タから始まるファッション用語

タイダイ…絞り染めのこと。部分的に布を縛って、その部分を白く抜く染め方で、世界各地に見られる。

タイト・スカート…タイトは「堅い、きつい、きっちりとした」の意なので、タイト・スカートは、身体の線に沿ってピッタリとフィットしたシルエットのスカートのこと。ギャザーやフレアーを入れず、裾まで真っ直ぐなラインをもつものが多く、基本的なスカートのシルエットの一つ。そのままでは動きにくいため、スリットやキック・プリーツなどを入れたものも多い。タイト・スカートは機能的ではないが、スーツのスカートとして使えるだけでなく、またはブラウスやセーターとも組合わせやすいので、誰にでも向く無難な形ともいえる。なお、タイト・スカートは、コラム・スカート、ストレート・スカート、ナロー・スカート、スリム・スカート、ペンシル・スカート、シース・スカートなどの総称といわれるが、前者2つだけが、ヒップから裾に直線的なシルエットをもつので、厳密にはコラム・スカートとストレート・スカートだけがタイト・スカートの範疇に入るとする見方もある。厳密な意味でのタイト・スカートのうち、ストレート・スカートは、ウェストから腰にかけてピッタリと合い、腰から裾にかけては真っ直ぐになっている。スリム・スカートは、裾の方で狭くなっている。

Wong Kar-wai, “In the mood for love”, Maggie Cheung’s slit Qipao
旗袍のスリット付タイト部分(映画『花様年華』より)。tight skirt with slit in Qipao. (c) 2000 by Block 2 Pictures Inc.

ダウン・ジャケット…ダウン自体は「鳥の胸毛、羽毛」のこと。ダウン・ジャケットは、主に水鳥の綿毛(ダウン)、羽毛(フェザー)を詰め、キルティングした防寒用の軽いナイロン地のジャケットをいう。形はジャンパー・スタイルで、綿毛は、ガチョウ、アヒル、鴨の胸毛が正式。なお、ベストの場合は、ダウン・ベストとよぶ。本来は、極寒地の作業服、防寒服として作られ利用されてきたが、現在では、ヘビーデューティ・ウェアや、冬のタウン・ウェアとして着られることも多くなった。また、エコロジーの流れに乗り、ケミカル・ダウンも登場。気軽な街着として、ダウン・ベストも冬に限らず着用されている。

タキシード…男性用略式夜会服。黒または紺地でジャケット、パンツ。ショールカラー、シングルブレストのジャケット、パンツは側章付き。ドレスシャツ、黒の蝶ネクタイ、カマーバンド、エナメル靴を合わせる。1889年、米国のタキシードパークの会員制クラブで着用されたことにちなむ。英国ではディナージャケット。フランスではスモーキングと呼ばれる。

ダッフル・コート…厚手ウール地で仕立てたフード付きの丈の短い防寒コート。そもそもダッフルは、ベルギーのアントワープに近い地名で、そこを産地とした両面起毛の粗くて厚い毛織物(ウール地)を指す。一般化した戦後は、前打合せはダブルで、トッグルという浮き型ボタンをロープに掛けるもの(トッグル・フロント)が本格的だったが、現在ではシングルのものや、前打合せが紐締めのものもある。従来、北欧の漁師たちが用いていたが、第2次世界大戦中、イギリス海軍が軍服として着用し、戦後になって「ダッフル・コート」の名で、スポーツ・コートとして急速に一般化した。

タトウー…タトウーは、英語で「入れ墨、彫り物」の意。呪術的意味合いで、古来から世界各地で行われてきたが、近代化の課程で一般的には廃れた。しかし近年、抵抗感なく入れ墨をする若者が増えている。下着の外衣化や透ける素材なビ肌を露出するファッションの流行に伴い、消すことの出来る染料(ヘンナ等)で、皮膚に文字や模様を描くタトウー・ペイントや、入れ墨のようにみえるチョーカーなどのアクセサリーも人気。身体自体に手を加えるファッション傾向の表れと見られる。

棚卸…手持ちの在庫量を確認すること。具体的には、在庫の確認や資産をより明確に把握するため、手持ちの商品(製品・半製品・仕掛品・原材料など)の数量を調べ、その価格を見積もること。方法には2通りある。帳簿の記録による帳簿棚卸法と、実際に現品にあたりその数量を確認する実地棚卸法である。その際、手持ち商品の見積もり価格は、できるだけ売上時点での価格に近い値になるようにする必要がある。また、どの時点での価値を見積価格と見なすかによって、さまざまな方法に分かれる。この場合、市場価格での下落を見越して低めに見積もることがある(たとえば1割引など)。棚卸の時期は決算期末に年1回行なわれる。また、決算にかかわらず、年4回や、月次棚卸として毎月行なわれる場合もある。

ダンディスム…ダンディーは「すてきな、粋な、しやれ者の」といった意味の形容詞。ダンディスムは、群れに追従しない精神を持ち、趣味と美意識にかかわる洗練を追求する姿勢で、十九世紀初めに、フランスに没したイギリスの宮廷人、ボー・ブランメルらが提唱した。


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[投稿日]2017/02/16
[更新日]2017/05/29