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ネオ・クラシック:neo-classic

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フランス語では「ネオ・クラシシスム」。「新古典主義の」の意で、18世紀後半~19世紀初めにかけて、広くヨーロッパを風靡した芸術様式。

ネオは「新」「後期」の意で、クラシックは、古典主義、つまり、古代ギリシャ、ローマ的な様式を指す。時代的な背景としては、18世紀に、古代ローマの遺跡、ヘラクラネウム(1738年)、ポンペイ(1748年)などが相次いで発掘されたことが大きい。それまでのロココに代わった支配的な芸術傾向。

ファッションでは、フランス革命後に流行した、簡潔で清楚なディレクトワール・ドレスや、類似のエンパイア・ドレスがその典型(「ナポレオン一世の戴冠式」で有名な、J=L・ダビッドの「レカミエ夫人」の着ている透ける白いモスリンのハイ・ウェストのドレスなど)。

ブランドでは、1965年前後のミニスカートを皮切りに、アンドレ・クレージュらを中心にした幾何学的、建築的な造形感覚や、宇宙時代的感覚へとエスカレートする傾向が目立った。この時、ネオクラシックは、このような超現代的なファッションの流れに対抗した、充分な装飾性と手の込んだデザインに象徴される古典的な服装への憧憬として現われた。

もっとも、ネオ・クラシックは、単なる懐古趣味ではなく、あくまでも衣服の今日的な新しい感覚も含み、古典的な良さ、美しさを現在に再生しようとするものである。

なお、芸術のさまざまな分野で、古典的なモチーフや、廃墟が主題となった。そこでは、冷たいまでの完成された構築美が体現されている。

絵画では、先述した、J=L・ダビッドがいる。彼は「ホラティウス兄弟の誓い」でネオ・クラシックを確立したといわれている。また、建築では、ピラネージ、ルドゥー、クルーたちが、むき出しの構造をみせ、彼らの作品は、1990年代に注目されたポスト・モダン建築との強い繋がりがある。

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