ギャザー : gather

ギャザー gather とは、平面の布を縫い縮めて立体化させる作業(洋裁技法)。または、それによって作られた皺や襞のこと。ギャザーは英語で「gather」、一つに集める。作業を指す場合はギャザリング gathering とも。フランス語では「fronce」フロンス。対語的な用語に、フラット flat やタイト tight 。

ウェストに入れられたギャザー (c) アトリエ・レイレイ : atelier leilei

ギャザーの用途

ギャザーは装飾のためにつくられ、柔らかで華やかな表情が出る。そのため、特に婦人服や子供服のウェスト部分、襟ぐり、袖山、袖口、袖つけ、また、スカートやヨークの切替などに用いられる。たとえば、ギャザーのある袖ならギャザー・スリーブ、ギャザーの入ったスカートならギャザー・スカートという。

ギャザーの素材

ギャザーは素材やギャザー分量により効果が異なる。布地の使用量の目安として、薄物では約3倍、薄手木綿、絹で約2.5倍、普通地の綿、薄手ウールで約2倍、厚手木綿、ウールで約1.6倍といわれる。

ギャザーを使う衣料品

ギャザーを取り入れた品目ではスカートが代表的。ウェスト部分を縫い縮めギャザーを寄せたスカートはギャザー・スカートといい、筒状に縫った布の上端をウェストに合わせてギャザーしたペザント・スカート風のものや、フレアを入れた数枚の布をギャザーしたギャザー・フレア・スカートなどが有名。インテリアではカーテンにギャザーが多く採り入れられている。

ギャザー

ギャザーの一種「シャーリング」 (c) アトリエ・レイレイ : atelier leilei

ギャザー の一種 : シャーリング

なお、ギャザーを平行させて複数を寄せると、特にシャーリング(shirring)という。シャーリング・ブラウスをはじめ、ブルゾンやパンツのウェストにあしらったシャーリング・ウェストなどがある。

ギャザー向けミシン

ミシンには、普通に縫うだけでギャザーを寄せる作業を行なう付属品のある機種が存在する。ギャザリング・フット(gathering foot/ギャザー寄せ器)といわれる。また、ミシンによるギャザリングには下糸を引いてギャザーを寄せたり、下糸にゴムを用いたりする技法がある。ミシンは附属品を付けることで用途が多様化する特徴をもっている〔ミシンの特徴 2 簡便性〕。

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