しょうしゃ(商社):commercial firm
trading company とも。
簡単には大型卸売業。国内か海外からの原料、半製品、製品などの仕入れ・販売等、流通を専門にする企業。外国貿易費取引の比率が大きく、経営規模も大きい。
商社は多機能な性格を持っており、一般の問屋・卸売業とは区別される。歴史的に独特な経緯を持ち、何かと原材料に乏しい日本独自の企業形態。
商社の企業形態は大きく二つに分けられる。総合商社と専門商社である。
総合商社の機能は国内の卸売り、対外的な輸出入貿易、さらにレジャー、リース、保険、運輸などのサービス業から、住宅、不動産、建設、海外開発まで及ぶ。「ラーメンから飛行機まで」といわれるように業務形態が著しく多様である。
特に商社機能の特質は、金融、情報、海外投資であり、あらゆる流通のオルガナイズ(編成)機能や金融面でも援助なども含め、日本経済の中核をなす企業群となっている。特に、オルガナイザー機能は垂直統合におけるコーディネーター的な役割を担ってきた。総合商社の代表は、三井物産、三菱商事、丸紅、伊藤忠商事、兼松江商、日商岩井など。
これに対し、専門商社の場合は、繊維や鉄鋼などの特定商品グループや、特定地域のみを事業の対象にしている。そのうち、繊維の専門商社は、明治期以降、原糸、棉花、洋反物(西欧製布地)等の輸入業を中心に成長した企業だが、現在は、国内外の糸、織物(テキスタイル)、製品までを含め、繊維やファッション製品全般を専門に扱う商社を指す。専門商社の代表は、伊藤萬、田村駒、豊島など。
