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スタイル用語集 : 1日1個 平日配信
新しいファッション史

モードの世紀は、人類のファッション史をまとめ直し、躍動感ある歴史を描きます。
主にフランス、イギリス、イタリア、アメリカ、中国、台湾、日本に注目します。

これまでのファッション史は西洋か日本か、意味不明の二項対立に固執しました。
和洋。何て厚かましい言葉でしょう。

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アントニオ・カスティーヨのイヴニング・ドレス : 1957年

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アントニオ・カスティーヨのイヴニング・ドレス : 1957年

アントニオ・カスティーヨのイヴニング・ドレス : このイヴニング・ドレスはアントニオ・カスティーヨがランバン・カスティーヨ用にデザインしたジブライン地(けばの長い厚地織物)ドレスです。ジブライン生地はスタロン社製。1957年・パリ製。英国ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート・ミュージアムに所蔵されています(所蔵番号T.284-1974)。

アントニオ・カスティーヨのイヴニング・ドレス : 1957年

イヴニング・ドレス。アントニオ・カスティーヨ設計、ランバン販売、スタロン生地制作、1957年。via Evening dress | del Castillo, Antonio | V&A Search the Collections

素材と設計

シルク地にシェニール糸とディアマンテ(キラキラ光る小さな装飾)を使った刺繍が入っています。シルク製ジブライン生地はスタロン社製。刺繍はルサージュ社製でシェニール糸、スパンコール、ビーズ、石が使われています(ペースト・ゲム 接着宝石)。

周囲はウエストが67cm、バストが84cm、長さはスカートが99cm、直径はフットプリント(裾部分)が84cm、重さは1.5kg。

現物史

ドレスはドローエダ伯爵夫人が着用しミュージアムに寄贈されました。同じ型がヴィヴィアン・リー(Vivien Leigh)にも作られ、彼女は1961年から1963年の間に少なくとも3回、紫色のシルク製サテンのストールと一緒に着ました。そのドレスは2003年にサザビーズ・オークションで販売されました。

ルサージュの刺繍

このドレスはパリの有名刺繍店ルサージュ(Lesage)によって刺繍されました。この刺繍はフランソワ・ルサージュがデザインし、18世紀のウェストコートの刺繍からヒントが得られました。

ルサージュの刺繍は私たちの目をボディスに集中させるためにネックラインを低めに設計し「トロンプ・ルイユ(Trompe-l’œil、騙し絵)」を採り入れました。その結果ボディスは立体的に見えスカートはかなり平らに見えます(チューリップ・シェイプ)。

感想

ボディス部分とスカート部分の黄金比、それに紫色とオフホワイトとの配色が素敵です。黄金比で気づきましたが、このドレスはトロンプ・ルイユを使っているので胸部よりも鳩尾(みぞおち)辺りに目が行きます。

手の込んだ精巧な刺繍の割にあまり上半身がゴワゴワしないシンプルなイメージに感じるのは、カスティーヨがネックラインを下げた上に、ルサージュがさらに低めに刺繍を施したからだと思います。

所蔵

ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(Victoria and Albert Museum; VAM)に収蔵されています。VAMのMuseum number「T.284-1974」。製造タイプ(Production Type)はオート・クチュール

関連リンク

  • Evening dress | del Castillo, Antonio | V&A Search the Collections : ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(VAM)の解説ページ。このページで紹介した「アントニオ・カスティーヨのイヴニング・ドレス」を解説。概要(Summary)と追加情報(More information)あり。

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