは自ずとボディコンシャスになるはずだが。
ホールター・ドレス : halter dress
乗馬時に使うホールター(端綱)のように首で留めるドレス。ふつう、人間はドレスその他の上位を肩で留めているのに対して使う。首で留めるアイテムは紐や身頃と連なった布。首で留めるのでノースリーブ。腕と背中は全開になる(ベアになる)。サン・ドレスやイヴニング・ドレスに多く着られる。
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