モードの世紀 > 講義ノート > ZX雑記・エッセイ > 

20歳の頃、西山の向こうに。

大阪という明るい希望を持てる街があると思ったことがあった。

96年に大阪で暮らし始めて、数年経って気づいたことがある。

そこには、希望ではなく、大阪という街があった。

歐陽峰という中国時代小説の登場人物は語ったことがある。

ふと気づいた。 長年住んできたが 砂漠を眺めたことはなかった。

昔山を見て、その向こうを知りたかった。
今は知りたくもない。

俺は孤独だった。

人に拒絶されないためには、
先に拒絶することだということも。

そのせいか
故郷には帰らなかった。

いい所だった。

だが元には戻れない。

~ウォン・カーウァイ『楽園の瑕』 (王家衛『東邪西毒』)1994年、香港。

私自身の20代から30代への変化を語ってくれているようで、時折、思い出しては、過去との距離を再確認するようにしている場面、台詞たちです。

作品評価については、私のサイトをご参照下さい。
http://wkw2004.com/film/1994.html






モードの世紀 > 講義ノート > ZX雑記・エッセイ > 
 

▲ このページの一番上へ戻る ▲
このページはリンクフリーです。
Copyright © 2000- mode21.com