モードの世紀 > ファッション用語集 > ハ行のファッション用語 > 

パターン・メーカー:pattern maker

« 一つ新しい記事 | このページ | 一つ古い記事 »




パタンナー、パターンナーは和製英語。カタカナの表記上「パタンメーカー

  • パターンメーカー」ともいう。

    アパレル・メーカーなどで「型紙を作る人」のこと。基本的には、デザインの原型になるワンサイズ・標準サイズだけをつくり、サイズの展開はグレーダーが担うが、グレーダーのいない場合はパターン・メーカーが行なう。

    デザイナーのイメージしたとおりの服を形にするために実際の寸法を出していくのが中心的な仕事だが、これには相当な技術、感性、実務経験、総合的な知識が必要とされる。特に現在では、キャド(CAD)を中心にしたパソコン技術が要求されることも多い。

    また、製造現場との連携が必要とされる場合もあり、縫製仕様書、製造現場への指示書、チェック、品質管理、製品サンプルの作成などが主な仕事となる。

    アパレル業界におけるパターンメーカーの場合、社内でのポジションは各企業によって異なり、プレタポルテ型のマーチャンダイジング(商品化計画)の場合、ブランド別のチーフスタッフに配属されることが多く、百貨店のボリューム商品の場合、生産部門のスタッフに配属されるという具合。もちろん、どのポジションにいても、デザイナーの感性を型紙に表現する技術が最重視されることに違いはない(時にはデザイナーの感性を乗り越える場合もある)。

    服を着る需要側とデザイナーのみの供給側のバランスは、19世紀後半から20世紀前半の頃とは大きく異なり、20世紀後半以降、パターンメーカーの役割がとても大きくなっている。

    パターン自体は「衣服製作のための型紙」の意味で、工業用パターン、ホーム・ソーイング用の各パターン、セルフ・メイド用の各パターンなどがある。セルフ・メイド用は日本の洋裁学校が開発したものである。また、「模様、柄」の意味もある。

    なお、フランス語の「モデリスム」に近い意味があるが、それを担うモデリストは、デザイン画から最終サンプルまでの製作工程全般をチェックする役割も担っていて、パターンメーカーよりも広義。もっとも、製造現場との連携が重視される場合は、モデリストとほぼ同義になる。


    サイト内関連ページ

      関連リンク

    •