Harper’s Bazaar

ハーパーズ・バザー(Harper’s Bazaar)は1867年にアメリカのニューヨークで創刊された女性ファッション雑誌です。2017年で150周年を迎えます。

創刊から30年ほど経った1901年頃のハーパース・バザー誌には、まだミシンの広告が載っていました。今となっては珍しいのでご紹介します。この広告は、ニューヨークで01年に開催されたPan American Exposition向けのもので、ミシン会社のシンガー社が南北アメリカ大陸を縫うと謳ったものです。円形のパンフレットとして同博覧会で配布されたようですが(Singer Sewing Machine Brochure 1901 Pan American Exposition New York | Collectors Weekly)、その前後にハーパース・バザー誌に載ったと考えられます。

さて、ハーパーズ・バザーの発行したfull media kit(BAZAAR-Media-Kit_2017_Full.pdf)によると、読者層は、中央年齢・平均年齢ともに41歳ほど、既婚者比率は67%、多くが大卒というハイソサエティな状況です。

昔は、何といってもアメリカ版の写真が綺麗で、発色もアメリカらしいものでした。といっても、それは本家よりもカラフルなフランス版が出るまで。今はどちらかというと『コスモポリタン』のような少々軽めの雑誌がアメリカらしいかなぁと感じます。なお、イタリア版はとにかくボリュームが大きいのが特徴でした。

マドンナ『ハーパース・バザー』イギリス版、1999年2月号(Madonna, Harpers Bazaar, England, Feb., 1999)

近年まで、アメリカ版、イタリア版、イギリス版、フランス版などしか刊行されていませんでしたが、現在では、31種類の版(以下に列挙)・21種類の言語で編集され、54カ国で販売されています。アラビア、アルゼンチン、オーストラリア、ブラジル、ブルガリア、中国、チェコ共和国、ドイツ、ギリシャ、香港、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、韓国、マレーシア、メキシコ、オランダ、ポーランド、ルーマニア、ロシア、セルビア、シンガポール、スペイン、台湾、タイ、トルコ、ウクライナ、イギリス、アメリカ、ベトナム(以上、先のfull media kitに依拠)。

ついでに、ハーパース’バザー・ウォモ(Harper’s Bazaar Uomo)はイタリアで刊行される男性向けファッション誌。

公式サイト:Fashion Trends and Women’s Fashion Shows – Harper’s BAZAAR Magazine

フェ・ウォン『ハーパース・バザー』中国版、2011年10月号(Faye Wong in Harper’s Bazaar, China, 2011.10)/王菲:春夏秋冬・重生


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