レック・ファッション:wreck fashion
レックは「破滅する、破壊する」の意。レック・ファッションは意図的に破損させたデザインや、ボロさを演出したファッションのこと。
わざと服を裏返しにしする(インサイド・アウト)、袖口や裾を解れ(ほつれ)させる、服の背中を切り裂いて中を見せるなどのスタイルが代表的。
レック・ファッションは規格化されたファッションへの対抗を基調にしているため、一見、アヴァンギャルドなスタイルという印象を受ける。
しかし、70年代にヨウジヤマモト(山本耀司)を中心とした日本人デザイナーたちが提唱した「ボロ・ルック」とは違い、ファッションにおいて明確な基準というものが存在しない現在では、レックやボロという要素は、進歩性を意味するのではなく、むしろ単調さを強調するもの、あるいは保守的なものとなる。
