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大阪産業大学 経済史

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大阪産業大学 経済史

大阪産業大学 経済史 : 数十年前ならどこの家や工場にあったミシンという小さな小さな機械について多様な側面を学びます。ミシンは衣料生産やファッション文化だけでなく、19世紀以後の人類史全体に対し強烈なインパクトを与えた機械です。授業の目的はミシンという一つのテーマを取り上げることで、逆に経済史のいくつかの考え方や歴史への様々な接近方法を学びます。

大阪産業大学 経済史

大阪産業大学

参考書

岩本真一 ミシンと衣服の経済史―地球規模経済と家内生産―【オンデマンド版】 思文閣出版 2017年(当サイトの紹介ページはこちら
※返品不可、制作・納品に2~3週間ほど時間がかかる点に注意して下さい。

授業計画

  1. 授業の概要と基本用語の説明 / 授業の進め方や採点方法などを説明します。また、この授業で必要になる基本的な経済用語を説明します。
  2. ミシンの特徴と種類 / 家庭用ミシン、職業用ミシン、工業用ミシンといった区別をはじめ、ミシンの特徴と種類を説明します。
  3. ミシンの開発:19世紀的進化と20世紀的進化 / ミシンは1850年代の米国で開発から製造販売にいたる実用化を遂げました。その後、19世紀後半に機能や動力を多様にさせていき、世紀末には縫製部分の 進化を停止しました。20世紀に入るとミシンは新たな進化の段階に移ります。この経緯を説明します。
  4. ミシンの製造1:米国の特許戦争 / 1850年代から70年代にかけて、米国ではミシン製造会社が80社近くに増え、ミシンの製造販売に関する特許戦争が起ります。開発や法整備の関係から特許戦争を説明します。
  5. ミシンの製造2:独中日における模倣産業の展開と特許 / ドイツでは1860年代から、中国では1910年代から、日本では1930年代から、アメリカ製ミシンの模倣を土台にミシンの国産化が進行します。特許に関する国際法に絡めて、ミシン国産化について説明します。
  6. ミシンの販売1:米国シンガー社の販売法 / 米国シンガー社は自社製品をどのように販売していたのか。直営店、代理店、ライセンス方式などについて説明します。
  7. ミシンの販売2:米国シンガー社の多国籍企業化 / 米国シンガー社は海外にも広く販売しました。製造拠点である工場と販売拠点である商店を海外に設置し、1920年頃には世界のミシンの8割を占めるにいたります。この点について、とくに貿易問題と関税に関連させて説明します。
  8. ミシンの利用1:軍服生産の戦時と平時 / この150年間、ミシンは軍事利用された場合が多く見受けられます。ミシンと軍事史との関係を説明します。
  9. ミシンの利用2:工場と家 / ミシンは縫製工場に設置され、衣服産業(アパレル産業)として、いろんな国で展開しました。また、家にも設置され、工場からの内職(家内労働)として、あるいは家事労働として利用されました。日本のを中心にミシン活用の事例を説明します。
  10. ミシンの利用3:男性と女性 / ミシンを活用した人々を男性と女性に分けて、その類型を説明します。
  11. ミシンの利用4:ファッションの変化 / 20世紀転換期に、ミシンの普及によって、日本をはじめとするさまざまな地域では服装が変化していきます。この点を東アジア地域を例として説明します。
  12. ミシンの利用5:世界のアパレル産業 / 世界のアパレル産業はおおむね19世紀末頃から各地で勃興します。それ以前に進展していた地域も含め、19世紀と20世紀前半の世界アパレル産業の趨勢や特徴を説明します。
  13. ミシンの利用6:日本のアパレル産業 / 日本のアパレル産業は1990年代前半を頂点として衰退の途中にあります。日本のアパレル産業の戦後を中心に説明します。
  14. ミシンの現在 / ミシンは現在、途上国のアパレル産業で多用されています。その反面、先進国では工場が減少し、また家内からもミシンが消えつつあります。この構造と意味を説明します。
  15. まとめ / 授業全体を振り返りながら、21世紀のミシンを展望します。

準備学習等(事前・事後学習)

授業前に講義資料・関連資料を10分ほど眺めて物語を作る。授業後は配布プリントを自分自身に説明して20分ほど理解を確認する。また「参考書」や授業で紹介した本を1冊以上読む。

達成目標

  1. 配布資料や掲示資料などを自在に使いこなせる。
  2. 授業を聞き、プリントに線やメモを取る。
  3. ミシンの多様性を整理して説明できる。
  4. アメリカ経済の特徴をミシンから説明できる。

併修、先行履修が望ましい科目

特になし。

成績評価基準・方法

上述の「達成目標」に到達しているかを次の評価基準と方法で判定します。

  • 成績評価基準 : 授業期間中に行なう小テスト数回の合計点
  • 成績評価方法 : 小テストはwebclass(E-Learning)で実施

講義資料・関連資料の配布ページ

経済史」(Yahoo!ボックス)

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