ハーパーズ・バザー : Harper’s Bazaar

ハーパーズ・バザー Harper’s Bazaar は1867年にアメリカのニューヨークで創刊された女性ファッション雑誌です。2017年で150周年を迎えます。

創刊から30年ほど経った1901年頃のハーパース・バザー誌には、まだミシンの広告が載っていました。今となっては珍しいのでご紹介します。この広告は、ニューヨークで01年に開催されたPan American Exposition向けのもので、ミシン会社のシンガー社が南北アメリカ大陸を縫うと謳ったものです。円形のパンフレットとして同博覧会で配布されたようですが(Singer Sewing Machine Brochure 1901 Pan American Exposition New York | Collectors Weekly)、その前後にハーパース・バザー誌に載ったと考えられます。

Robert & Patty Mondore, Singer Castle: Images of America, Arcadia Pub,2005, p.57.
シンガー社「汎アメリカのミシン」。1901年にアメリカ合衆国ニューヨーク州バファロー市で開催された汎アメリカ博覧会を念頭に置いたものと思われます。「シンガー・ミシンは二つの大陸を縫い結びます」と記されています。Robert & Patty Mondore, Singer Castle: Images of America, Arcadia Pub,2005, p.57.

さて、ハーパーズ・バザーの発行したfull media kit(BAZAAR-Media-Kit_2017_Full.pdf)によると、読者層は、中央年齢・平均年齢ともに41歳ほど、既婚者比率は67%、多くが大卒というハイソサエティな状況です。

昔は、何といってもアメリカ版の写真が綺麗で、発色もアメリカらしいものでした。といっても、それは本家よりもカラフルなフランス版が出るまで。今はどちらかというと『コスモポリタン』のような少々軽めの雑誌がアメリカらしいかなぁと感じます。なお、イタリア版はとにかくボリュームが大きいのが特徴でした。

マドンナ『ハーパース・バザー』イギリス版、1999年2月号(Madonna, Harpers Bazaar, England, Feb., 1999)
マドンナ『ハーパース・バザー』イギリス版、1999年2月号(Madonna, Harpers Bazaar, England, Feb., 1999)

近年まで、アメリカ版、イタリア版、イギリス版、フランス版などしか刊行されていませんでしたが、現在では、31種類の版(以下に列挙)・21種類の言語で編集され、54カ国で販売されています。アラビア、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ブルガリア、中国、チェコ共和国、ドイツ、ギリシャ、香港、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、メキシコ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、セルビア、シンガポール、スペイン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、イギリス、アメリカ、ベトナム(以上、先のfull media kitに依拠)。

ついでに、ハーパース’バザー・ウォモ(Harper’s Bazaar Uomo)はイタリアで刊行される男性向けファッション誌。

公式サイト : Fashion Trends and Women’s Fashion Shows – Harper’s BAZAAR Magazine

Faye Wong in Harper's Bazaar, China, 2011.10 王菲 : 春夏秋冬・重生
Faye Wong in Harper’s Bazaar, China, 2011.10
王菲 : 春夏秋冬・重生

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[投稿日]2017/02/11
[更新日]2017/05/29