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フィオナ・キャンベル・ウォルターとアン・ガンニング

1960年代ファッション
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学生にお気に入りのモード写真を紹介されて、1940年代とも50年代とも思えるし、スーツがディオールのかなとも思って興味が出たので調べてみました。
パイピングが格好いいです。

この写真は、当時の女性モデル、フィオナ・キャンベル・ウォルター(Fiona Campbell-Walter)とアン・ガンニング(Anne Gunning)の着るテーラード・スーツを主題にしたものです。

写真の所蔵者

この写真の所蔵者はロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館です。この博物館の写真専用ページ「V&A Images」に公開されています。この写真のURLはこちら
このURLの説明に拠ると当写真は博物館所蔵ですが、本家の博物館ページ(Victoria and Albert Museum)では一部しか検索できません。
その分、上記写真専用ページが別個設けられている訳です。本家の写真説明は多いですが収載写真数は少なく、逆に上記写真専用ページでは画像が多く収載されていますが、写真説明は少ないです。

フィオナ・キャンベル・ウォルター & アン・ガンニング : テイラード・スーツ Fiona Campbell-Walter and Anne Gunning in Tailored Suits, 1953(c)John French

フィオナ・キャンベル・ウォルター & アン・ガンニング : テイラード・スーツ Fiona Campbell-Walter and Anne Gunning in Tailored Suits, 1953 (c)John French

写真について

この写真は1953年にイギリスのロンドンで撮影されたものです。
撮影者は50年代・60年代に活躍した服飾写真家ジョン・フレンチ(John French)。
被写体女性の内、白服の女性がフィオナ・キャンベル・ウォルター(Fiona Campbell-Walter)、右がアン・ガンニング(Anne Gunning)です。フィオナ・キャンベル・ウォルターは特に有名なモデルで、雑誌では「ヴォーグ」の表紙をしばしば飾り、お抱えデザイナーの一人はクリスチャン・ディオールでした。
ただし、この写真の二人の衣服(テーラード・スーツ、つまり特注)はディオールの制作では無いと思います。
ウェストを絞るのはディオールにもありましたが、スカートがタイトで、ジャケットの縁取り(パイピング)をクリスチャン・ディオールは行なったでしょうか?
そこで、ハーディ・エイミスじゃないかと思いましたが確信をもてません。
客観的なデータとして残る課題は、これら衣服の設計師(デザイナー)です。この写真は1953年の「ヴォーグ」や「ハーパース・バザー」などの女性雑誌のいずれかに掲載されている可能性が高いです。

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