モードの世紀はファッションやモードの世界史をまとめたサイトです。モードの歴史、ファッション用語集、批判と理論などを中心に、最高の記事をお届けしています。
概要
主題と観点
このサイトの主題はファッション史を書きかえることです。そのために、2つの洋服化という観点をふまえています。日常着の洋服化と民族衣装の洋服化です。
課題
主題を補なう課題は次の3点です。
下図の赤線で囲った部分が3つの課題です。
- モードの歴史…人物・ブランドやトピックごとに、その歴史をわかりやすく説明。
- ファッション用語集…衣服の形態と言葉のズレに注目して、ファッション用語を説明。
- メディア批評…ファッションやモードを勉強するうえで役立つ書籍や映画などを紹介。
主題や課題をつうじて、新しいファッション史やモード論も展開しています(批判と理論)。

図でマークしていないカテゴリーはつぎのとおりです。
- ストアとサービス…展覧会情報、セレブ情報、そして日常生活をおしゃれに楽しく過ごすための便利なお店やサービスを紹介しています。オフライン、オンラインを問わず紹介しています。
- お得情報と関連ニュース…ファッション関係の提携ショップや提携サービスから配信されるニュースを取りあげています。
主題:2つの洋服化からみるファッション史
ファッション史は文化史の領域で漠然と印象が述べられてきたに過ぎません。
モードの世紀は洋服や洋裁の普及を意識して記事を書いています。そして今までの研究をまとめ直し、ファッション史に新しい光を当てています。
ファッション史の書き換えという主題を次の2点に分けています。
- 日常着の洋服化…洋服が世界中に拡散して衣服の近代化が起こった
- 民族衣装の洋服化…東アジア地域の民族衣装が洋服化した

ヨーロッパの洋服が世界に普及したことは誰でも言っています。モードの世紀は世界中の民族衣装が洋服になったことを指摘した点で斬新です。
ブリュノ・デュ・ロゼルの書いた、最も優れたファッション史の本「20世紀モード史」ですら、西欧モードの拡大を既製服産業の発展と植民地化と移動手段の発達の3点に求めているにすぎません。
日常着の洋服化
このテーマは「裁縫技術」の普及が基本です。他のカテゴリーでもたくさん述べています。

民族衣装の洋服化
東アジア地域の民族衣装に注目しています。
着物・旗袍・チョゴリ・アオザイなどの民族衣装は、それぞれ何らかの形で洋服化しました。その変化を詳しく調べています。

旗袍という民族衣装と旗袍の洋服化

世界の民族衣装のなかで最も激しく洋服化したのが旗袍です。一方で洋服は世界に散った衣装で、他方で旗袍(チーパオ)は世界が結集した衣装です。
旗袍は「旗袍 : 世界で最も知られた民族衣装の概説と歴史」をご覧ください。
旗袍は見ていて格好いいので、つい色々と調べてしまい約2万字になっています。

着物という民族衣装と和服の洋服化

近代化とともに日本は自分の古い伝統や風習を「道」として規格化していきます。その事例には柔術・撃剣・茶・花がよく知られています。装もしかり。1900年頃から和服は規格化し洋服になりました。
和服の洋服化はこちらに詳しく述べています。


課題
主題を実現させるのに必要な課題はトピック別歴史やファッション用語などの説明です。
映画、写真、雑誌、書籍などから丁寧に説明しています。
モードの世紀は具体的な課題を3点に設定しています。
モードの歴史を簡潔に示す
世紀単位や10年単位で時間を区切り、その期間に持っていたおしゃれの方向性や重要な人物・アイテムを明確にしています。
この課題は「モードの歴史」に展開し、下位に「パーソン」「トピック」を含んでいます。
ファッション用語を解明する
分かりにくいファッション用語やイメージしにくいアイテムを分かりやすく説明しています。
この課題は「ファッション用語集」に展開し、「スカート」「ドレス」「部屋着と下着」などのアイテムや、「シルエット」「スタイル」「裁縫技術」などの事項を説明しています。
役立つ書籍やオススメ映画を紹介する
写真資料の選別がしっかりした本や、文章中心の書籍でも説明が明解な本を紹介しています。
また、雑誌や書籍やインターネットからお勧めの写真や映画などを紹介し、丁寧な説明を心がけています。
終わりに

モードの世紀は映画、写真、歴史、雑誌、書籍などをもとに色んな記事を書いています。

あなたに合った面白い記事をみつけてください。

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