オーデ・コロン:eau de Cologne
オーは水、コローニュはドイツのケルンのフランス語読み。オーデコロンは「コローニュの水」の意となる。
フランス語ではオー・デ・コローニュ、日本語ではオーデコロン、コロン。英語ではオー・デ・コロン、またはコロン水(cologne water)やコロン。
オーデコロンは、アルコール性の芳香油や植物の芳香をつけた蒸留水のことで、化粧水、つまりオー・ド・トワレに属す。芳香性化粧品(フレグランス)の一種で、アルコール純度は75~80%、香料濃度は3~5%と、香水やオー・デ・トワレよりも少なく、香りの持続時間も1~2時間と短い。
オーデコロンはフレグランスの中で香りが最も軽いため、多量に用いるものとされている。夏場に汗の匂いを防ぐため、肌につけたり、体を拭くときタオルや水に落として用いることが多い。また、スポーツや入浴後にたっぷりと全身につけたり、室内用香水として利用されている。
オーデコロンの語源と開発の歴史を簡単に紹介すると、語源については2説ある。
- 18世紀初頭、イタリア人ジョバンニ・マリア・ファリナ(ヨハン・マリア・ファリーナ)が、ドイツのライン河畔の街ケルン(フランス語読みがコローニュ)に移住し、数種の香料を調合し、ケルン水という化粧水を考案した。その後、1709年にケルン水がオー・ド・コローニュ(オーデコロン)に改名され、イギリスやフランスで人気を呼んだ。
- 17世紀または18世紀の初頭に、イタリア人のポール・フェミニがケルンの街で「驚異の水」とよあれるブーケ調の化粧水を調合し、その後フェミニの子孫、ジャン・マリー・ファリーナがフェミニの調合に手を加え、オー・ド・コローニュ(オーデコロン)として販売した。
いずれにしても18世紀初頭にイタリア人女性(両説とも名前が近似している)が開発・加工したものがヒットしたというのがきっかけのようだ。最初のオーデコロンは、イタリアの柑橘油(シトロンの一種ベルガモット)、ブルガリアのバラ油、ラベンダー油、ジャスミン油など8種の香料が調合されていた。
20世紀中葉以降、オーデコロンは初期のものと成分を大きく変え、香水と同じ香りのするものも多くなった。しかし、香水よりも手軽に使えるため、万能香水といわれる。香料濃度が低いので、フレグランスを初めて使う人にも適している。
商品情報
サイト内関連ページ
- 18世紀までの香水の略史 (ファッションの歴史)
- ストロベリーネット (ショールーム)
