ヒッピー:hippie
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(1)用語解説・歴史など
1960年代、アメリカを中心に起こった反体制・自然賛美派の若者をさす。ベトナム戦争を契機に、宗教と自然回帰を呼びかける若者たちが現れ、ヒッピーと呼ばれた。
特に、67年初め、「ラブ・イン」と名付けられたイベントで、サンフランシスコのゴールデン・パークに集まった1万人の若者によるヒッピー宣言が名前の由来。ヒッピー・ファッションの流れをくむグループは、フランスでは「ババ」という。
体制的で物欲主義の社会に背を向け、自然の中で集団生活を行なったり、マリファナ、セックス、ロックを愛し、インドの瞑想に代表される東洋的な哲学に耽るなど、非生産的・快楽主義的な行為が特徴。
ファッションとしては、長髪、髭、Tシャツ、ジーンズをトレードマークに、70年代に世界中の若者に広まった。各パーツをみると、髪は長く、カール、インディアン風のヘッドバンド、花飾りなどがされた。アクセサリーは手作りのネックレスや鎖のベルト。なお、色柄ではカシミール柄が人気だった。
ヒッピー・ベストは、とくに60年代後半にヒッピーたちによって愛用されたアウター・ベスト(外衣としてのチョッキ)の一種。サイケデリック・アートを思わせる派手な色柄使いのロング・ベストが大きな特徴で、ベルボトム・ジーンズやグランパTシャツ(昔の肌着風シャツ)とともに着用された。アフガニスタンの民族衣装の一つアフガン・ベストもこの一つに数えられる。
また、ヒッピー・ルック特有のロング・ネックレスも、ヒッピー必須アイテムだった。これはヒッピー・ネックレスと呼ばれ、幾重にも重ねられているのが特徴。ウッドビーズ(木製の石)や石、彫金など手作り感覚のものが多く用いられた。70年代ファッションの復活から、再度注目された。
ヒッピー風のネオ・ヒッピーが登場したのは80年代。93年春夏コレクションでは、ヒッピー・ファッションがトレンド。また、99年頃からは、手作り風で温かみのあるファッションが流行し、クールな都会的洗練さとは対照的な、素朴さが注目を集めている。
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