モードを知ろう記事一覧

モードを知ろう

勉強は数冊の本を往来すること。

モードを知ろう : モードを知っていくうえで必要な知識や情報を整理しています。取り上げたテーマはアパレルの基礎知識、不可解なファッション用語、様々なアイテムや民族衣装、洋裁技術・ミシンなどです。

肩縫線 : shoulder seam line

肩縫線 : 人体の肩に該当する箇所にある縫目。布を節約する目的や肩の張りを強める目的で利用されます。たいていの衣服に見られます。肩縫線は身頃を前後に分け、肩と袖とを分けます。小分けするこの線はまさに洋裁・洋服らしさを示しています。そして、腕環(アーム・ホール)に接しているため、衣服制作で最も難しい箇所の一つです。

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ガーター : garter / 形態、種類、歴史など

ガーター garter とは靴下留めのことです。爪先から大腿以上を覆う靴下(長靴下つまりストッキング)と併用されます。形状は輪状とベルト状の2種に大別されます。昔は膝下の靴下を留めることもありましたが、今ではスポーツで使われるくらいに減っていて、多くは大腿部までの靴下を留めます。

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ストッキング : Stocking – 歴史と種類 –

ストッキング Stocking とは爪先から大腿部分を密着して覆う靴下のことで、主に編まれた靴下を指します。アングロサクソン語の木製編針(ストック stock =木の枝)を用いていたことが語源です。特に肌の色が透ける程度に薄手のものをストッキングと呼び、肌が透けないのはタイツといいます。日本語で長靴下、英語で hose または hosiery ともいいます。

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デザイナー designer : 言葉の意味とその変遷

デザイナー designer とは設計、意匠、計画などの意味を持つデザイン業をする人(設計師)。ファッションの分野においては、印象や主張を衣服の形態として具現化させる役割を果たします。古来から人間は衣服を設計し裁縫してきました。19世紀フランスではその工程が分化し、設計部門(デザイン部門)が肥大化し始めました。そしてデザイナーが独立職(独立色)を強め、主導的立場になっていきました。

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アパレル apparel : 言葉の解説と辞典の誤解

アパレル apparel は英語の古語で、衣服や衣類を意味し、紳士服、婦人服、子供服の総称です。広義では靴やアクセサリーを含みます。アパレルに既製服の意味を持たせるのは間違っています。よく辞典では「既製服」を強調されていますが、アパレル以外でも garment, clothes, clothing, dress の言葉全てに既製服と注文服の意味が含まれるので、明らかな誤解です。

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スポーツ・ウェア Sports Wear : 20世紀の展開

スポーツ・ウェア Sports Wear は、スポーツ競技やスポーツ観戦用の服装の総称で「運動着」の名を充てたものです。1930年代のアメリカで発生した用語。20世紀になって、衣服がTPOで区別されるようになってから、スポーツ用の衣装として独立しました。それまでは世界中で仕事着と部屋着の区別が薄かったのです。

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ファッション史研究の問題 : ダメな研究と良い研究

ファッション史研究の問題 : 衣服史研究は消費に注目し生産を無視する傾向があります。このページでは、なぜ衣服史研究はダメなのかについて理由を説明しています。裁縫とミシンは無視されてきました。衣服は着る物であって作る物ではないかのような扱いを受けてきました。それは日本が欧米より遅れた近代化を土台として、衣服を輸入する物として出発したからです。

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スリーブ : その意味と形 – 辞書の分析と種類

袖は日本のファッション用語で最も混乱している言葉の一つです。このページでは辞書類の説明を元に基本形(接袖、セットイン・スリーブ)、対立形(連袖)、折衷形(ラグラン・スリーブ)と区分した上で、袖についてまとめています。

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ツー・ピース two pieces : 種類別に説明

ツー・ピース two pieces : 上下に分かれた2つの部分からなる服のことで、ワン・ピースの対語です。ちなみに、ドレスはワン・ピースの代表的な衣服と思いがちですが、ツー・ピース・ドレスというのもあります。このページではツー・ピースの衣服を種類別に説明しています。

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ニュー・キモノ

ニュー・キモノ : 新たな発想で制作された現代和服の総称です。ニュー・キモノが着物として認識されるのは、着物の普遍要素・不変要素たる、袂のある広袖、平肩の袖(連袖)、打ち合わせの裾を含むためです。商品として根拠とされるのは既製服で安価なもの。20世紀を通じて極端にフォーマル化された着物とは異なる商品戦略の上にニュー・キモノは成立しています。

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