ウォン・カーウァイ

コラム・創作

王家衛やキャストに関するコラムや、作品の長めの感想、感覚的な断片、創作的なエッセイなどをまとめています。

ウォン・カーウァイについて

  • ウォン・カーウァイ作品との出会い
    長年、ハリウッドの大げさな映画程度しか観たことのなかった私がウォン・カーウァイを知ったのは、2003年の10月。前年からCDに嵌っていたフェイ・ウォン出演の『恋する惑星』をDVDで観たときだった。
  • ウォン・カーウァイ - 迷走する森林
    ウォン・カーウァイは、いうまでもなく商業的に成功した映画監督とはいえない。しかし、商業監督としての成功が彼に必要なことだともいえない。

作品について

  • 恋する惑星 - 流動性と遠近感を楽しむ指南書
    『欲望の翼』を完成させたウォン・カーウァイが4年の沈黙を経て香港で公開した『恋する惑星』は、前作の『欲望の翼』ほどの過激なストーリーを避けている。手持ちのカメラや既成の光源だけによるライティングという簡潔な撮影方法に頼り、...
  • 欲望の翼 - 短い時間と長い時間の交差
    『欲望の翼』はウォン・カーウァイの監督二作目にあたる映画で、邦題と英題が示すとおり、まるで鳥の翼のように、バタバタと人の欲望が舞っている様子が、とても野性的に描かれた作品である。

俳優について

  • 演じ尽くす俳優 - 私のレスリー・チャン
    2003年の4月1日、私がずっと見つめて続けていたレスリー・チャン(張國榮)が、遺書を残したまま、香港のホテルから飛び降りた。彼の自殺は、未だに過去のこととは思えない。
  • オン・マイ・ウェイ・ウォン(on my Way-Wong)
    アジアの歌姫フェイ・ウォンは、ボーイッシュな素顔、いつも異なる奇抜な格好、「我行我素(my pase)」の性格などが、ファンにとってはたまらない。

恋愛について

  • 接触に向かう視線
    ウォン・カーウァイの描く男女は「短期間の接触」に向かうことが多い。映し出されるさまざまな恋愛は、あたかも永遠の愛を拒絶しているかのようだ。ここでは、瞬間的といっていいほど短い男女の視線の「絡み」を描写してみた。
  • 祖母の面影
    2000年頃に放映されていた『昔の男』というドラマは、大学時代の恋人だった藤原紀香と大沢たかおが社会人になって再会し、周囲の反対や妨害を押し切って逢瀬するという話だった。