カから始まるファッション用語

買い取り…仕入れ方法の-種で、仕入れた商品を「返品なし」の条件で完全に買い取ってしまうやり方。商品が売れないときでもメーカー側には損害がないのが特徴。

カーキ…カーキはヒンディ語の「ほこり色の」という意。くすんだ黄褐色、茶褐色。また、その色の服地をいう。アーミー・ルック、サファリ・ルック、ワーキング・ウェア・ルックにしばしば採用される。

カーゴ・パンツ…カーゴは「貨物」のこと。カーゴ・パンツは貨物船の乗組員が穿いているような丈夫な作業用パンツをいう。脚部の両脇に大型のアコーディオン・ポケット(大きなフラップ付のパッチ・ポケット)が貼り付けられているのが特徴で、これを俗にカーゴ・ポケットと呼ぶ。似たものにペインター・パンツ(ペンキ屋のパンツ)がある。これは、カーゴ・ポケットや左脚にハンマー・ループ(金槌を吊す環)を付けたパンツのこと。

カスタム・メイド…オーダー・メイド(注文服)と同義の米語。レディ・メード(既製服)の対語。日本では主として紳士服などの分野で行なわれている。

綛(かせ : すが)…hank.運搬、販売、染色、糊付けなどに便利なように、一定の長さの周囲をもつ綛枠(かせわく;漢字は[木ヘンに上下]とも書く)に一定回数だけ糸を巻き取り、枠を取り外した糸の束のこと。なお、綛の状態になっている糸を綛糸、糸を取る作業を綛取りといい、綛のまま染める手染めは綛染めという。糸の種類によって、糸の長さや束の大きさなどが異なる。1綛は、綿糸の場合、840ヤード、梳毛糸は1,000ヤード、紡毛糸は256ヤード、麻糸は3,600ヤード、生糸は重量で約18匁(もんめ)で、14中(なか=繭の個数の呼び名で、1個は1中)は44,000m、21中は29,333m。また、1捻り(ひねり)とは、10綛を連続した輪形として枠から取り外し、縄を撚ったような形に捻ったもの。

カットソー(カット・アンド・ソーン)…生地として編まれたニット地を、製品の形に合わせて裁断(カット)し、縫い合わせた(ソー)もの。セーターなど編む段階で形を仕上げるものと、区別してこう呼ばれる。Tシャツ、スエットの上下などが代表例。ニットには1着分ずつ編み立てる成形編があり、これとの区別や、セーターのような編む段階で形を仕上げるものとの区別のために、こう呼ばれる。〔詳細は「カットソー : cut & sewn」をご覧ください。〕

カムフラージュ…仏語で偽装、迷彩の意。戦闘服、戦車等に黒・白・カーキ色などの数色を不規則に塗って、敵の目をごまかすこと。アーミー・ルックと関係が深い。街着にも取り入れられている。

カラリスト…ファッションの動向に合わせてカラー傾向(流行色)を予測し解説する業務を専門にする人。商品企画の過程で、色の重要性が注目されるようになり、近年、専門職として認められつつある。

カルソン…足をぴったりと覆うパンツまたはタイツ。カルソンは仏語でズボン下、ももひき形の下着。日本では、一時スパッツと呼ばれていた。本来スパッツは英語で足の甲からひぎまでを覆う脚半のこと。

カレッジ・スタイル…アメリカの学生たちに見られるカジュアルでスポーティーなスタイルのこと。アイビー・ルックがその代表。

川上…ファッション産業や繊維産業は複数の業種によって構成されているが、商品を市場に供給するためにはいくつかの段階があり、それぞれ川の上流、中流、下流になぞらえている。川上は1次メーカーで、化繊メーカー、紡績会社、テキスタイル・メーカーを指す。

川下…小売業のことで、第2次製品段階から商品を仕入れ、それを消費者に直接供給する。百貨店、専門店、フティツク、量販店、アパレル・メーカーの直営店やフランチャイズ・チェーン店などがある。アンテナ・ショップなどの小売の段階も多様な形になっている。

川中…「第2次製品段階」といわれ、第1次製品段階である素材・テキスタイルを既製品として卸す業種を指す。アパレル・メーカー、縫製メーカー、下請け加工業、付属品メーカーがこれに含まれ、合わせて「アパレル産業」と呼ぶ。

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