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シャネルの三色イヴニング・ドレス : 1938-1939年

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シャネルの三色イヴニング・ドレス : 1938-1939年

シャネルの三色イヴニング・ドレス : これはガブリエル・シャネルが1938年から1939年にかけて制作した三色のイヴニング・ドレスです。ミシン縫製されたツー・ピースです。第2次世界大戦勃発前のシャネル最後のショーに登場しました。

素材や設計など

赤色シルク製のシフォン地と同グログラン地のボディス。ノースリーブでタイト・フィットに仕上がっています。ちっちゃなホックとアイ(ホック止めの小穴)が付いていて、ボディスのフロントを締めています。

細いショルダー・ストラップ(肩紐)は赤色・白色・濃紺色(トリコロールの配色;濃紺色は黒色の説あり)のグログラン地。ボディスの縁も同じトリコロール配色のグログラン地リボンで飾り付けられています。ペプラム (ブラウスやジャケットのウェスト部分に付ける飾り布)で〆。

下は赤色シルク製シフォン地スカート。内側の直線裁断されたペチコートと2枚重ねになっています。このスカートには逆襞(インバーテッド・プリーツや拝み襞とも)が施されています。ボックス・プリーツを裏返して襞が突き合わさった状態(Inverted Pleats)。ペチコートは赤色シルク製クレープで、これに赤色シルク製シフォン地のスカラップ(帆立貝)状の飾り付けが施されています。

作風

このドレスは夏向けに設計されたものでしょう。ガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)の典型的な技術例です。スポーツウェアをエレガントなイヴニング用に発展させ、シンプルですが魅力的。1930年代のスポーティーでモダンな女性たちに似合うイヴニング・ドレスです。

グログラン地のトリコロールはガブリエル自身の船旅への愛着やスポーツからのインスピレーションから来ていると思われます。

何よりもまず紅色が良いです。ボディスのスカラップとバストの上縁が円環状になっているのが可愛いです。そしてトリコロールのリボンで縁飾り。パイピング好きな私としてはおしゃれで見とれてしまいます。もしスカートにプリーツがなかっても締まって格好良いんじゃないかと思います。シャネル・スーツは見飽きたこともあって、この作品はかなり新鮮でした。

所蔵

ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(Victoria and Albert Museum; VAM)に収蔵されています。クチュール番号「50031」、VAMのMuseum number「T.32-1978」。製造タイプ(Production Type)はオート・クチュール

関連リンク

  • Evening dress | Coco Chanel | V&A Search the Collections : ロンドンのビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム(VAM)の解説ページ。このページで紹介した「シャネルの三色イヴニング・ドレス」(シャネルのトリコロール・イブニングドレス)を解説。概要(Summary)と追加情報(More information)あり。