フル・ファッショニング:full fashioning
フル・ファッショニングは編み物のうち、成形編みのことで、高級ニット・ウェア、靴下、ストッキング、手袋などに応用される。単に、ファッショニングとも呼ばれ、成形編みで作られた製品は、例えば「フルファッションド・ストッキング」等といわれる。
そもそも、編み物製作は、同幅のジャージャーによる生地編み(後に裁断・縫製が必要)と、糸から直接に専用の編み機で編み目の増減をしながら被服製品を作り上げる成形編みに大別される。
また、ファッショニングがされる緯編機をフル・ファッション編機(コットン式編機)といい、セーターと靴下を編むものがある。
フルファッションド・ストッキング(フルファッション・ストッキングとも。正式には、フルファッションド・ホーズ)は、ナイロン100%の編地を足脚部の太さに合わせて縫い合わせたものをいい、脚の後部に縫い目(シーム・ライン)がある。
フルファッションド・ストッキング元々は、1864年(元治元年) ウィリアム・コトンがフルファッション靴下(絹靴下)を発明したことに始まる。しかし、このシームラインで縫製したフルファッション・ストッキングは、トリコット、シームレスという過程を経て、1960年代頃からは、一般的ではなくなった。
フル・ファッション編機には、目増やし、目減らし、目移しの機能をもつシングル・ニードル・ベッド(1列針床)と、ダブル・ニードル・ベッド(2列針床)が数セクションごとにつながり、連動編みを可能にする。
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