トレンチコート:trench coat

このページでは トレンチコート について(1)用語解説・歴史(2)関連情報(サイト内記事、リンク、商品紹介)などを掲載しています。

関連商品(外部リンク)


(1)用語解説・歴史など

ダブルのベルト付きコート。綿や薄手のウール素材で、エポーレット(肩章)と2枚のヨークが付いた防水加工のコート。「キング・オブ・メンズ・コート」の異名をもつ。

戦闘用にデザインされたのが発端で、複雑なディテール・デザインが施されている点でも有名。いろんな場所にいろんなものが付けられた、いわば「機能の集合体」である。

簡単にディテールを紹介しておく。袖は、ラグラン、セミ・ラグラン、セット・イン・スリーブ、肩にはエポーレットやガン・パッチ(元は銃床を支える目的)を付け、胸には、ストーム・フラップ・ポケット(二重覆いの雨ぶたつきポケット)が付けられる。ウェストには、ミシン・ステッチを掛けたベルトを締め、後ろ身頃は、ウェストまで、センター・シームにステッチが入り、背中にケープ・バック(当て布)がボタンで留められている。また、顎(あご)を覆うチン・ウォーマーもある。

ベルト、エポーレット、当て布などは、全て、表地と共地になる。カフスは、タブ、またはストラップ付きで、全体の調和を整える。生地は、ウール、綿などのギャバジンやツイルが主である(なお、ギャバジン素材の発明はバーバリー)。

そもそも、トレンチは、英語で「塹壕」の意。第1次世界大戦で、フランスとドイツ間の西部戦線で戦闘が膠着し、長期的な塹壕線となった(第1次大戦は塹壕戦がメイン)。その時、イギリス陸軍が採用した戦闘用防水コートが、このコートのデザインの起源(当時のイギリス陸軍のバーバリー製のトレンチ・コートで統一されていたようである)。また、社名がラテン語で防水を意味する、アクアスキュータム社のコートも有名。

当初は、防水性と機能性に重点を置いてデザインされていたが、そのスポーティな味が、男女ともに一般用コートのデザインとしてアピールし、第1次大戦後のレイン・コート、ダスター・コートの代表格となり、現在では、レイン・コートとしてだけでなく、広い範囲に着用されている。

(2)関連情報

関連用語(内部リンク)

関連商品(外部リンク)


「ファッション用語集」目次

ア行カ行サ行タ行ナ行ハ行マ行ヤ行ラ行ワ行


 
ページの一番上フロアの目次サイトの入口
このページはリンクフリーです。
Copyright © 2000- Mode21.com(メール送信フォーム


読み物

買い物

モードの世紀では、ファッションやブランドの歴史と現在を多角的に探っています。