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チノ:chino

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綿の持ち味を活かした、スポーティで活動的なムードをもつ綾織物。「チノクロス」とも呼ばれ、70年代辺りまでは「チーノー」ともいわれた。

綾目がよく整っており温雅な光沢があり、しっとりした手触り。色落ちしにくい染料でカーキや明るいベージュなどに染め、カジュアルな感じのスカートやブルゾンなどに使われる。軍服用生地が端緒で、近年は作業服地として使われることが多く、ユニフォーム、カジュアル・ウェア、ウェザー・コートなどにも利用されている。

コーマ糸を用い、経糸に36番の双糸、緯にそれより太めの24番の双糸の、3/1の右経綾に織り、シル、サンホ(サンフォライズ加工)を掛けて仕上げる。

用語の由来はやや複雑。英国マンチェスター製のこの生地がインド経由で中国に輸入され、第一次世界大戦期にフィリピン駐屯の米国陸軍が軍服地として買い付けたことが発端。チノはその調達地の中国を意味するスペイン語。欧米諸国の生け贄になった20世紀前半の中国の複雑な状況を反映している。

なお、チノは第二次世界大戦にも米国陸軍のユニフォームとなり、その後一般に普及した。

チーノーズ(chinos)は、チノで作られたスラックスのこと。防縮加工が施され、仕事着やキャンパス・ウェアに用いられる。

チノ・カラーは中国服の衿のことで高さは通常3.5センチ前後。チャイニーズ・カラーの名が一般的。

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