ウから始まるファッション用語

ウィンター・ホワイト・ルック…冬の「白」を着用効果に考えたルックのこと。白色は夏の色の考えられるが、それをあえて冬向けのファッションに取り入れるときに使われる用語。冬に暖色、夏に寒色という特有のイメージを打破するものとして、特にスポーツウェアや街着に取り上げられることが多い。

ウエスト・マーク…ウエストを絞ったり、ベルトを使って腰部を強調させる表現。本来の意味は「ウエストを強調する、ウエストに注目する」で、その名のとおりウエストが引き締まって見えるなどの効果がある。

ウェディング・ドレス…結婚式で花嫁が着る衣装。ウェディング・ガウンともいう。服の種類からいえば、アフタヌーン・ドレスやイブニング・ドレスの部類に入る。主に、ワンピース形式の丈の長いドレスが使われ、ベール、手袋、靴などの装飾品とともに、清純な感じを表わすために、純白であることが一般的。また、肩や胸を露わにせず、袖も長袖にする場合が多い(季節によっては短い袖もある)。なお、好みによっては、ツーピース形式が用いられることもある。丈は、前は歩ける程度の床一杯、つまり靴の爪先が隠れるくらいにして、後ろはトレーン(引き裾)、つまり裾を長く引くようにする。時には、トレーンをなくし、前後とも床上がり20センチくらいに短くする場合もある。ヘッド・ドレスは和装の角隠しに相当するもので、普通は絹やナイロンのチュール、チュールレースを用いる。薄いシルク・オーガンジーやジョーゼットにする場合は、顔を覆わない方が見栄えがいい。ヘッド・ドレスの丈はトレーンの長さに準じて決められるが、肩を覆う程度の短いものから、ヒップ・ラインまでの長いものまで、様々である。昔は、これにオレンジ・フラワーを付けて頭に被ったが、最近では白のバラ、梔(クチナシ)、山茶花(さざんか)、デージー、百合の花など、花嫁の好みが最優先される。髪飾りは、花を付けるほか、ターバンやボンネットにしたり、真珠や宝石などで王冠風のデコレーションのバンドにしたりする場合もある。ドレスの材料は、白のサテン・クレープが最も多用されてきたが、他に、タフタ、レース、ジョーゼット、ベルベット、綸子の白なども用いられる。付属品も全て白で揃えるが、ネックレスや指輪などはいぶし金、いぶし銀が用いられることもある。宝石類などは、ドレスの白と調和のいいものが用いられる。ウェディング・ドレスといえば、19世紀には、イブニング・ドレスかアフタヌーン・ドレスのようなロング・ドレスが一般的だったが、20世紀後半には、カクテル・ドレス、デイタイム・ドレス、ミニ・ドレス、パンツ・ドレスなども使われるようになった。なお、結婚式は、基本的に一種の宗教儀式であり、宗教によっては細かい面まで規定されていることがある。例えば、カトリック教徒の場合、肌を見せないデザイン(ハイネック、手首を覆う長袖、引き裾の丈)が基本。ベールも顔を隠すものが望まれる。

ウェディング・ドレス Sheath Style Dress
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ヴォーグ…そもそも、ヴォーグとは、流行・人気などの意味で、ファッション界では、最古のファッション雑誌『VOGUE』の意味ももつ。この雑誌は文字通り新しい流行を先取りしている。フランス版、イタリア版、イギリス版、アメリカ版、オーストラリア版、中国版、韓国版、日本版その他と、各国版が独自の特色で編集され、まさにワールドワイドなファッション雑誌。1970年代にはすでに日本でフランス版とイタリア版がポピュラーだったほど。当時は、フェミニン感覚のエレガントな洋服と、その写真の綺麗さが印象的であったが、現在でも写真に対するこだわりはファッション誌のなかでも群を抜いている。『ヴォーグ』各国版は、いずれも月刊誌。元締めのアメリカ版は1892年に創刊。子供、宝飾、男性版なども出版されている。創刊から1950年代まではハイソサエティのための高級ファッション誌だったが、’60年代からは時代の波に乗った前衛的なファッションを、持ち味の芸術性の高い写真とビジュアル処理で表現するようになる。’70年代になるとキャリア・ウーマンを読者層に想定し、社会的記事などの読み物にも力を入れ、’80年代から’90年代にかけてはファッション指向の高いおしゃれな女性たちにターゲットを合わせてきた。イギリス版は若干イメージが異なり、たわいもないファッションをテクニカルなカメラワークで甦生されるような手工が凝らされている。とくに、普通の服を上品なテイストでみせる巧さに定評があり、現実的で着心地の良さそうなファッションが持ち味。フランス版では、凝った演出でお洒落な服がみられ、ファッションの華やかさの原点に戻ったような編集がなされている。社交界ゴシップの記事も多い。スペイン版ではハイソサエティの女性を読者層に想定、イタリア版ではアートっぽいファッション写真が得意とされ、読み物よりもヴィジュアルにアクセントがおかれている。フランス・ヴォーグ社からは、メンズ・ファッション誌『ヴォーグ・オム』も出版されている。格調高いファッション雑誌として知られている。『ヴォーグ・ジョイエッロ』(イタリア、年2回刊行)は『ヴォーグ』の宝飾品版。宝飾ジュエリーのファッション情報誌となっており、有名宝飾メーカーやデザイナーの新作や流行が紹介されている。『ヴォーグ・バンビーニ』(イタリア、年6回刊行)は子供服版。可愛らしさよりもファッション性を重視した子供服を豊富に掲載。色遣いの楽しさを十分に堪能できる。ヴォーグは写真家のヘルムート・ニュートンをはじめ、契約した有名な芸術家が多いことでも有名。イラストレーターではリチャード・リンドナー(Richard Lindner)も活躍した。

裏原宿…東京の原宿の表参道など、若者ファッションの中心地として知られる表通りでなく、裏通りや奥まった小さな通りのこと。略してウラハラ。ウラハラには、若者向けの個性的なショップが点在する。特に1990年代になって、大通りの物件不足や家賃の高騰によって、裏原宿への出店が相次いだためだ。売れ筋の商品を嫌い、新しさを求める若者たちの絶大な支持を得ているのが特徴。


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[投稿日]2017/02/16
[更新日]2017/05/29