マ行のファッション用語

マイクロ・スカート…とても短い丈のスカート。超ミニ、マイクロ・ミニ、マイクロ・ミニ・スカートなどともよばれ、ミニ・スカートの中でもかなり短いものの総称。ミニ・スカートよりもっと短いという意味なので、膝上何センチという風には決められていない。1967年頃の造語といわれる。フランス語では、ジュペット(小さなスカート)という。

Trendy Women Skirts| Maxi Skirt| Denim Skirts| Mini Skirt| Pencil Skirt
マイクロ・スカート : ミニ・スカートよりも短いスカートはマイクロ・スカートと呼ばれるか、マイクロ・ミニ・スカートと呼ばれます。”Micro Skirt:Mini-Skirts-1 A skirt which is shorter then the mini skirt is called micro skirt or a micro-miniskirt”. via Trendy Women Skirts| Maxi Skirt| Denim Skirts| Mini Skirt| Pencil Skirt

マイヨー/レオタード…海水着、肌着、タイツなどの、体をぴったりと包む衣類を指す仏語。また上半身を覆うものをボディーという。自転車レース、ツール・ド・フランスの区間通算の勝者は黄色のジャージ、マイヨー・ジョーヌを着用する。

マーチャンダイザー…MDと略す。マーチャン・ダイジング(商品化計画・商品構成計画)を専門にする人のこと。厳密には仕入れ計画を担当するバイヤーとは機能が分化しているが、流通業ではバイヤーという語が一般的。企業によって呼称がさまざまで、コーディネーター、プランナー、プロダクト・マネージャーなどともよばれる。具体的な仕事内容は、販売促進計画、販売計画、仕入れ計画、仕入れ、仕入れ管理、在庫管理などの統轄。マーチャンダイザー、すなわちマーチャン・ダイジング(商品化計画)に関する数値責任を果たす専門家として必要になる能力は、その責任のためには(1)自社のマーチャンダイジング・ポリシーを熟知している(2)顧客の要求に精髄している(3)顧客の欲求に合致する商品を安いコストで製作するマーチャン・ダイジング・システムを構築できる、といった点である。

マーチャンダイジング…マーケティングの主要3本柱の1つである商品化計画、または商品企画のこと。広義には、在庫管理や販売管理も含む。狭義でみると、(1)テキスタイル・メーカーやアパレル・メーカーにおいては、どのような製品(または、価格、デザイン、ブランド)を、いつ・どのくらい・どのように生産すればよいかを計画すること(つまり、プロダクト・プランニング)。いいかえれば、販売促進、生産、販売部門と密接に連携しながら、商品ラインの構成と生産計画を立てること。(2)流通業(卸売業・小売業)では、仕入企画ともよばれ、何を仕入れるかという品揃え計画をはじめ、仕入量、仕入方法、仕入先、仕入時期、仕入価格、仕入条件などを計画すること。いいかえれば、メーカー段階と同じく、販売促進、仕入、販売部門と連携を保ちながら、主に品揃えと仕入の計画を立てること。いずれの段階にせよ、「適品」を「適時」に、「適量」だけ、「適所」に「適価」で取りそろえることが要求される。マーチャンダイジング・サイクルは、マーチャンダイジングの年間サイクルのこと。詳しくは、商品企画のための作業段階を指し、情報の収集や分析にはじまり、基本コンセプトの立案、企画の決定、デザイニング、サンプリング、プロダクト(生産)、セリング(販売)、在庫管理などのプロセスを経て、再び次シーズンのために情報の収集・分析に向かい一連の回転作業のことである。

マップ…マーケット・セグメンテーションによって、ターゲット(目標)を明確にする手段として図式化されたデータ。収集した情報の分析に役立つ。情報、データといっても多様で、トレンド、色彩、素材、ブランドなどがある。また、マップの多くは縦軸と横軸を設定して2次元的に把握される。その座標軸には、テイスト(ファッション感度・ファッション感覚)、マインド(生活年齢)などが用いられる。

マニッシュ…マスキュリン・ルック(masculine look)とも。マスキュリンとは「男性的な」の意。あえて男性らしいスタイルを身につけることで女性らしさを表現するファッション。代表的なのは、テーラード・スーツを思わせる細身のズボン、ジャケットにベストやシャツを組み合わせたり、ネクタイを結ぶ。またボーイッシュなヘアやパンツ・ルックなど。現代ファッションの中で重要な位置を占めるスタイルの一つで、カジュアル系のボーイズとは区別される。

マヌカン…「ファッションモデル」を意味するフランス語。もともとは「人体模型、ディスプレー用の人形・人台、マネキン人形」の意だったが、次第にモデルとして働く人間にも用いられるようになり、今日では後者の方がむしろ一般的である。また、デザイナーズ・ブランドなどの販売員「ハウス・マヌカン」を略してマヌカン」とよぶ場合もある。

マフラー…「muffle」は「包み覆うもの」の意で、マフラーは、防寒用に用いる長方形の衿巻き(襟巻き : えりまき)。スカーフやストールのように首に巻くが、これらは防寒用ではなく、マフラーよりも地が薄い。逆にマフラーは厚地で、ウール、駱駝(らくだ)、カシミア、シルク、編物などで作られ、装飾と身体の保護を兼ねている。柄には、格子、縞柄、無地、紋織りが一般的で男女ともに用いる。もとは、砂よけ・防風・防寒のために顔、頭<首を包んだ布片が、当方からヨーロッパに伝わった。マフラー・カマーバンドとは、マフラーをカマーバンド(腰帯)として使ったもの。日本で用いる三尺のように、腰にグルグルと巻き付け、結び目を斜め前にして垂らす。1978年春夏コレクションで、イヴ・サンローランがフリンジの付いたマフラーを使い、カマーバンドとしたのが典型。

マーメイドライン…ほっそりと身体に密着し、膝下からフレアが入ってヒレのように広がった、人魚を思わせるシルエットのこと。

マーメイド・ライン・スカート…単にマーメイド・スカートともいう。フランス語では「リーニュ・シレーヌ」。人魚のようなシルエットを特徴にしたスカート。やや風変わりで幻想的な雰囲気をもつが、女性の体型がそのまま写される。脹脛(ふくらはぎ)から踝(くるぶし)まで、長めの丈で、ウェストからヒップ・ラインにかけてピッタリとフィットし、裾が人魚の尾ひれのように開いている。裾の形は、フレア、プリーツ、ギャザー、フランスなどを入れて形づくられる。トランペット・スカートを長くした感じのスカートで、イブニング・ドレスや舞台衣裳などに見られるが、最近では街着としても使われる。同じシルエットでは、サーペンティーン・スカートもある。また、1910年代にはホッブル・スカートが流行。いずれも、裾の広がりが、マーメイド・スカートと同じで、フレア、ギャザー、プリーツ、タックなどを使って出す。なお、シレーヌ(マーメイド)は、ギリシア神話に登場する上半身が女性、下半身が魚という空想の動物で、甘い歌声で舟にいる人を誘惑し、死に至らせたとされるサイレンのフランス語読み。ボディ・ラインが取り戻された86年春夏では、まずプレタポルテで、ジャンポール・ゴルチエをはじめたくさんのデザイナーがこのマーメイド・スカートを採用。次いでオートクチュールでも、ピエール・バルマン、ジャン・パトゥらが発表した。

マルチプル・コーディネーション…たとえば二つのスーツの上下を組み換える、といった複数の組み合わせを生み出す着方のこと。マルチブルは「多数の組み合わせ、構成から成る」の意。

マルチレイヤード…自由な発想による着方のこと。多種多様な重ね着によるファッションの総称。

マンション・メーカー…1960年代中期、既製服時代の到来とともにマンションの一室を拠点として始まったアパレル・メーカーにちなんだ。

ミドリフ(・トップ)…みぞおちまでの丈の短い上衣を指す。腹部が露出して強調されるのが特徴。

ミトン…日本ではミットとも呼ぶ。フランス語ではミテン。防寒用手袋の基本型の一つ。5本指のついたグラブ(グローブ)に対し、親指を入れる部分と、残りの指を入れる部分が離れているもの。4本の指を動かしやすくするために、掌側にスリットの入ったものもある。毛糸、木綿糸の編物、厚地の布、革などを用い、毛皮の裏打ち、キルティングや防水加工が施されることもある。起源は中世。普段用にも、ウィンター・スポーツ用にも使われる。昔は武具としても使われていた。

ミニマリスム…ミニマルは最小限の意。もとは建築用語で「最小限主義」の意。一九六〇年代、米国のアーティストたちが、もう一度アートの根本を見直そうと最小限の素材や手法を使って平面や立体を制作したのがミニマルアートと呼ばれた。ファッションではシンプル化した服のことを言い、着心地の良さや素材感、カッティングなど、洋服の本質的な部分を大切にする服作りを意味する。

ミュール…踵(かかと)部分が覆われない、つっかけ状でヒール付きの婦人用履物。ミュール・サンダル(mule sandal)。語源は、「雌のラバ」。爪先部分をカバーし、甲を深く包み込み、踵部分が開いているスリッパの形式で、バックレス・サンダルともいわれる。16世紀頃には、靴の上に履いて、汚れを防ぐ履き物(オーバーシューズ)だった。以後、寝室などで履く踵の低い室内履きとなり、18世紀にフランス宮廷女性の履物として大流行し、ヒールの高いものも現われた。19世紀に入り、ヒールの低いスリッパ型が一般的となったが、現在ではヒールの高いものを指す場合が多い。20世紀では、1970年代に流行し、さらに90年代半ばに再登場。2000年春夏の靴売り場では、ミュールが大きなスペースを占めた。素足にサンダルといった開放的な足元のファッションの広がりと考えられる。

ミラノ・コレクション…ミラノはルネサンス以来、高度な職人的技術、芸術的センスを受け継ぎ、フランス・ファッションの生産基地として力を蓄えてきた。一九七八年にミラノ・コレクションが始動して以来、世界的に注目されている。パリ・コレクションの前週。

メゾン…家・建物を意味するフランス語。ファッション用語では、メゾン・ド・クチュールのことで、パリのオート・クチュールの店をさす。

メルトン…経糸・緯糸ともに太く柔らかい紡毛糸を用い、強い縮絨を施し、表面の毛羽(けば)を短く剪毛(せんもう)して仕上げた毛織物。合化繊混紡(合成繊維ないし化学繊維を混合)のものもある。また、梳毛糸で織った場合は、梳毛メルトンという。起毛はせずに、平織か綾織(2/2の右綾)で織る。毛羽立ちはまばらで一方向に揃っていない。また、織目が見えやすく、光沢がない。25~30%くらい縮絨し、紡毛糸の毛羽立ちが表面を覆うようにし、長すぎる毛羽を剪毛して揃え、圧絨して仕上げる。先にも書いたように、起毛工程を施さない。ただし、反毛の混率が高いものには起毛を施す場合がある。表面を深い毛羽が密に覆っていて、ベロア仕上げに似ている。メルトン仕上げは、本来、起毛せずに縮絨だけを行なうことから、縮絨仕上げともよばれる。手触りが柔らかく、非常に厚地で、防寒用に適している。主な用途は、コート、ジャケット、ハンティング・ウェア、軍服など。また、薄地で軽めな婦人用服地の場合は、メルトネット(meltonette)とよぶ。これは、メルトンの太番手と違い、細番手の紡毛糸を用い、平織で軽めに仕上げたもの。なお、メルトンの語源は、イギリスの有名な狐の狩猟地メルトン・モーブレーにちなんだといわれる。

モード…英語では「標準・基準、やり方・流儀、流行」の意。フランス語では「ファッション」と同義。ファッション用語では「ファッション」と同義語。フランス語で「ア・ラ・モード」というとファッショナブル(fashionable)の意になる。オート・クチュールのハイ・ファッションのように、よりグレードの高い感じを与えるファッションの呼称。ファッションの本来の意味は上流階級における流行であった。そこでの服飾の流行はパリのオート・クチュールのハイ・ファッションであり、ここから、よりグレードの高い感じを与えるファッションの呼称として利用されるようになった(パリ・モードなど)。また、ハイ・ファッションはマス・ファッションの原型であるため、20世紀半ばにはオート・クチュールだけでなくプレタ・ポルテのコレクションにおける創作的な作品、さらにはデザイナーが作り出した新しい作品に対する呼称としても使われる。本サイトの中心的カテゴリー「モード」「モードとモデラート」も参照されたい。

モカシン…かかとなしの柔らかい一枚草でできた短靴の一種。もともとはアメリカ先住民が履いていたものだが、近代量産のモカシン型の短靴には底革が別に付き、カジュアル用として人気。

モッズ・ルック…1960年代の初頭、ロンドンに登場した「モッズ」と呼ばれる若者たちのファッション。リーバイスのジーンズ、ポロシャツに丈の短い3つボタンのジャケットの組み合わせが代表。

モディスト…フランス語で、婦人帽子や婦人服を制作する女性や、女性の経営する婦人帽子店のこと。英語も同じ綴り同じ意味である。

モデリスト…顧客を直接の対象にせず、自ら縫製ができクチュリエの考察したデザインどおりに作品見本を作る人のことをさす。クチュリエのためにオリジナル・デザインを考案する場合もある。最近ではアパレル・メーカーにオリジナルなデザインを売る人をいう場合もある。

モデル…アパレル・メーカーやデザイナーが創作する作品(既製服の見本)の意味と、ファッションショーや展示会などでデザイナーやメーカーのつくった作品を着て顧客に見せるファッション・モデルの意味がある。フランス語のマヌカンのこと。日本では主に後者の意味が多い。また、スーツなどの基本形をさす場合もあり、アイビーリーグ・モデルやブリティッシュ・モデルなどのように使われる。

モノグラム&ロゴ…モノグラムは英語で「組み合わせ文字」の意で、氏名の頭文字を商標として使用すること。有名なルイ・ヴィトンのモノグラム柄は、1896年、日本の家紋をヒントに作られた。また、ロゴは英語のロゴタイプ(logo type)の短縮形で、「商標や会社名、会社の意匠」を表す。1970年代に、こうしたブランドマークを用いた服や小物が大流行したが、2000年春夏コレクションでは、ヴィトン、ディオール、セリーヌ、グッチらが、再びロゴやモノグラムの様々なアイテムを発表した。胸にブランドロゴが入ったスポーティーなTシャツもリバイバルしている。


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[投稿日]2017/02/17
[更新日]2017/05/29