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サテン:satin

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または朱子(=繻子;ともに、しゅす)。織物組織としての繻子織り、繻子織り織物のこと(柔らかい手触りと光沢で広く知られる)。

経糸か緯糸を、できるだけ平行にして、布地の表に織りだした織物で、経糸が表に多く出たものを経朱子、緯糸が多く出たものを緯朱子という。素材は、絹糸・綿糸・フィラメント糸(合化繊)などが使われる。

サテンの織物は、手触りが滑らかで、光沢に富んでいる。肉は、やや厚めなものが多く、優雅な雰囲気をもっており、ドレス、ブラウス、スカーフ、ナイトドレスを仕立てるのに適している。また、服の裏地、特にコートの裏地としても利用される。

朱子(繻子)は、サラセン文化の盛んな頃、中国からアラビアに渡り、12・13世紀頃、ルネサンス初期にイタリアに輸入された。そのころ、繻子の輸出港であった「Tzuting」の名が織物名として使われた。その後、アラビア訛りとイタリア訛りが混じり、現在の「satin」となった。

サテン・クレープは、朱子縮緬(絹織物)のこと。経に無撚りの糸を使い、左撚りの強撚糸と右撚りの強撚糸とを2本ずつ交互に緯入れして、経朱子に織り、しぼ出し精練して仕上げる。片面は朱子の光沢を表わし、他面は縮緬に見える。本来は絹織物だが、合化繊のフィラメント糸を用いたものも多い。平織のクレープとは違い、落ち着いた上品な光沢がある。

サテン・クロスは、朱子織物の総称だが、狭義では、細い梳毛糸を使った光沢のある朱子織物。特に、フランス製の上等な朱子織ウーステッド婦人服地をさす。27か30インチ幅に織り、仕上げの段階で光沢を出す。

サテン・ダマスクも、朱子織の織物。経綾の地に緯綾の組織でジャカード模様を表わすダマスクと称する織物あるので、これと区別するために、サテンの語を付している。

サテン・ドリルとは、朱子織にしたドリル(太綾)のこと。経に20番手の綿単糸、緯に14番手の太番の綿単糸を使って、5枚の経朱子に織った厚地の綿朱子で、晒かカーキか青に染めたものが多い。作業服やユニフォームなどによく用いられる。

サテン・バックは、絹織物、またはフィラメント織物の一種で、裏が経朱子、表が緯朱子の地に、経朱子やビロードなどで模様を出した織物。経に無撚りの艶有りの人絹糸(または絹糸。以下略)、緯に少し追撚りをかけた人絹糸か諸撚り(もろより)の人絹糸を使い、地の部分を1

  • 2の緯綾、模様部分を経朱子に織った織物。パレス風の地合いに、光沢の強い模様が現われて見える。裏の方が、光沢の強い経朱子の面積が広いことが多い。

    サテン・ボイルは、平織のボイル地に、細い朱子織りをストライプ状に配した織物。主に、夏向けの紳士用カッターシャツ地に用いられる。

    サテン・シャンタンは、業界の誤称用語。正確には、アンティーク・サテンのこと。

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