ラメ:lame
ラメはフランス語で、「金銀箔を飾った」の意。ファッションでは金糸、銀糸を織り込んだ一種の金襴をさす(金属糸が用いられることもある)。
ラメは、切箔や金銀糸、あるいはそれらを材料にした織物、編み地、その他服地の総称と、適用範囲が広い。
織物としては紋柄がメイン。組織は平織り、綾織り、繻子織り等々があり、昔はジャカード機で織られた。また、レースやニットもある。
ラメの金銀箔は切箔や平箔ともよばれ、金、銀、錫(すず)、アルミニウムなどの金属の箔を和紙に漆で貼り合わせ、細く切って糸状にしたもので、洗濯に弱い。
金属糸は練り絹糸、人絹糸等を芯にして、これに金属の切泊を螺旋状に巻き付けたもの。ポリエステル・フィルム、アセテート・フィルムにアルミ箔を接着したものや、アルミニウムをポリエステルに真空蒸着した切泊は軽くて製織しやすく、洗濯にも耐える。70年代以降はこの手のものが主流になった。
ブロケードや日本の錦に比べ、しなやかな手触りがあり、イヴニング・ドレスに用いたり、ドレスの一部分に装飾として使うことが多い。
古くは、聖職服、古式儀礼服などによく使われた。和服ではあらたまった感じの帯などに使われてきた。
豪華な感じがするので、これまで欧米圏ではフォーマル・ウェアや舞台衣装に多用されてきたが、1967年頃から新しい素材を用いた宇宙ルックが流行し、セーター、スーツ、ストッキングなどにも取り入れられるようになった。以後、ラメのメタリックな素材感は昼の婦人服にも着用されたり、トリミングや袋物などにも使われたりしている。
