レトロスペクティブ:retrospective
懐古的、回顧的の意味。略して「レトロ」。ファッションでは、特にレトロ・ファッション、ノスタルジック・ファッションともいう。
昔のスタイルをリヴァイバル(リバイバル、復刻・再現)させたもので、レトロな雰囲気といえば、いつかよく見かけた雰囲気、懐かしい雰囲気のこと。レトロ・ファッションの例は、グラニーズ・ルック、1920年代ルック、1930年代ルック、1940年代ルック、1950年代ルック等。
古き時代のモードの懐かしむ懐古的な指向は、未来派と同様、いつの時代にもある。
20世紀のファッションは、上記のように年代ごとにパターン化されうることが多く、ある程度デザインが出尽くした1970~80年代にかけて、レトロスペクティブ(レトロ)という用語が登場した。
なお、レトロ・フューチャーとは、最新のものなのにどこか懐かしい感じを与えるものの流行現象。例えば、ベルボトム・パンツやピタT等、70年代のまま再現するのではなく、ハイテク素材を利用して現代感覚にアレンジしたものなどをいう。ファッションだけでなく、車などにもいえる。
また、昔のスポーツ・ルックからヒントを得たファッションは、レトロ・スポーツ・ファッション。19世紀後半から20世紀初頭にかけて見られたゴルフ・スタイルやテニス・ルックなどが代表的で、トラッド・スタイルの一つとしても取り上げられる。
さらに、レトロ・ヘア(レトロスペクティブ・ヘアスタイル)は、古き良き時代を思い出させるような特徴の髪型の総称。20年代のボブやシニヨンなどが代表。
