ナ行のファッション用語

ナショナル・ブランド…ポロ・ラルフローレンやコムサ・デ・モードなど、商品のシェアやブランドの知名度が、全国的規模にわたっているメーカー、超有名ブランドのこと。または大手百貨店や大型専門店などの大手小売業が開発したオリジナル製品のストア・ブランド(プライベート・ブランド)のうち、全国販売を意図したものをいう場合もある(あえて区別する場合は、ナショナル・プライベート・ブランドという用語を使う)。

ニッター…ニット商品メーカーのこと。メリヤス製造業、編み立て業者も含まれる。

日本流行色協会…日本の流行色の予測等をする社団法人。1953年創設。通称JAFCA(ジャフカ)。

ニュー・ウェーブ…「新しい波」の意味で、本来は70年代半ばに台頭したパンクを念頭にした音楽用語。適用範囲は、音楽、ファッションにとどまらず、建築、映画、文学など、文化全体にわたり、反体制的な若者たちの新しい価値観や活動の意味で使われる。

ニュー・エイジ・クチュール…デザイナーの新旧交代が行われたこと。一例に、1997年にジョン・ガリアーノが『クリスチャンディオール』の後継者に、またアレクサンダー・マックィーンが『ジバンシー』に、など。

ニュー・トラディショナル…ソフト・トラッドとほぼ同意語。極めてファッション性の高い、∃ーロッパ感覚を導入したアメリカのファッション。より現代的で斬新な感覚を加味したアメリカン・トラディショナルのこと。日本の「ニュートラ」は和製造語で、一九七〇年代半ばから女子大生や若いOLたちの間でブームを呼んだスタイル。フレザー・スーツ、プリント・ワンピースにカーディガンなどを基本に、『』などの海外高級ブランドのアクセサリーなどを組み合わせたものが代表的。

ニュー・フォークロア…民族の要素を取り入れ、新しい感覚で再構成された民族調ファッションのこと。クリスチャン・ラクロワやロメオ・ジリなどの作品に見られる傾向がその代表的なもの。別名「モダン・フォークロア」。

ニュー・フォーマル…現代人のライフ・スタイルに合わせ、よりシンプルでカジュアル、タウン・ウェアとしても通用するデザイン傾向。従来のフォーマルより軽快なファッション。

ニュー・ベーシック…時代の変化の中であらたに生まれた基本的なもの。またそれを生み出そうとする動き。現代的で、上質な商品が多い。

ニューヨーク・コレクション…ニューヨークの既製服産業は、19世紀末から20世紀初めに成長した。ニューヨークが世界経済の中心という背景から、ニューヨーク・コレクションは独創性よりもビジネスを先行させる特徴を持つ。1962年アメリカン・デザイナーズ協議会(CFDA)発足以来開催。ロンドン・コレクションの前週。

値入れ…仕入れ原価に対して利益分をプラスして売価を決めること。また仕入れ原価にプラスする額のこと。

ネオ・クラシック…フランス語では「ネオ・クラシシスム」。「新古典主義の」の意で、18世紀後半~19世紀初めにかけて、広くヨーロッパを風靡した芸術様式。ネオは「新」「後期」の意で、クラシックは、古典主義、つまり、古代ギリシャ、ローマ的な様式を指す。時代的な背景としては、18世紀に、古代ローマの遺跡、ヘラクラネウム(1738年)、ポンペイ(1748年)などが相次いで発掘されたことが大きい。それまでのロココに代わった支配的な芸術傾向。ファッションでは、フランス革命後に流行した、簡潔で清楚なディレクトワール・ドレスや、類似のエンパイア・ドレスがその典型(「ナポレオン一世の戴冠式」で有名な、J=L・ダビッドの「レカミエ夫人」の着ている透ける白いモスリンのハイ・ウェストのドレスなど)。ブランドでは、1965年前後のミニ・スカートを皮切りに、アンドレ・クレージュらを中心にした幾何学的、建築的な造形感覚や、宇宙時代的感覚へとエスカレートする傾向が目立った。この時、ネオクラシックは、このような超現代的なファッションの流れに対抗した、充分な装飾性と手の込んだデザインに象徴される古典的な服装への憧憬として現われた。もっとも、ネオ・クラシックは、単なる懐古趣味ではなく、あくまでも衣服の今日的な新しい感覚も含み、古典的な良さ、美しさを現在に再生しようとするものである。なお、芸術のさまざまな分野で、古典的なモチーフや、廃墟が主題となった。そこでは、冷たいまでの完成された構築美が体現されている。絵画では、先述した、J=L・ダビッドがいる。彼は「ホラティウス兄弟の誓い」でネオ・クラシックを確立したといわれている。また、建築では、ピラネージ、ルドゥー、クルーたちが、むき出しの構造をみせ、彼らの作品は、1990年代に注目されたポスト・モダン建築との強い繋がりがある。

ノン・テーラード…肩パットや芯地を極力少なくすることで、活動的でソフトな仕上がりにする紳士服の趣向。『ジョルジオ・アルマーニ』が代表的なスタイル。

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