ホから始まるファッション用語

ボイル…英語・仏語で、薄地で粗い織物の総称。さらりとした肌触りで、軽くて透けて見える。経・緯に細い強撚糸を用い、逆撚りによって平織にし、これを麻織物風に仕上げる。絹、綿、梳毛、麻、ポリエステル、レーヨンなどが使われる。ボイルには、本ボイルと単糸ボイルがある。本ボイルは、80~100番手程度の双糸を使ったものをいい、単糸ボイルは、40~50番手程度の単糸を用いたものをいう。夏向けの、シャツ、ブラウス、トリミング、ドレス地などに用いられる。なお、フランス語の「voile」には、「ヴェール、覆い」の意味もある。

紡毛織物…毛羽の多い紡毛糸でおった毛織物の総称。比較的短い羊毛類が使われる。英語の「ウール」では、山羊類やらくだ類の毛も含まれる。たいてい起毛されており、なかには縮絨(フェルト加工させる工程)して起毛される場合もある。ときに、剪毛(毛刈り工程)して仕上げることも。表面に毛羽があり、手触りは柔らかく、厚地なので保温性に富む。主として防寒用の服地や毛布として利用され、フラノ、メルトン、ベロア、ツイード、ドスキン、ビーバークロス、フランネルなどが代表的。なお、見栄えの良さは仕上げで決定されるため、さまざまな仕上げ方法が開発されている。

ポスト・クチュール…クチュールは「・仕立て」、ポストは「次に来る」という意味。次に来る裁縫・仕立てとは、針や糸、ハサミを使わないで服を仕立てる方法など、これまでの服作りとは異なった斬新な手法や技術、素材の可能性への挑戦を指している。

ボストン・バッグ…ボストン・バッグは、持ち手が2本で底が長方形で広く(方円形)、中程が膨らんだ手提げ鞄。大きな口をファスナーで開閉する。小旅行やスポーツなどによく用いられる。素材は革、合成皮革、ズック、ポリ塩化ビニールに裏張りしたものなどが多い。ボストン大学の学生が愛用したのが語源といわれるが、日本だけでしか使われていない用語。英語圏でのクラブ・バッグ、ボーリング・バッグなども同類で、1970年代に日本でもブランド・ロゴの付いたボストン・バッグやスポーツ・バッグが流行した。海外旅行の習慣が少なかった当時の日本では、国内旅行用の鞄の代表的なものとして使われた(最近のファッション辞書で「小旅行向け」と書かれているのは海外旅行で利用の増えたスーツ・ケースと区別するため)。近年、スポーツ・ブランドの小型スポーツ・バッグがニューヨークで注目されていたが、2000年春夏にプラダやルイ・ヴィトンが発表したボストン・バッグは、新たなブームを引き起こした。

ボディー・バッグ…まるで体や服の一部のようにフィットするバッグ。自転車用のスポーツ用バッグがヒントで、「持つ」というより「着る」感覚。腰に巻くものや肩から斜めにかけるもの、腕や足に巻きつける小さなポケットなど、様々な形状がある。

ボトム…「下部」の意でスカート、ズボンなど、下半身に着用するものを指す。

ボトム・アウト・ルック…1984年頃から若者の流行で広がってきたもので、中に着たシャツの裾を外に出して着る着方。

ホルター・ネック…牛馬のおもがい(くつわを頭と首に繋ぐひも)に付ける端綱をホールターといい、転じてホールター・ネックは、前身頃から裁ち出された布やひもを後首で留めたり結んだりするデザイン。肩や背中が露出するが、、イブニングドレスやビーチウェアで好まれた。懐古趣味の強い昨今、女らしさを表すデザインの一つとして復活している。

ポンチ・ローマ…ポンチ・デ・ローマともいい、両面機で編まれる、ダブル、ジャージーの編み地のこと。横伸びが少なく、しっかりしている。ポンチ・ローマは6つのコースで柄が一循環となり、両面編2コース、タック編2コース、天竺編2コースの3つの組織が合成された編み地である。スーツ、ブレザー、スカートなどに応用される。

Bondage とは拘束、束縛、(SMの)奴隷の身分の意。・スーツ、・ルックのように用いられます。詳しくはこちらをご覧ください。

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