スーツ:suit
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フランス語でタイユール(tailleur)という。同じ布地で作られた一揃いの意味。馬具など一揃いのことをさす場合もある。ドレスとならび、18・19世紀に普及したヨーロッパ風衣服(洋服)の典型。
スリー・ピース(三揃い)をさすことが多いが、上着とズボン(スカート)のツーピースをさすこともある。いずれにせよ、セットのことだと考えておけばいい。
男性のスーツは、上衣(背広、ジャケット、コート等)、ベスト(チョッキ)、ズボンの三揃い、または上衣とズボンの揃ったもの。女性のスーツは、テーラード感覚の上着、ブラウス、ズボン(またはスカート)のセット。
町着、通勤服、フォーマルウェアなど、目的によってデザインも様々である。
形式別には、スリーピース・スーツ、セパレート・スーツ、パンタロン・スーツ、カーディガン・スーツ、シャネル・スーツ、ケープ・スーツなど。
用途・目的別には、タウン・スーツ、ビジネス・スーツ、スーツ・ドレス、イブニング・スーツ、アフタヌーン・スーツ、カクテル・スーツ、ライディング・スーツなど。
男性用スーツの場合、原型はルネサンス期といわれ、18世紀には上着、ベスト、キュロットの3点セットが確認されるが、一般的に普及するのは19世紀後半。
婦人服にスーツ形式が登場するのは1870年代後半のことで、テーラードな男性服に似た三揃いのスーツが盛んになるのは1890年代。
その後、20世紀初頭には、ヨーロッパにおける女性の社会的地位の向上やスポーツの流行によって、女性の衣裳が男性服化し、女性の職業の多様化や生活の近代化によって、さまざまなスーツが着用されるようになった。
