テから始まるファッション用語

テーラード…テーラー・メイドと同義 (テイラードとも。英語表記は Tailored)。テーラー(紳士服の仕立屋・洋服屋・裁縫師の意, Tailor )から来た用語で、一般に「紳士服仕立ての」という意味で用いられる。・メイキング(婦人服仕立て)の柔らかい仕立て方に対し、硬さを含んだ呼び名。婦人服に比べると素材・型・仕立て方などが硬くしっかりと仕立てられたものを指す。また、そのように仕立てられた男物風な服のこと。以前は、マン・テーラードとドレス・テーラードとはっきり区別されていたが、男子物の仕立てもソフト化され、婦人物との差が縮小している。・テーラードは仕立て方としてはマン・テーラードに準じるが、かなり柔らかい仕立てまでを含み、その範囲は広い。テーラード・クロージングは、アメリカの業界用語で、紳士服のスーツ、オッド・ジャケット(替上着)、トラウザーズ(ズボン)、オーバー・コートなどの重衣料の総称。テーラード・スーツは、ジャケットとスカートあるいはパンツからなる一揃いの、男性の背広のように男仕立てに硬い感じに作られたスーツの総称。布地もドスキン、フラノ、ギャバジンなど男性服地に多い生地が用いられる。テーラード・スカートも、紳士服のようにしっかりと入念に仕立てられたものをいい、タイト・スカートやゴアード・スカートに多い。テーラード・ブラウスとなると、紳士服仕立てされたブラウスということから、男性のドレス・シャツ(ワイシャツ)のスタイルを原型に作られた女性用のブラウスのことをいう。なお、フランス語では、男性のシャツをシュミーズというが、テーラード・ブラウスは、シュミジェという女性形で呼んで区別している。紳士服の背広などによく利用される色はテーラード・カラー。19世紀後半、女性服に機能性と実用性が求められ、テーラードの服は、現代とは逆に女性服として定着した。

テーラード・クロージング…アメリカの業界用語で、紳士服のスーツ、ジャケット、ゴー卜、トラウザーズ(ズボン)などを称していう。

ディーシー・ブランド(DCブランド)…「デザイナーズ・キャラクターズ・ブランド」の略。デザイナー個人のブランドと、ブランドのキャラクター性をアピールしたブランドをともにこう呼ぶ。

ディストリビューター…流通業者・担当者のこと。ショップに対して最適な商品補給をするスペシャリスト。

定番商品…別名「スチーフル商品」。流行とは無関係に、安定した売上を維持している商品のこと。問屋や小売店が常時在庫を確保しており、商品番号(品番)が一定しているところからこの名

テキスタイル・コンバーター…産地、商社、・メーカーを結ぶ流通のかなめに位置し、しかも商品企画力を持つ生地問屋のこと。

デザイン・キルト…オールド・ブリティッシュの流行から生まれた、伝統にとらわれない新しい感覚のキルト。タータン・チェックを基本に、ミニからロング、アメカジ風やパンク風まで、さまざまなデザインのバリエーションがある。1995年秋冬の注目アイテムの一つになった。

デシナトゥール…フランス語でデザイン画、スタイル画を描く人のこと。自らデザインするのではなく、デザイナーの創作した作品を絵にする仕事。自分でデザインも行なう場合は、デシナトゥール・モデリストという。アメリカではスケッチを描く人の意からスケッチャーとよぶ。

デシナトゥール・モデリスト…フランス語で、オリジナルな服飾デザインを自分の手でスタイル画として表現できる人。いわばスタイル画の描けるデザイナー。オート・クチュールやプレタ・ポルテのメーカーに、創作デザインを売り込む仕事を専門としている人たち。

テスト・セール…新しい商品を全国的に販売する前に、特定の地域や店で試験的に販売し、消費者の反応を調査すること。

デッド・ストック…売れ残り商品。不良在庫のこと。

テディ…1920年代に登場した下着。スリップのような形で上半身を覆う丈、股下がつながっているのが特徴。

デルカジ…「モデル・カジュアル」の日本的略称。ありふれたふつうのアイテムをクールに着こなすスタイルをまねしてみたい、というところから発生したもの。

天竺…綿織物である天竺木綿の総称。金巾よりやや厚めの広幅綿布。感触は柔らかいが、見た目は粗い。白地、無地染、捺染して使用。おもに、テーブルクロス、敷布、幕類、風呂敷、袋地などに用いられる。経糸(たていと)・緯糸(よこいと)ともに20番手前後の単糸を用い、密度は、経・緯ともに50本/インチ程度。経緯の密度が同じであるため、方向性が少なく均斉のとれた組織をもつ。なお、インチ間51×49本の密度で織ったものは、とくに100本天竺とよばれる。粗布、細布、天竺、金巾の順に糸使いが細くなり、地合いは薄く、糊付けが多く密度は粗くなっていく。名前の由来は、明治期にインドから輸入されたことによる。以後、日本では国産化が進んだ。世界各国でTの字を商標につけて販売されたため、海外では「T-cloth」(ティー・クロス)とよばれている。

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