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プレタ・ポルテ:pret-a-porter

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すぐに着られる服(=既製服)を意味するフランス語。「用意できた」の意を表す「プレ」と「着る」を意味する「アポールテ」の造語。パリのアルベール・ランプレールが1945年にアメリカの既製服の業態を取り入れたときに初めて利用したのが用語の起源。

それ以前は、フランス語では既製服はコンフェクションとよばれていた。しかし、品質の悪い安価なイメージがあり、60年代以降に高級既製服を意味するものとして急速に普及した。同時に、高級注文服(=オートクチュール)の対語としても機能している。なお、英語の「レディ・メード」「レディ・トゥ・ウェアー」という語は高級感をもちにくく、プレタ・ポルテとは別の意味。

プレタ・ポルテを専門に手がけるデザイナーには、ジェラール・ピパール、クリスチャン・バイイ、ソニア・キリエル、ドロテビス、エマニュエル・カーン、カール・ラガーフェルドらがいる。また、オートクチュール部門からもデザイナーないしメゾンが参入しており、代表的なものでは、クリスチャン・ディオール、ピエール・カルダンらがいる。サンローランのブティック「サンローラン・リブ・ゴーシュ」(66年開店)、ロンドンの「ビバ」、ミラノの「フィオルッチ」なども60年代後半に大きな影響力をもった。

プレタ・ポルテが産業として急速に勢いを増したのは70年代であり、プレタ・ポルテ専門の企業や、そこで仕事をするプレタ専門のスティリストやデザイナーがクローズ・アップされはじめた。日本人では70年に高田賢三がパリにブティック「ジャングル・ジャップ」を開いている。また、パリ・コレクションは73年にオート・クチュールだけでなく、プレタ・ポルテの参加も認めるようになった(オート・クチュールは1月と7月、プレタ・ポルテは3月と10月)。このように70年代からは、プレタ・ポルテという呼称が一般化されたため、高級既製服のことをあえて高級プレタとよぶ場合もある。


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