イから始まるファッション用語

イー・オー・エス(EOS)…Electronic ordering system。百貨店や中小小売業、メーカー、問屋間で導入が進められている、オンライン・リアルタイムによる受発注省力化システムのこと。

イージー・オーダー…百貨店などで、客がサンフルの中からデザインと生地を選んで衣服などを注文する方法。既製服と注文服の中間的存在。

イエイエ・ルック…60年代初期~中期にかけて、パリのサンジェルマン広場を中心に広がった「イエイエ族」と呼ばれる、当時のお洒落だったティーンエイジャーたちのファッション風俗。身体にぴったりとしたセーターや短いスカート、ハイ・ウェストのベルト付きコートなどが代表的。90年代に入り、これらの服装がパリ風の洒落た60年代ルックとして再び注目された。「イエイエ」はロックンロールの影響を受けたシャンソンに由来する言葉といわれ、当時のアイドル歌手シルビー・バルタンは、若者のファッション的流行のリーダーといわれた。日本で「イエイエ」といえば、レナウンが67年に発売したニット・コーディネートのコマーシャルとして知られている。このときのキャンペーン・ガールにシルビー・バルタンが起用され、小林亜星の作曲によるコマーシャルソングを彼女が歌っている。

委託販売…メーカーや卸売商が商品の所有権を持ちながら、販売のみを小売の百貨店など第-二者に委託する販売方式。納入された商品のうち、売れた商品の代金のみ支払われる。

イタリアン・アイビー…これまで主流だったアメリカ的なアイビー・ルックに、イタリア的センスのカラフルで派手な感覚を取り入れたファッション。

イタリアン・カジュアル…イタリア調のカジュアル・ファッションの総称で、特にミラノを中心に活躍するデザイナーのファッションをいう場合が多い。ジョルジオ・アルマーニ、マリテ&フランソワ・ジルボーにみるエレガントな大人のカジュアルや、フィオルッチなどのスポーティでカラフルなファッションなど。

イブニング・ドレス…一般に「夜会服」と称し、男女を問わず夜間の社交の場(舞踏会や観劇も含む)に用いる礼装のこと。現在では、女性のドレッシーなドレスを指すことも多く、婦人用のイブニング・ガウンに限定して使う場合も多い。夜間の礼装としては最も格調が高く、腕、背中、胸の部分を大きく開けたローブ・デコルテなどのロング・ドレスが、イブニング・ドレスの代表的なものとされる。正式のものは袖を付けないのが原則で、丈は床に着く長めのものが普通だが、短めに作られる場合もある。イブニング・ガウン、イブニング・フロック、フォーマル・ドレス、アフター・ファイブ、アフター・ダークなどとも呼ばれる。

イベント…売上増加を目的として企業のPR戦略の核として展開され、企業イメージを高め、顧客の来店動機や購買意欲を促進させる催しごとや行事。簡単にいえば販売促進(セールス・プロモーション)のための催しごとで、主にセールス・イベントの意。ファッション・ショーをはじめ、モデルやスターのサイン会、開店セール、コンサルティング・セール、バーゲンセール、新商品販売記念セール、見本市、展示会など。

インショップ…百貨店やショツピンクセンターの中に専門店が出店する形式のこと。「ショップ・イン・ショップ」の省略形。専門店側にとっては独自の運営で顧客の開拓ができ、百貨店やショツピンクセンターは知名度の高い専門店を置くことによって顧客の要望に応えることができる。

インストア・マーチャンタイジング・システム…小売業者がみずからのゴンセフトにしたがって商品、売場、販売促進活動などを総合的に行っていくしくみ。メーカーの供給する商品をそのまま販売する形とは趣が異なる。

インターカラー…国際流行色選定委員会(パリ)が年2回発表する2年先の流行色。素材やコスチューム・デザインに先駆けて発信されるカラー情報。

イン・ファッション…「流行に乗った、現代風の」の意。これからますます流行しそうだ、という意味で使われる。これに対して「アウト・オブ・ファッション」は流行遅れのことを指す。

インフォーマル・ウェア…インフォーマルは「非公式の、略式の」の意。気軽なパーティーや集会などに着用するドレスやスーツ、または三つ揃いのダーク・スーツなどの略礼服を指す。とくに決まった様式があるわけではなく、「いつでも着られる少しドレッシーな服」の意味で用いられる。

インポート・ブランド…一般に、海外輸入製品、海外のメーカーやデザイナーの商標製品全般をさす。ファッション業界では、NIES(新興工業経済地域)やASEAN(東南アジア諸国連合)諸国よりも、主に欧米の伝統的なブランド、デザイナーズ・ブランドなどをさすことが多い。また、百貨店などが直輸入した製品や、アパレル・メーカーの海外とのブランドライセンス商品・提携商品なども含まれる。1980年代以降、シャネル、ルイ・ヴィトン、ジョルジオ・アルマーニ、エルメスなどの高級ブランドブームや、イタリアン感覚の人気、伝統志向などによって、日本のファッション史上においてインポート・ブランドの重要性が大きくなった。

インポート・プレタ…海外、とくにヨーロッパから直輸入されたプレタ・ポルテ(高級既製服)のこと。広義には、大手アパレル・メーカーにみるこれらのライセンス商品を含む場合もある。近年、消費者の上流志向・本物志向や円高メリットなどを背景に、輸入卸業者や百貨店などがフランスやイタリアのプレタ・ポルテのメーカーから直接に輸入し、これを専門に扱うショップやコーナーをつくる傾向が目立つ。


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[投稿日]2017/02/15
[更新日]2017/05/29