こうすい(香水):perfume
フレグランス(芳香性化粧品)の一つで、香料をアルコールに溶かして作る。英語でパフューム(パヒューム)、仏語でパルファム(parfum)。
フレグランスは、アルコールの純度、香料の濃度、持続時間などから、香水、オー・デ・パルファム、オー・デ・トワレ、オー・デ・コロンの4種に分けられる。そのうち、香水は、アルコール純度や香料濃度が最も高く、99.5%と、純度の高い上質アルコールに、15~20%の割合で香料を溶け込ませたもの。よって、香りの持続時間も長く、5~7時間。また、香りとしても完成度が最も高く、まろやかで深みやコクがあり、値段も高い。
香水は、その香りから、花香香水と幻想香水に分けられる。花香香水(パルファム・ド・フルール)は、天然花精油をシュにしたローズ香水、ジャスミン香水のほか、合成香料をシュにしたヘリオトロープ香水などがある。幻想香水(パルファム・ド・ファンテジー)は、調香師のイメージを香りで再現したもの。花を除いた植物、鉱物、動物、天然現象、風俗、風景、地名、人物、情緒、音楽、絵画など、多様なテーマがある。
現代は、幻想香水が主流で、商品名にも魅惑的な連想を呼ぶものが多い。
たとえば、長く愛用されてきたものでは、
- ブルジョワ - ソワール・ト・パリ(パリの宵)
- エリザベス・アーデン - マイ・ラブ(私の恋人)
- ウビガンフジェール・ロワイヤル(しだの王)
また、日本でも有名な香水は、
- ダナ - タブー(禁じられた掟)
- ゲラン - ヴォル・ド・ニュイ(夜間飛行)
- キャロン - ナルシス・ノワール(黒水仙)
など。
ポール・ポワレ以降、高級衣裳店が売り出す香水(クチュリエ香水)も、20世紀の香水の歴史には大切。
たとえば、
- ピエール・バルマン - ジョリ・マダム(美しいご婦人)
- シャネル - No.5、No.22
- ピエール・カルダン - アマディス(スペイン騎士物語の英雄)
- ディオール - ミス・ディオール、ディオール・ディオール
- ジヴァンシー - ル・デ(サイコロ)
- ニナ・リッチ - レエール・デュ・タン(時の流れ)
- スキャパレリ - ショッキング
など。
香水は、ラテン語のフマーレ(fumare、煙らせる)が語源。また、同じくラテン語のペル・フーマム(per-fu¯mu¯m)が薫発を表わすことから、古代人は香木などの香料を焚いて香煙を用いていたことが分かる。
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